こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

市の「総合計画」策定を市民参加で・・・・一般質問報告①

2013-03-06 19:11:31 | 市政&議会報告
今日の一般質問でまず第一に取り上げたのは、市の「総合計画・基本構想」の策定について。
現行「第3次総合計画」は、「おおむね10年間」の計画として2001年に策定された。
つまり、とっくに「賞味期限切れ」。

現行計画を策定したときには、「基本構想」は議会の議決事項だった。
3年余りかけて、市民アンケートや市民からの提案募集などして、審議会に諮問、答申を受けて議会で議決した。
その後、地方自治法改正により、「総合計画」策定は自治体の判断で「作っても作らなくてもいい」ものとなった。

昨年の6月議会で前市長のもとで「目標年次を過ぎた『総合計画』見直しをどうしていくのか」質問した。
「法的な根拠がなくなっても、中長期の行政の指針として『総合計画』は必要」といいながら、「今年度中に新たな計画を示す」との答弁だった。

市民参加の市政は、「計画策定段階からの市民参加」があってこそできるもの。
そう考えると、昨年の6月、「今年中に示す」と言われた時に「いったいどんな計画を示そうとしているんだろうか?」と思った。
「総合計画審議会条例」があるが、「審議会にも諮問しない」と言われた。


市長の「所信表明」で述べられた市政運営の柱のひとつは「地域コミュニティの再構築」。
「地域コミュニティ」とは、市民がつくるもの。市民の意思と願いに基づいた参加があってこそできるものと思う。

「団塊の世代」が定年退職後、地域に帰ってくるタイミングでもある。様々な経験、知識、能力を持った方々が「地域」で活躍し、支えあう街づくり。
そんな市政とまちづくりをイメージすると夢が広がる。

その実現のためにも「市の将来ビジョン」を市民と職員が一緒になって練り上げ作るプロセスが大切だと思う。
そうしてこそ「作る意味」があると思う。

「市民参加」で作ると本当にいいものができるという経験について、きょうの質問のなかでもふれた。
今、進行中の都市計画道路「南海中央線」の整備だ。半世紀前の都市計画決定があるものの、4車線の自動車道路が必要だろうか?と私は疑問に思い、何度か見直しを求めてきた。
都市計画決定に基づき国の補助金を活用してきた道路整備であり「見直しは極めて困難」と繰り返し答弁された。
「都市計画マスタープラン」策定のワークショップに参加した市民の皆さんが、「道路」のあり方に着目し議論を重ね、「歩道と植樹帯の拡幅」を提言された。
「ほとんど不可能」というニュアンスで「極めて困難」と答弁された当時の部長さんが、市民の提言を「重く受け止める」と答弁された。
そして今、今年度完成予定の道路は「暫定2車線」の道路として整備されようとしている。
市民の皆さんの率直な思い、それを受け止める職員の皆さんの努力。
「市民参加」を名ばかりにせず、ていねいに積み上げて「わが町」を作っていきたいと思う。

きょうの市長答弁では、新たな「計画」を作っていくことの必要性と、「計画策定への市民参加」の重要性についても改めて確認された。


昨日と今日で、14人の一般質問が終わった。
明後日から予算委員会が始まる。
頭を切り替えて、「予算書」と格闘しなければならない。
・・・なので、一般質問の報告は、きょうはとりあえずここまでです。

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