西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

物欲・・万年筆のインクの話

2012-03-29 17:01:06 | 日記
あの~最初にいっときますが、字が汚いとか間違っているという突っ込みは無しで読んでください。

私は万年筆が好きで8~9本持っています、好きになるとインクはカートリッジ(万年筆専用の簡易型インク・・誰でも知っているって)から、コンバーター(インクビンから吸い込むタイプ)が好きになります(ペン先を洗うのも便利だし)。
必然的に色々なインクをためしたくなり、インク物欲が沸々とわき起こります。
ということで、いつも小遣いにピーピー言っている私でも、今はこのくらい持っています。


ちなみに左側にあるガラスのが「ガラスペン」です、小樽で買いました。

さて永遠の青年である私は(・・何かとんできた)、書いたものが永遠に残ることを希望しています(恥を末代までさらすことか・・と言う突っ込みが)。

ある時万年筆でファイルの表紙に書いた文字が、薄くなっているのに気づいたのです。
「アレッ?万年筆のインクは万年もつんじゃないの・・」って思った私は大実験を敢行したのです。

つまり、インクは経年性(光に)強いかどうかを試したのです。
2枚の紙に同じように書いて、一枚は日の当たる窓に張り、一枚は光の当たらないよう封筒に入れ机の引き出しに保管しました。
その二枚を比較するのです。
ではいよいよ


これが封筒に入れた奴です、2/5と3/6・15に書いています。
印象としては書いたときとほとんど変わらない感じです。

さて光に当てた奴はどうなったか
じゃジャジャン


書いてある順序は同じです。
・パーカーのブルーブラック・・・薄くなっている
・イカスミセピア(本物のイカスミでつくったインクです、とっても高価)・・・ほとんど変わらず
・パイロットブルーブラック・・薄い
・パイロット山栗・・色味が変化したけど、残っている
・パイロットブラック・・残っている
・セーラー極黒・・残っている
・パイロット月夜・・色味が変わったけど、残っている
・シェファーラベンダー・・消えた
・シェファーブルーブラック・・薄い
・セーラー青墨・・残っている
・プラチナブランセピア・・残っている

ちょっと残念だったのは、公文書にも使えると言われていた、ブルーブラックの惨敗です。
定評のあるパイロットでさえ、ダメでした。

当然のように良かったのは「顔料系」の極黒・青墨・イカスミセピア・ブランセピアでした。
顔料なので万年筆を選ばないと(同メーカーのか、壊れても惜しくない奴)怖いですが、末代まで残すならこれらですね。

ホーツと思ったのが、新しく開発された染料系インク山栗・月夜はしっかりと残っていました、水には弱いけど色の種類が多く、かつ消えにくく、万年筆に優しいのでおすすめですね。

外国製は(といって3種類ですけど)全て、無惨な結果でした。
特にラベンダーなんて、なんて書いたか判別さえできないほどです(書いたときはきれいで、そのうち消えるので、秘密のラブレターなんかには良いでしょうけど)

ホント暇だなtoshiroは、と言う貴方、何事も探求しないと済まないのが私の性格なのです(他のことを探求しろ・・と言う声が)

西都モノクロームphotoーソウルー

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする