6月5日投開票の沖縄県議会選挙(定数48)は、翁長知事与党が議席を伸ばして勝利した。選挙前は与党が23、野党は16、中立6、欠員2と議長1だった。これが与党27(共産6社会6社大3無所属12)、野党15(自民14無所属1)、中立6(公明4お維2)となった。
宜野湾市長選では翁長知事側は苦杯を喫したが、宜野湾市区でも勝利した。米軍属による殺人事件に対して、自民党は街灯を増やすなどのごまかしに終始していることへの批判がこの結果となった。『琉球新報』が5月31日6月1日におこなった世論調査で、事故防止策では「全基地撤去」が42・9%、「基地の整理縮小」が27・1%、海兵隊については「全面撤退」が52・7%、「大幅に減らすべき」31・4%、日米地位協定については「改定・撤廃」が83・8%となっていた。これまでとは明らかに違う県民世論だ。安倍内閣の辺野古新基地建設など入り込む余地はない。
沖縄県民の4年に一度の意思表明を新聞は報じたが、テレビは無視した。NHKはもとより他局のニュースでも選挙結果を報じない。統一地方選とは時期が異なる東京都議選はテレビはしゃかりきになって報じてきたはずだ。なのに沖縄県議選はなぜ無視するのか。こたえは明らかだ。安倍政権に配慮しているのだ。これを放送したら、参院選への衝撃、影響が大きすぎるので、握りつぶしたのだ。テレビはジャーナリズムの看板を下ろすのか。
権力が恐れる沖縄県議選の結果を広めなければならない。
宜野湾市長選では翁長知事側は苦杯を喫したが、宜野湾市区でも勝利した。米軍属による殺人事件に対して、自民党は街灯を増やすなどのごまかしに終始していることへの批判がこの結果となった。『琉球新報』が5月31日6月1日におこなった世論調査で、事故防止策では「全基地撤去」が42・9%、「基地の整理縮小」が27・1%、海兵隊については「全面撤退」が52・7%、「大幅に減らすべき」31・4%、日米地位協定については「改定・撤廃」が83・8%となっていた。これまでとは明らかに違う県民世論だ。安倍内閣の辺野古新基地建設など入り込む余地はない。
沖縄県民の4年に一度の意思表明を新聞は報じたが、テレビは無視した。NHKはもとより他局のニュースでも選挙結果を報じない。統一地方選とは時期が異なる東京都議選はテレビはしゃかりきになって報じてきたはずだ。なのに沖縄県議選はなぜ無視するのか。こたえは明らかだ。安倍政権に配慮しているのだ。これを放送したら、参院選への衝撃、影響が大きすぎるので、握りつぶしたのだ。テレビはジャーナリズムの看板を下ろすのか。
権力が恐れる沖縄県議選の結果を広めなければならない。
わたしが新聞は1面で報じたのに、テレビが沖縄県議選を報じないのは、その政治的影響力を封じようという狙いが働いたと言っているのです。
東京都議選は統一地方選ではありませんが、重大事件として報道されました。沖縄も参院選直前ということでこれに影響を与えるものと注目されていました。だから安倍政権幹部があいついで沖縄入りをしていました。政治的意義は重大だったのにあえて無視したところに、逆にこの報道姿勢に政治問題がひそんでいることを指摘したのです。お分かりただけましたでしょうか。