「山居の細川護煕」展@アートフェア東京2013
昨日、見逃してしまった「山居の細川護煕」展を見るため、今日もアートフェア東京2013の会場に足を運んだ。
2011 年 10 月 9 日(日)~2012 年 1 月 9 日に菊池寛実記念・智美術館で開催された「 胸中の山水 細川護煕展」を観た。
勿論、肥後細川家の第18代当主で元総理大臣、というレッテルや先入観念に洗脳されているのを割り引いても、素人離れした陶芸や書作品に心を打たれ、現代に生きる文人と感じた。
週刊誌連載の中国漢詩紀行などを読んでも、政治の世界よりも文人としての生き方が似合う方との感は強い。
「 胸中の山水展」の展示が今回より充実していたとは思ったが、今回は移動・組み立て式で簡素な茶室や書斎を思わせる空間など、日常の暮らしを偲べる興味深い展示が在った。
この日は在庵していなかった、この場でお茶をたてることもしたらしい。
「美術を日常に」をテーマに構成された特別企画とのことだが、細川護煕氏の「美的生活」の一端を見ることが出来た。