「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

「環の花便り」108号

2014年07月11日 18時15分50秒 | 農業、手仕事

「環の花便り」108号


 



 


那珂市飯田の天然酵母パン工房「EATSARTS(イーツ・アーツ)」は毎週土曜日(11:00~14:00まで)一日だけ営業のパン屋さん。


 



 


訪ねた日は「オーガンニックマルシェ」が開催されていて、常陸大宮市・旧緒川村で平飼卵、無農薬野菜、など生産している「環の花」の宮永賢治さんと出会った。野菜はほとんど売り切れていたが、メインは平飼の卵らしい。


 


その後お訪ねして、畑や鶏舎を拝見した。


野菜や卵などを宅配してくれるとのことで、お願いすることにした。


① 野菜セット(有機野菜 10種類以上)Lセット。  2500円


② 卵セット(卵10個と有機野菜4種類位)Sセット。 1250円


③ 卵 1パック(10個入り)            500円


④ 平飼い有精卵プリン   1個 280円


 


卵セットをお願いしたが、卵も野菜も美味しかった。


それ以上に、農園を「「環の花」(わのはな)と名付け、自然に沿った農の暮らしは循環が生まれ持続可能な社会考えたから、との考えに共鳴した。


福岡正信の「自然農法」に憧れ、友人の畑を借りて休日菜園を5年ばかりした体験が思い出されたのだ。


それから1年、配達の際に「環の花便り」が添えられてくる。


 


 


「環の花便り」108号



~野の心象~(夫より)


今年も5月後半ぐらいから野菜の出荷が始まったが、例年と比べても「まあまあ」の出来だろう。「まあまあ」とは、よく出来たものもあればそうでないものある。


我が家は「少量多品目栽培」という方法をとっている。これは多くの有機農家が取り入れている方法で、様々な作物を作付けすることでより自然環境に沿わせ、多くの虫と作物を共生させるためだ。そうすることで作物にとって有害な害虫のみの繁殖がおこりにくくなり、薬に頼らなくてもある程度の収穫が可能になる。それと、少量多品目栽培のもうひとつの目的は危険分散だろう。畑には常時10種類以上の作物を栽培しているので、中にはうまく育たないものもあるが、10種類以上あれば多少失敗してもなんとかなる。


そして、有機農法を持続させる為に消費者(うちでいう会員さん)にもご協力を頂いている。例えば、うちでは基本的にセット以外での野菜は販売していないが、それも畑の都合を優先させる為である。今では農業もかなり商業化が進み、商業の論理で消費者ニーズにあわせることを最優先させている。例えば時期をずらしての栽培や、見た目重視の綺麗な野菜、品種改良、遺伝子組み換え、等々である。しかし、それらを追求すればするほど自然に逆らうことになり、自然の恵みによって成り立っている農業にまったく矛盾してしまう。そんな理由により、畑の都合を優先させてもらっている。その年ごとの野菜の収量や出来に応じてセット野菜の量や質も上下したりするが、それは種類でカバーしたりするようにしている。野菜をとって頂いている会員さんには、その旨ご理解のうえ、今後もお付き合い宜しくお願い致します。


 


~鶏舎から~(妻より)


新しい会員さんが増えましたので、鶏や卵のことについて、今まで便りでご紹介したことを少しおさらいしてみたいと思います。


①、賞味期限について・・お届けする卵は当日か前日、又は前々日に産んだ卵です。冷蔵庫で保管して生食は2週間、加熱すれば1か月は問題なくお召し上がり頂けます。賞味期限の紙はご自宅用の卵は省略させて頂いておりますが贈答用にはお付けいたしますので、その旨お伝えください。


②、卵パックについて・・ゴミ削減、リサイクルの為、卵パックを回収しております(宅急便以外の会員さんはご協力下さい)。汚れがひどい場合は処分して頂いて結構です。よろしくお願いします。


③、夏期の卵について・・夏場は鶏が沢山水を飲むのと、気温が高いのとで卵が少々ゆるくなります。何卒ご了承ください。


④、血卵・・鶏がびっくりすることがあったりすると、輸卵管に出血をして卵に血が混じることがあります。特に問題なくお召し上がり頂けますが、気になるようでしたら加熱してお召し上がり下さい。


⑤、ゆで卵・・新鮮な卵は二酸化炭素を多く含む為、ゆでると二酸化炭素が膨張し薄皮にくっついてしまうのでむきにくくなります。ゆで卵には1週間以上時間が経った卵の方が向いています。でもそんなに待っていられない方の為に新鮮卵でもむきやすくなる方法があります。卵のお尻の部分(鈍端)にヒビを入れてから茹でる方法です。お尻の部分には「気室」と呼ばれる空気の部屋があり、殻と薄皮の間が空いているので、卵には傷をつけず、茹でている間に二酸化炭素だけ出ていくので白身が出てしまう事なく綺麗にむけます。(NHK試してガッテンより)


⑥、黄身の色・・この時期、雑草や野菜くずが豊富にあり、鶏も沢山食べるので黄身の色が濃くなります。反対に冬の時期はそれらが少ない為、色が薄くなります。


⑦、卵の大きさ・・産み始めの卵は小さく、殻は固めです。歳とともに少しずつ大きくなっていきますが、卵質には問題ありません。


 


 


*問い合わせは


〒319-2513茨城県常陸大宮市氷之沢2899


Tel/Fax 0295-58-3412


090-8173-5456 (宮永携帯)


E-mail wano-hana@a-net.ne.jp


 

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