無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

昭和館

2012-07-29 21:02:53 | 建築・都市・港
遊学舎の廻りを回っていると、土蔵が見えた。



2階建の大きな土蔵の、すすで黒塗りの扉の中では、何かの教室の真っ最中であった。
土蔵に続く建物は、豪邸と呼ばれるような民家だった。



昭和10年に大曲市で建築された、大地主の館を移築したようだ。全てを移築してはいなかったにしても、随分と大きな家である。農家の造りとも違う、たぶん山持ちの大地主なのではないかと思った。



入り口は各所にあったが、これが正面の表玄関である。



玄関の隣は客室で、外部の造りも良かったが。



内部は茶室にもなっていた。



むろん、水屋も存在する。この水屋は新しかった。



玄関から見た座敷。他の部屋は様々な団体が使用していた。囲碁クラブだったり、研修も行われていて見ることが出来なかった。
日本家屋は美しいと思った。
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遊学舎

2012-07-29 20:52:59 | 建築・都市・港
スガツネ工業の展示会へ向かう途中、木造建築と思われる一群が見えた。真新しい建築ではなかったが、帰りに寄ってみることにした。



生涯学習の施設のようである。



大会議室の外の大断面集成材のバッテンが気になった。



中を覗くと、研修発表の最中であった。。



この木造の架構は面白い。楽しさそうな建物である。現物を見れば、なるほどねと思うのだが、この構造を考えるまでは、苦労があったと考える。



先日のみかん組の建築に比べると、木造に詳しい建築家と施工業者の腕が見て取れた。
大きな屋根に比べて、軒先が薄く軽やかに仕上げられている。



各施設が、渡り廊下でつながれている。



これは工作棟のようである。一部地下を持つ工作棟の架構は特別な物ではなかった。

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秋田県立美術館

2012-07-29 20:23:33 | 建築・都市・港
建築家 安藤忠雄の設計による秋田県立美術館も完成していた。実は安藤忠雄は国内でも世界でも評価は高いのだが、東北では雪の事情を知らない建築家と言うレッテルを貼られていた。屋根からの落雪で非常に使いづらい施設を造ったのが原因である。



これは公園側から見た外観である。ずば抜けたデザインとは言えない造りに見える。
奥の施設はまだ工事中で、再開発は終わってはいない。



入り口はパティオからになる。ラッキーな事に当日は無料で入館出来た。



玄関ホールの吹抜には度肝を抜かれた。コンクリート打放しの螺旋階段が浮いている。天井からはトップライトによる自然光が注がれていた。



受付カウンターは秋田杉である。床材は石を加工してある。階段踏み面の仕上材も同様に石を滑り止め加工してあった。



この階段には、施工業者は泣いただろうなと思った。施工図を描くのも施工するにも、非常に難しい。秋田県が用意した予算だけで22億円だそうだ。実際の費用は分からない。この階段を見ただけで、目的を果たしたような気分になった。私が普段施工の現場で無理を言うのは、まだ可愛い部類に入る。大の付く建築家は、こんなことをやらせるのかと感心した。



ミュージアムを手がけることが多いので、照明の使い方も見事である。



しばし美人に見とれる。



2回のホールからは千秋公園が、1階屋上の水の上に浮かんで見えた。



喫茶のスペースもあり、コーヒーを頼んだ。食器は秋田産らしい。



水用のコップの気泡も綺麗だ。



秋田産の工芸品が並んでいた。曲げわっぱが美しい。



川連の漆器にも心引かれた。



大展示室は、まだ本格的に展示はされていなかった。体育館のようなボリュームである。



小窓からホールを抜けて千秋公園が見えた。



大胆かつ気密なデティールが見事だった。



建築の仲間が、どうして誘ってくれなかったのかと文句の一つも言われそうな建築だった。


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秋田市

2012-07-29 20:12:23 | 建築・都市・港
建築金物メーカーのスガツネ工業の展示会が秋田市で行われたので、3人で行ってきた。久しぶりの秋田なので、展示会だけを見るのではなく、目新しい建築にでもあえたらと千秋公園前の再開発へ寄ることにした。



市役所前の道路は、竿灯祭りの準備が着々と進んでいた。



千秋公園の前も提灯が下げられていた。



入り口右の堀には、今を盛りの蓮が咲いていた。



やや湿気のある暑い日だったが、この堀の廻りでは風が吹いて、蓮の花や葉を揺らしていた。



堀の柵の外側から蓮を狙ってみた。



様々な表情の花を見ることが出来た。
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