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エレベータ-

2012年04月01日 | マンション管理
新聞記事に・・・

「エレベーターって安全?」という記事がありましたので抜粋でご紹介。


日本エレベーター協会によると保守点検されている国内の台数は、約67万台。

製造会社は約100社。年間7千から2万6千台のペースで増加しているとか。



エレベーターの原理はといえば・・・大半を占めているのは『ロープ式』

モーターで巻き上げ機を回し、人が乗るかごを、重りと釣り合わせながら

上下に動かす仕組み。



以前は、巻き上げ機や制御盤を収める機械室が屋上などにありましたが、

機器の小型化により、98年に機械室不要が国の認可とされたそうです。



では、エレベーターの安全性は?といえば・・・

例えばⅠ・・エレベーターの制御盤が壊れて暴走しても、定格速度の1.3倍に達すると

自動でモーターの電源が遮断される仕組みになっているそうな。


例えばⅡ・・・人が乗るかごを支えている数本の銅製のロープがすべて切れてしまう

想定外の事態か起きても、かごの下にある非常止め装置が働き、

かごを運ぶレールを強制的に挟み込んで、ゆっくり止まる仕組みだそうな。

でも・・・それでも落下したら、底部の緩衝器が受け止めるそうです。





では、設置する台数はどういう風に決めるのかといえば・・・

例えば・・・通常のビルの場合、

多くの人がエレベーターに押し寄せるピーク時の人数を想定し

5分間でその人数の11%から25%(住宅は5%)を運べるようにしているとか。


待ち時間(運転間隔)は30秒から40秒が目安。

ということは・・・いつも40秒以上待たされるビルは、

管理者がケチって台数を少なくしたか、あるいはピーク時の想定が甘い?らしい。


開業する東京スカイツリー。

こちらのエレベーターの長さは、国内最長466メートル。

第1展望台までの約350メートルを約50秒で駆け上がるそうです。(超早っ・・)



商業用ビルでは待ち時間が少なく、早いにことたことはありませんが・・・


では、分譲マンションではどうでしょうか?


さっきの数字で試算してみると・・・1棟50世帯のマンションで1世帯の家族数4名だとすれば

そこで暮らす総人数は、50世帯×4名=200名。

ピーク時の人数を、総人数の1割だと仮定すると・・・ピーク時人数20名。

20名×5%で計算すると・・1台のエレベーターがあれば適正ということでしょうか?

(う~~ん、こういう計算?)

確かに1棟50戸で1基・100戸で2基のエレベータ数のところが多いような気もします。



でもね・・・分譲マンションによっては、そんなにエレベーター数必要?

なんてマンションもお見かけします。


何故なら、エレベーターって結構、金食い虫なんですね。

月々のメンテナンス料金もばかになりませんが・・・

長い目でみると・・・機械物劣化した時の費用も結構かかるものです。


金食い虫のワーストワンが、機械式駐車場だとしたら、

エレベーターは、ナンバーツー位には匹敵するしろものです。

お気をつけください。


上部に暮らす方と、下部に暮らす方・・仲が最悪のマンションになってくると。

エレベーター修理工事は、不要だ~。使う頻度で精算しろ~と聞こえてきそうです。



購入される際には、「長期修繕計画書」← ここも要チェックです。


と・・・今夜は、夜から活動の日。

もうマンションのお仕事って結構、土日。夜なんですよね~。

そろそろお花見もできそうな日よりなのに・・・ため息

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