夏休みの間、さかた「街」なかキャンパスで、木山由紀子さんの「イラスト原画プラス」展が開催されていた。
(リンク先は、さかた街かどDiaryさんの8月7日付記事)
資料館の帰りに寄ってみたのだが、世はオリンピックのエンブレムでデザインはパクリの塊のような風潮が流れていたので、この木山さんのイラストを観て、ホッとする。ほのぼのとした優しさのある絵は、どこか懐かしさの感じられる独特のタッチだった。
おおっと思ったのは鳥海山の外輪が描かれた物で、これは鳥海山に登った経験のある人でないと描けないと思われた。会場にはご本人もいらして、山の仲間と一緒に鳥海山や動物、熊の話で盛り上がった。
鳥海山の外輪が描かれた「鳥海山を登る」と題したガイドブックが、丁度1冊だけ残っていた。私はそれを譲って貰ったのだが、この本の発行者の佐藤 要さんも同席しておられた。この本はページ数こそ少ないが、木山さんのイラストの他に、佐藤さん本人が撮した鳥海山の四季、それに花の数々、登り口別に見る鳥海山の景色にほれぼれする。
木山さんからお礼状が届いたので、記念に書き込みをしようと思う。木山さんは、このイラストの女性のように、非常にスタイルの良い女性だった。この細い身体で、どれだけのエネルギーを潜ませているのかと、まったくもって羨ましい限りである。