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「第17回水戸短編映像祭」@水戸芸術館

2013年09月23日 07時47分32秒 | 水戸芸術館
「第17回水戸短編映像祭」@水戸芸術館
9月21日[土]~ 9月23日[月]

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「第17回水戸短編映像祭」が水戸芸術館演劇ホールで、9月21日から二三日までの日間開催されている。今日は、コンペティション部門の上映と審査結果の発表及クロージングパーティで今回のフィナーレ。
僕は、初日のAプログラム『黒薔薇の館』を観た。
本年(2013)、没後十年を迎えた水戸市出身の深作欣二監督の異色作。
主演は若き美輪明宏と田村正和。
撮影は水戸出身で日本映画史上屈指の名キャメラマン川又昻。
1969 年の松竹株式会社 作品。
今では、殆どの作品がDVD化されているが、この作品は未だフィルムのみ。
スクリーンに映る線や傷など「映画を観ているな」という時間が在った。

主演は若き丸山明宏(現・美輪明宏)が妖艶な演技を見せている。
江戸川乱歩原作の舞台劇『黒蜥蜴』が1968年大成功だったことを受けて、丸山主演の深作作品として制作された。
共演者は田村正和、小沢栄太郎、西村晃、室田日出男、川津祐介、松岡きっこ等、懐かしい顔の芸達者揃い.セリフを含め、舞台劇のようだ。
現在の妖怪のような美輪明宏と異なり、年齢不詳の容貌に少しくぐもった声色も相まってミステリアスな雰囲気を漂わせ、歌もうまく魅せてくれた。
横尾忠則がタイトルデザインだが、約50年前頃から、多くの人がマルチタレントぶりを発揮しはめた時代の雰囲気が在った。

上演後の約25分間、千葉真一さんのトークショウが有った。

深作第1回監督作でデビューし、深作監督とともに俳優人生を歩んできた千葉真一さんは「親のようでもあり、師匠でもあり、或いは兄弟で同志、という存在でした。監督無くして、現在の僕は有り得ません」と思い出を語った。
水戸は特別な存在に感じておられるようだ。

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18:30からタワーの下に設置された巨大スクリーンで「キッズシネマプロジェクト」のメイキング映像と作品が上映された。
おとなの助言が有ったにせよ、小学生が映画を作れる時代になった。
これらのワークショップの出身者で、未来の映画監督が登場するかもしれない。

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19:00からは「インディ・ジョーンズシリーズ」第1作の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年)の上映会。
これは、ハラハラドキドキの冒険活劇。
月夜の晩の映画会、周りには飲食屋台も営業中。
飲みながら、食べながらの映画鑑賞。
広場に、寝転がってみた。
家族連れも多く、映画の楽しさを体験できたろう。

今日23日で最終日、全てのプログラムが成功することを願っている。
多くの人達の協力で出来たとは思うが主催された「シネマパンチ」の皆様、ご苦労様でした。

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