偶然、テレビをつけたら、知り合いの青木さんが大写しになっていた。小西さんも登場し、今年春の定時制に入学志願者が大幅にあふれるという異常事態についてとりあげていた。高校教育の最後の砦、最後のセーフティネットの定時制が大幅削減され、さらに橋下知事が私学助成を削減したため、おりからの不況・リストラの嵐のなかで、定時制に殺到するという異常事態が生じた。本来ならありえないことだ。番組のなかで、去年夏、知事と高校生との話しあいも一部紹介された。私学助成が削られたことなどを生徒が訴えたのに対し、知事が、面倒を見てもらえるのは中学まで、この世の中は自己責任の世の中だから、文句を言うなということを力説していた。
番組では、西淀川のNPOの子供センターの活動も紹介していた。家庭環境、学力、人間関係で困難をかかえるこどもを支える活動をしている。このような組織がたくさん必要だ。
小西さんは、今、世の中、企業ばかりか、教育においても「あそび・ゆとり・ため」がなくなっている、政策的になくされていることを批判していたが、まさにその通りだ。雇用は派遣におきかえ、ぎりぎりまで絞る、教育でも定時制さえも半分にへらす。その基本思想が自己責任だ。この思想は、社会を破壊した人間が、その被害を受けた人に、上から説く説教だ。「自己責任!・努力した人がむくわれる社会!」これが合言葉だ。だが、努力してもむくわれない人がこれほどあふれている社会はこれまでみたことがない。
良心的な番組だった。(09・7・20)
番組では、西淀川のNPOの子供センターの活動も紹介していた。家庭環境、学力、人間関係で困難をかかえるこどもを支える活動をしている。このような組織がたくさん必要だ。
小西さんは、今、世の中、企業ばかりか、教育においても「あそび・ゆとり・ため」がなくなっている、政策的になくされていることを批判していたが、まさにその通りだ。雇用は派遣におきかえ、ぎりぎりまで絞る、教育でも定時制さえも半分にへらす。その基本思想が自己責任だ。この思想は、社会を破壊した人間が、その被害を受けた人に、上から説く説教だ。「自己責任!・努力した人がむくわれる社会!」これが合言葉だ。だが、努力してもむくわれない人がこれほどあふれている社会はこれまでみたことがない。
良心的な番組だった。(09・7・20)