デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

長時間、回転できるようになりました!

2010年11月09日 19時02分15秒 | Weblog
2010/11/9 (火曜日) 晴れ


注射器シリンダ・ピストンをアルミのシリンダ・ピストンに換えて
試作の模型スターリング・エンジンは秒10回転以上で回るように
なった。
秒10回の回転は相当速く感じられて、「回ってるなぁ!」と
実感するほどだ。
ただ、この回転は長くは続かず、せいぜい3分もすると回転数は
低くなりやがて停止してしまう。
原因は多分、シリンダとピストンの隙間が大きくてエネルギーを
持った空気が逃げてしまうからだろう。
そこで空気漏れを防ぐ方法を考えてみた。

1. ピストンを太くしてシリンダーに密着させる。

2・ ピストンを長くしてもれる空気の通り道の抵抗を増やす。

の二通りが思いついた。
そうなると何でも実習してみたくなるのが(工作)実習生の良いところだ。(悪いところかな?)

1のピストンを太くするのはなかなか容易ではない。(そういう材料が見つからない)

2のピストンを長くするっていうのはすぐにでも実行可能だ。

というわけで今日は長いピストンを作ってみた。


↓  ピストンになるアルミ棒を切り出した。



↓  新しく切り出したピストン。 厚さは30mm 現用のもの(10mm)の3倍の厚さだ。



↓  ピストンのセンター(中心)に穴が開けられるように慎重に芯だしを行った。



↓  ピストン面に直角に穴が開くように工夫した。



↓  ピストンを少しでも軽くしようと肉を削った。 手持ちの一番太いドリルは7mmなので
    大して効果はないかも知れないけど・・・・・



↓  ピストン面にピストン棒を固定するネジを立てた。 タップが折れないように慎重に作業した。



↓  新しく作った厚い(長い)ピストンとシリンダ。



ピストンの厚さ(長さ)が3倍になったのでシリンダーの中でスムーズに動くように
調整するのはとても難しかった。
(いい加減な手作りのため・・・(泣き))
でも、何とか調整ができて早速テストを始めた。



↓  新しいピストンが出来てすぐテストしたときの画像。 高速で回転してくれたのでほっとした。



↓  10回転/秒以上の回転数も出てくれた。




↓  6分を過ぎても回転し続けている。  嬉しかった!



初期テストは完璧だった。
そこで作業場所に戻って最終調整をして再度テストをしてみた。


↓  10分以上も回転し続ける。 まだまだ回転しそうだけどこれでテストを終了した。



この試作機は当初注射器(ガラス)をシリンダ、ピストンにしたので、
その摩擦(側圧)を少なくするために連接棒(コネクティングロッド?)を
長くしてある。
そのため取り付け台が長くて見た目がよくない。
今度はアルミシリンダー、ピストンなので(クロスヘッドもどきもあるし)
側圧による問題も無いはずだ。
連接棒をもう少し、短くして体裁をよくしよう。
そうしたらこの試作スターリングエンジン模型は完成だ。
コメント
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