参議院本会議での安倍首相の逃げの答弁。彼はみごとに逃げおおせたと悦に入っていたことだろう。本会議は予算委員会のように一問一答のやりとりがなく、言いっぱなしなので、逃げは可能だ。だが、これで12月から正月は枕を高くして寝られると思ったらおおまちがいだ。一安心するのもつかの間だ。通常国会が始まると予算委員会は開かないとはいかない。
ジャパンライフの山口隆祥元会長は安倍お友達だったに違いない。山口自身が安倍から招待を受けたと自慢して、それを2000円億円のだましの商売の道具として使っていた。どれだけの人がだまされて老後資金を失ったことか。被害者は7000人。山口の宣伝物には、しっかりと安倍首相ご招待の動かぬ証拠「60」が印刷されている。さらにこれにとどまらず、共産党大門参院議員に消費者庁の内部資料がとどけられた。ジャパンライフを立ち入り検査するかどうかを検討する会議で180度の方針転換、立ち入り検査否定の決定をした。その文書には、「本件の特異性」「政治的背景による余波懸念」と書かれ、明らかに安倍案件であることをうかがわせる。そして文書は「要回収」とされていた。だが要回収文書が提供されたのだ。安倍首相が安心して寝られそうもない。
共産党宮本衆院議員の資料要求があった5月9日、要求が届いた1時間後にシュレッダーで書類を裁断した。電子データも破棄した。安倍首相はシンクライアント方式ゆえにサーバーのデータを破棄したあと一定期間過ぎると復元は不可能だと答弁の結論部分で言った。ところが今日、バックアップデータは8週間残っていたことを菅官房長官は認めた。すなわち7月まで残っていたのだから宮本議員の要求に応えることができたのだ。たまたま破棄したから提供できないのではなくて、提供したくないただそれだけのために破棄し、屁理屈をこねたのだ。
安倍政権の国会侮辱、民主主義破壊は極に達した。辞めさせるしかない。
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