Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

亀山御坊本徳寺(2016年11月6日参拝)

2016年12月05日 | 仏閣
男山三社から亀山御坊と呼ばれる本徳寺へ。

ここは伽藍が立派なんで参拝することにしました。
楽しみ。


所在地:兵庫県姫路市亀山324
宗派:浄土真宗本願寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建:永正12年(1515)
開基:蓮如上人
開山:空善上人



【縁起】
蓮如配下の空善が飾磨郡英賀の英賀城下に本堂を開山したのを始まりとする。

その後、在地の勢力である播磨三木氏の庇護のもと発展したが、
天正8年(1580)の豊臣秀吉の三木通秋の守る英賀城攻めに先立ち、
戦火を避けるために秀吉に寄進された亀山へ移された。

現在の伽藍の一部は英賀から伽藍等を解体し亀山へと移したものという。

慶長7年(1602)に浄土真宗は東西に分裂。
当寺は姫路城に入った池田輝政の政策の下で本願寺派に属した。

池田氏に代わって本多氏が姫路城主になると、
元和4年(1618)に真宗大谷派が当寺から分立し姫路城下の船場へ移った。

その後亀山は播磨国における本願寺派の根本道場として発展することになる。
江戸時代には西国総録所として傘下に380余の寺院を擁した。

明治時代以降は本願寺派の別格別院となり、
戦後は同派由緒寺の扱いとなって現在に至る。



【大門】


嘉永年間(1848~1854)に建立されたもの。

さすが亀山御坊と呼ばれるだけあって、
とても立派な真宗寺院らしい門です。

大門前に無料駐車場がありました。


【北門】


これは通用門みたいなもんです。


【太鼓楼】


これも真宗寺院でよく見るタイプの太鼓楼ですね。

寺伝によると天正8年(1580)に建立されたもので、
姫路城から移築されたという説もあり。


【書院】


ここは見学出来ないようでした。


【本堂】




見事な本堂です。

元文3年(1738)に建立されたもの。

堂内から雅楽の音が聴こえてくる。
そっと扉を開けてみると何やら行事が行われていた。

どうやら毎年11月第一日曜に行われる麗姫会報恩講・追弔会で、
とても堂内に入れる雰囲気では無い。

今回はタイミングが悪かったので外から参拝を済ませました。


【新撰組入刀痕跡柱】


新撰組が来ていたのね。

私は戦国時代が専門なんで、
幕末の新撰組は全く興味が無いから知らなかったよ。


【境内】





【茶所】



【鐘楼堂】



【経堂】


享保11年(1726)に建立されたもの。

とても立派な経堂ですね。


【中宗堂】


蓮如堂とも呼ばれ、蓮如上人が祀られていました。


【浄華堂】



本堂内陣に入れなかったのが心残り。

またいつの日か訪れましょうぞ。


ちなみに参拝記念証という名の御朱印が三種類いただけます。

しかし、浄土真宗本願寺派だから無いと思いこんでいたので、
今回はいただいておりません。

http://k-hontokuji.com/information/sanpai-kinensyo/