山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

志賀高原便り・3 ポールスキー

2013年03月04日 23時52分15秒 | Weblog
 志賀高原でツアーを渡り歩いたのははじめて。3月2、3日とサニー・プロスキースクールのジャイアントスラロームのポールレッスンに参加した。ポールレッスンも初めての体験だ。
 このレッスンはSIA(日本職業スキー教師協会)デモンストレーターの藤本剛士さんの指導による。梅嵜憲明校長も指導に当たってくれた。参加者の多くは各地の競技に出ている人たちだ。1、2週間のちには、神田正輝杯の競技会が志賀高原である。これも話題になっていた。わたしが、「なんで神田正輝杯なんですか」ときいたら、神田さんは若いころスキーの指導員をしていたとき、スキーに来ていた石原裕次郎に見いだされて俳優になったそうで、いまでもその縁でレースを応援しているそうだ。今シーズンだけでもポールレッスン7回目という人もいた。その人はスピード、切れ、安定感とも最高だった。日本では一人ではポールの練習ができないので、このスクールはありがたい存在だ。
 藤本さんがドリルでポールの設定をし、みんなでポールを刺し、フラッグをつけ、さっそく練習だ。場所は1日目が一ノ瀬ダイヤモンド、2日目は一ノ瀬ファミリー。1日目は濃霧と猛吹雪で旗門があまりよく見えない。2日目は天候回復。午前午後で旗門設定を変える。藤本デモはもちろん、このレッスンの常習者はスキー板が雪面に吸い付くように、切っていくスキーをする。わたしは前半のやや急なところはガタガタとズレをおこした。藤本さんは下で見ていて、ひとりひとりに指導する。わたしの滑りを見ていて、靴の調子が良くないと昼休みにカント調整をしてくれた。「靴の中で足が動くでしょう、もっとピタッとくるものでないと運動が伝わらない」と、やや余裕のある靴を使っていることまで見透かした。旗門で一気にスキーを回さない、フラットな状態をつくらず緩い孤と孤をつなぎ、たえず切っていく、腕をもっと前へ突き出す、肩甲骨が広がるくらいに、外の腕で抑える、もっとお尻をおとす、何度も踏まず一度で決めるなどなど、一瞬の動きも見逃さず指導してくれる。一人ひとりのレベルに合わせての指導だからその指導力は大したものだ。
 2日目の最後から3本目、梅嵜校長がスタート地点で、「腕をもっと前へひじを伸ばして」と注意してくれ、気合をいれて飛び出した。わりとピタッときたなと思ってゴールしたら、藤本さんが、手をたたいて「今のはよかった、最高」と言ってくれた。うれしかった。このとき1回だけだったが。
 競技スキーは入門編とはいえ、疲れた。スピードが要求されるので、遠心力に抗する力、固い雪面からの反発力は相当なものだ。腰の痛みが出たのはこれまでなかったことだ。入り口をのぞいただけだが、ポールスキーの魅力は大きい。
 
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