2015/09/06(日曜日) 曇り後雨
昨日、一応小型カマボコ釜ボイラーの搭載が完了したのでテスト前のテストということで
いつもの走航場所で走らせてみた。
ボイラーに点火してみると何か燃焼が異常のような感じがした。
幸いこの日は南風で万一ボートが沖で停止してもこちらに流されてくるから大丈夫だろう、と
ちょっとだけ走らせてみた。
案の定、走りは今までで一番のろい感じだ。
早々にテストを切り上げて引き上げてきた。
工作場で船からボイラーを降ろして燃焼させてみたところ、何やら変な音がして燃焼室の炎が
消えて釜の上部の6本煙管から炎が吹き上がってきた。
どうやら燃焼室では不完全燃焼を起こして燃え残りのガスが煙管から噴出して燃えだした感じ
だ。 大慌てでガスを止めた。(写真を撮れば良かったと思いましたが後の祭りでした。)
今日はその燃焼異常の原因となりそうな箇所の改修を行なった。
↓ このボイラーは以前にも不完全燃焼を起こしていろいろ手を加えた経緯がある。
燃焼室の空気の流れが悪いのが原因だった。 今日もその辺を手入れした。
↓ 燃焼室の熱を全部煙管に通そうと遮蔽板が反り返って隙間を塞ぐようにしたのがまずかった
かもしれない。
↓ 燃焼中は釜との隙間が無くなって煙管だけが燃焼ガスの流れる通路になる。
良く見てみたら熱遮蔽板が赤熱していてアルミケースにその赤い色が反射していた。
ケースはアルミ板だから熱には弱い。 何らかの対応が必要だ。
↓ 熱遮蔽板(ステンレス薄板)を捻って外に反り返るようにした。
これで釜との隙間は広くなる。
↓ ケースの内側にステンレス薄板を貼り付けて耐熱性を増した。(つもりです・・・)
↓ ステンレス板の固定ネジを長くして反り返ってくる熱遮蔽板を受け止めるようにした。
↓ 改修が終わったボイラーを燃焼させてテストした。
↓ バーナーは順調に燃焼している。
↓ 釜と熱遮蔽板の間の隙間が確保されて燃焼ガスの一部はここを流れる。
燃焼ガスの流れが良くなって空気の供給も十分になった。(はずです・・・)
何度か燃焼テストを繰り返したが不完全燃焼は発生しなくなった。
その燃焼テストの様子を動画でご覧ください。
さぁ、ボートに搭載して走航場に行ってみよう。
何だかぱっとしない天気だが、明日からはもっと悪くなりそうだ。
せめて、バラストの調整だけでもしてこよう。
というわけで調整用道具一式を携えて川原の走航場所に出かけた。
そこでエンジン、ボイラーを船体から降ろしてバラストの調整をした。
調整中、ぽつ、ぽつ、雨粒が落ちてきた。
大した雨ではないが、シャツは濡れてくる。
まっ、いいか、ここまで来たんだから一回ぐらいは走らせてみよう・・・・・
その走航テストの様子は あ・し・た・の・お・た・の・し・み・・・・・・
先日のテストでは、バーナーがおかしいのではと言っていましたが、
原因は意外なところにあったんですね。
早くテストしてみたいでしょうけど、
生憎の天気で残念ですね。
雨の止み間のテスト結果が楽しみです。
バーナーの具合が悪かったことは確かですが、この隙間が真の原因かはわかりません。
でも、空気の流れが悪いと不完全燃焼につながることは十分考えられると思います。
テストは昨日(6日)に行ってきました。 現地到着時点ではまだ雨は降らず、
作業を始めましたがその途中から雨が降り出しました。 でも、そのまま作業を続けて
雨に濡れながら船を走らせました。 走りは少しはよくなったような気がします。
天気の日にもう一度テストします。 是非お出かけください。 ノビタキが居るかも・・・(笑い)