山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

米軍は沖縄県の要請を無視して飛行つづける

2018年01月11日 13時03分22秒 | Weblog
 米軍普天間基地所属のヘリが1月6日、8日に相次いで不時着した問題で、沖縄県翁長知事が全機種の飛行中止を要請したにもかかわらず、米軍は、当該機も含め通常通りの訓練を続けている。不時着程度で何を文句言うのかという態度だ。だが事故はこれからも必ず起きる。
 小野寺防衛大臣がハワイを訪れ、太平洋司令官に「住民の安心のため安全な航行をお願いしたい」と県民の願いとはかけはなれた「お願い」をした際に、ハリス司令官は、「一番近い安全な場所に降ろす措置に満足している」と答えたそうだ。16年12月の名護市の海岸にオスプレイが墜落した時もニコルソン4軍調整官は「住宅上空を飛ばなかったことを感謝されるべきだ」と述べていた。
 米軍の本意は、結縄県民に対して、墜落、不時着を悪いとは思っておらず、住宅地を避けたことだけでもありがたく思えということだ。今回の「満足している」発言も、これは部下に対する上司の発言であって、小野寺防衛相もまったく部下扱いだ。悪いとは思わず、責任も感じず、沖縄占領時代と変わらない意識だ。これにまともにぶつかり正そうとしない日本政府の姿に、心の底からの怒りと悲しみを覚える。翁長知事が言うとおりだ。
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