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認知症テスト

2019年04月18日 | その他
世の中・・・認知証、にんちしょうとよく目にしますよね。

介護認定を受ける時、市役所から認定調査の方が来られます。

その際には、3つ物を提示され

後で何があったかお尋ねしますので、覚えておいてくださいねと言われます。

これも認知度を見る調査の一つですが。


よく知られている方法として「長谷川認知症スケール」があります。

名前の通り、長谷川和夫さんが、1974年に考案したもので、

1991年に、改訂版が作成され、現在も広く使われています。

9項目で構成され、30点満点中20点以下であれば、認知症の疑いとされています。


とは別に、もう少し詳しい検査として「MMSE評価」というものもあります。

「MMSE検査」とは、「ミニメンタルステート検査」の略名で、

1975年に、アメリカのフォルスタインさんらによって考案されました。


どんな評価方法かというと。

MMSEとは、認知機能の中でも言語的能力や図形的能力(空間認知)を含め

簡易に検査できる満点で30点のテストで、11つの検査から構成されています。


それぞれの項目に時間の見当識、場所の見当識、即時想起、

注意と計算能力、遅延再生(短期記憶)、言語的能力、

図形的能力(空間認知)といった7つの認知機能を評価するために

重要な要素が含まれており、

30点満点中、22~26点が軽度認知障害の疑い、

21点以下が認知症の疑いとされています。


例えば・・・今日は何日ですか? ここはどこですか?

私が言う言葉を繰り返してください。

100から順に7を繰り返し引いてください。

さっき、私が行った言葉は何ですか?

時計を見せながら「これは何ですか?」

右手にこれをもって折りたたんでください。

この図形をそのまま書き写してください。というような事を行います。

(本当はまだまだありますが・・・この辺りで省略)


では・・・長谷川式認知症検査とMMSE検査は何が違うの?かいうと。

テストの内容は似ていますが、口頭で答えるだけの長谷川式に対し、

MMSE検査は、紙を使用して、「右手にこの紙を持ってください」

「それを半分に折りたたんで下さい」「それを私に渡してください」という指示や、

「何か文章を書いてください」「次の図形を描いて下さい」といった、

動作を必要とする項目が4問ほどあるという違いがあります。


認知症と言っても種類がいろいろあるという事は以前のブログで記載したことが

ありますが。アルツハイマー認知症かどうか簡単にわかる方法として

時計の絵を書いてもらうという方法があります。

アルツハイマー型認知症の方は、時計の数字が正しい位置に来ない。

長針と短針の整合性がない絵を書かれるそうです。


認知症は早めに発見し、進行を遅らせる薬を飲むといいと言われますが、

認知症専門医にきちんと診断をしてもらうことが大切です。

と言うことで、最近は脳神経外科ですとか。

認知症外来がとても患者さんが多いです。


認知症への対応を理解するものとして、認知症サポーター講習を受講されるのも

いいですよと・・・今日はこれでタイムアウトです。ではまた・・
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