にしきそば

繋いだネットでラーメンやカレー南蛮の写真を見て、無性にラーメンが食べたくなった。昼前に食べに行こうと、どの店にしようかと色々迷った。老舗のあの店は麺が変わったとか、この店は味が変わったとか、酒田人はラーメンにはうるさい。食べてみたら美味しかった。住宅の現場にも出前してくれたと聞いて、臨港線の近くの「にしきそば」に行くことにした。

ここは酒田で一番道路から店までが遠いのではないかと思う。細長い敷地の一番奥に店を構え、空いたスペースが全部駐車場になっている。店の近くに車を止めて、涼しい店内に入った。注文したのはワンタン麺。ワンタン麺はやっぱり酒田に限る。ワンタンの皮が薄くて食べ易い。他の地域では餃子がぶっ込んであるのかと思う程だ。

味はあっさりで懐かしい酒田のラーメンの味がした。ああ、何て美味しんだろう。

軍艦島

世界遺産になった軍艦島。決定前に韓国から妨害が入った。それを撥ね除ければ良いのに、事を急ぐあまりに要求を飲んだ。その積み重ねが悪循環になっている。

明治以降、製鉄の折に鉄鉱石と一緒に純度の高い石炭を燃やすことで、内側からも不純物を焼き捨てられる。その純度の高い石炭は、この軍艦島でしか国内では採れなかった。地底に潜る為に危険度は増すが、当時のここの給料は一般農家の10倍だったという。住宅も福利施設も充実しており、日本で最も近代化された地域で、憧れの職業だったのである。それを何だと、強制徴用だと。馬鹿も休み休み言え。

世界がグローバル化され、純度の高い石炭も安価に輸入されるようになった為、閉山された軍艦島だが、自国の経済を守るのか世界の波に巻き込まれていくのかは、TPPとも繋がって行く。

 

先日の自衛隊の護衛艦あたごの写真と比べても、軍艦島とはよくぞ言ったものだと思う。