こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

学校訪問・・・中学校の門をあけるのは誰?

2011-07-27 21:20:19 | 市政&議会報告
6月議会前に市内8校の小学校を、日本共産党の3人の議員団そろって訪問させていただきました。私以外の2人、M下議員、H口議員はともに、この4月選挙で初当選のフレッシュ議員ですので「初めまして」のご挨拶もかねての訪問です。

どこでも校長先生が、貴重な時間をさいて応対してくださいました。
そしてどこでも、校長先生がきめ細かく暖かく子ども達を見守ってくださっていることを感じ、嬉しく思いました。
廊下ですれ違う子ども達とも、とても親しく声をかけあっておられました。
私たちの子どもの頃のイメージでは「校長先生」といえば、近寄りがたい存在だったように思います。時代の流れを感じます。
その一方で、校門が閉ざされ「御用の方はいインターフォンで・・・」というのは、私たちの子ども時代にはなかった姿です。学校というところは、いつでも誰でも出入り自由。校庭の隅っこでおばあちゃんと小さな子どもが遊んでいたりしたのではなかったでしょうか?

「不審者の侵入を防ぐ」ために、門に鍵をかけたり監視カメラを置いたりしなければならないのは残念なこと。

しかし、そうして子どもたちの安全を守ることが必要になっってしまったことも現実です。

2001年6月8日、大阪教育大学付属池田小学校でおきた児童・教員23人が殺傷された凄惨な事件、その後、学校の安全管理が大きな問題となりました。
2005年度から、府と市の予算で学校門前の安全・見守りの「校門見守り員」がおかれ、泉大津ではシルバー人材センターに委託されてきました。

ところが今年度から大阪府が学校安全対策交付金を廃止、そのため大幅に時間が減らされ、朝の7時から9時までとなっています。

全小学校を訪問する中で、あらためて「校門見守り員」の方々が果たしてきた役割の大きさを痛感しました。単に不審者進入への抑止力だけでなく、理由があって遅れてきた子どもへの対応や、学校に出入りする業者などへの対応、下校時の子どもたちを交通事故から守る・・・など、学校と地域をつなぐ「学校教育の下支え」の役割を果たしているとして、6月議会でM下議員は「人の出入りの多い朝の時間帯の円筒や下校時間の復活」を求めました。

答弁では「今年度最終の緊急雇用基金事業の活用で校門見守り員も兼ねた学校サポーター事業を下半期で実施することを協議中」とのこと。「必要と認めるからには来年度以降も継続を」と、要望しました。

6月議会前には訪問できなかった3中学校を今、順次訪問しています。
26日は誠風中学校を訪問。いろいろお話を伺いました。ところで、小学校では「朝の開錠と登校時の見守りの7時から9時まで」の人員配置だけはありますが、中学校にはそれさえないとのことです。

では、誰が朝の開錠をするのか?
教頭先生が、毎朝7時に出勤して鍵をあけるのだそうです!!
学校というところは、出入り口がたくさんあります。
7時に出勤した教頭先生は、何時に門を出られるのでしょう?

明日は、我が家の3人の娘達が通ったなつかしい小津中学校の訪問です。





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