♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主を求めよう / 山本義武

2024年03月16日 | Weblog

2023/10/28放送

 「世の光」の時間です。福井県福井市にある福井自由キリスト教会の牧師・山本義武です。

 私たちは、困った時や悩みの時に、人に聞いてもらったり人を頼りにしたりすることがあると思います。会社なら上司や同僚、家庭なら親・兄弟、また親しい友人などに自分の思いを打ち明けて心のうちを聞いてもらうことがあるでしょう。また相談する相手が誰もいないときや、このことは誰にも相談できないという内容もあると思います。

 昔から「困った時の神頼み」とはよく言われるもので、困った時に神に願うということも多いのではないでしょうか。多くの日本の方々は新年などに、「どうか良い年となりますように」と神にお願いをします。商売繁盛、無病息災、家庭円満、合格祈願、交通安全など多くのことを神に求めるのです。
 聖書の神はもちろん私たちの祈りを聞いて下さる神です。ですから、神にお願いしても神に求めても良いのですが、今日は「神に」求めるだけでなく、さらに言うならば、「神を」求めることが大切だということです。

 聖書のことばをお読みします。イザヤ書55章6節
 「主を求めよ、お会いできる間に。呼び求めよ、近くにおられるうちに」

 「主」と言うのは神様のことですが、神は私たちに、神というお方、神ご自身を求めなさい、お会いすることのできるうちに、神が近くにいるうちに求めなさい、と言われます。
 何か特別な場所などに行かなければ神などいないのではないか、神なんてずうっと向こう側にいるのではないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 しかし聖書の神はお会いしようと思えばいつでも会うことができる。しかも、「あなたの近くにいるのだぞ」というのです。

 隣に人が来たとしましょう。近くに来ても声をかけなければ無関係のままです。しかし声をかければ、その人との関係が生まれます。神は目には見えません。しかし私たちが祈る時、神を求める時、その祈りは、その求めは、お互いを確認し合うことにつながります。
 
 今日、ただ神にお願いごとをするだけではなく、お会いすることのできる神を求めてみませんか? 


 ( PBA制作「世の光」 2023.10.28でのお話しより )


******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******  
 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする