すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

駅前整備は意見募集中

2010年12月22日 | 市政・市制・市勢

 岩沼「駅前整備」を市民の方はどのくらいご存じでしょうか?このようなことを書くと「何をバカな」とお叱りを受けるかもしれない。どのように変わるか、わかりますか?

 岩沼市役所都市計画課では岩沼駅前の構想について、市民の皆さんからご意見を募集中です。これも知っていましたか?私は知りませんでした。

 たぶん多くの市民が知らないと思います。広報いわぬま12月号でP.11の最下欄に「皆様の意見をお聞かせ下さい~駅前広場に関する意見募集~」(見てなかった~)

 内容は「11月2日、岩沼駅前広場整備計画検討委員会より、整備計画検討報告の提出を頂きました。この報告書を元に市の計画(案)を作成いたしましたので、条例に基づき皆様のご意見を募集いたします」とある。

 これだけですが、市役所の都市計画課や情報公開室に赴き、12月6日から1月11日までに市民の声や意見を吸い上げましょう、というものです。また、市のホームページにも同様のことが掲載されてある。

 でも、ホームページ見ても分かりません。市が駅前周辺町内会に説明会を開催するとの連絡があり、19時~公設市場の2階会議室に行ってきました。

 周辺町内会の説明会は3地区が対象とのことです。舘下町内会の皆さんは10数人集まり、説明会に参加されてました。20分ほどの説明後、執行部から驚くべき言葉が飛び出すのです。

 質疑の内容については、「計画に関するものは意見を頂いている期間中(パブリックコメント)なので、書面で頂くことにしている」と言うのです。

 これって近隣町内会に説明すると言って、何も答えないぞって、脅しみたいに聞こえました。協力を頂く地域だから説明を開いた、みたいな言い方でした。

 岩沼市が説明会を開催する場合は、書面で出さないと受け取らないし、答えてくれないみたいに聞こえるのです。町内会が説得し、なんとか聞いて貰えました。

 パブリックコメントとは行政側が用いる手法の一つです。駅前の広場を作る計画の内訳を公示し、一定期間に広く意見を求めなければならないとあります。これは法的義務であり必ず行わなければなりません。

 そんなことに市民はつゆ知らず(私も知りませんでした)、市民の顔とも言うべき駅前はどんな計画をしているか分かりますか?(広い広場を作るだけですよ!)

 市民に公示しなくてならないのに、市のホームページに配置図が掲載されておりません。どんな構想かも市役所に行かなければ、理解することがで来ません。

 町内会の方の意見は配置図を見て、広場で町内会の夏祭り開催できるか、トイレや自転車置き場はどうするとか、鋭い質問が相次ぎました。

 なかには、駅利用者は駅前に何が出来るか、市で説明しないから、いつになったらコンビニや飲み屋が出来るか期待しているけど分からない。市民に紙面で知らせるべきだ。(ずーっと、お店は出来ませんよっ)

 また混雑するのは朝夕だけで、昼は閑散としている。市は駅前が出来上っていくイメージは大切だ。閑散としているところに有料駐車場は無理がある。(駐車場作るなら建物建ててお店作ればと思うのだが)

 書ききれないほど意見がありました。駅付近で暮らす近隣住民の駅に関する思いは切実で、どれもすばらしい質問でした(議員の一般質問より素晴らしかった)。この意見を採り上げることは、まず無いでしょう。なにせ書面で出さなければなりません。

 岩沼駅に思いがある方は、1/11まで都市計画課へ。

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社会福祉政策の断行を

2010年12月20日 | 政治全般

 私のブログをご覧頂いている方には分からないので申し訳ないのですが、アクセス数が社協関係以外だと大きく減ります。今日も減る傾向の内容を更新します。

 一昨昨日書いたブログ「年金行政は児童虐待」の関連です。民主党の来年度の予算見通しが新聞記事に掲載されていました。ブログでは事業仕分けしか、目新しい予算がないと書きました。

 来年度予算は税外収入が7兆円を見込むとあります。(これって目新しいの!)特別会計や埋蔵金を絞り出して財源をかき集め、来年度の予算に回すのですが、内訳を紹介します。

 「外国為替資金特別会計の剰余金」が3兆円。「鉄道建設・運輸施設整備支援機構の剰余金」が1.3兆円。「財政投融資特別会計の剰余金」が1兆円。「日銀、日本中央競馬会の納付金」が2兆円弱。

 税収の落ち込みを税外収入で賄うには限界があります。1年度限りの収入で予算を組むことは危険なことではないでしょうか。これがなくなったら国有財産でも切り売りするのでしょうか。

 年金医療費や介護費用が毎年増えていく現状を無視して、国が目差す「医療・介護・福祉の強化」を進めれば、負担が若年層に偏ってくると思うのです。

 社会福祉を支えるためには財政の下地が必要で、消費税の増税や年金給付カットなどを断行せねばなりません。政治における抜本的改革を行うことにより、社会保障政策を維持しなければなりません。

 税外収入など目先の政策に走らないで、社会保障政策を国民に明示し国民へ選択肢を示さなければならないと考えます。人気取り政治は終わりにすべきです。

 痛みを伴わない改革を望んでいるようでは、政治の責任を果たしていないと考えます。日本の将来は「高負担・低福祉」になることは間違いない、と思えるのです。

 民間企業は赤字になればリストラを行いますが、90年代はリストラを断行することで株価が上昇しました。民間企業は赤字が続けば必ず倒産します。

 国は倒産することはないようですが、リストラならぬ年金や医療・介護の改革を決断すべきです。

 あまり年金とか福祉の記事を書くと、私の評判まで悪くなるかもしれません。しかし、2012年には大きな問題となるのです。(ロンドンオリンピックの年か~)

 これでまた、アクセスが減りますね。信用も減った?


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宮城に実業団女子駅伝

2010年12月19日 | スポーツ

 アテネオリンピック金メダリストの野口みずき(シメックス)選手が、久しぶりの出場で注目された実業団女子駅伝は、なんと天満屋の逆転初優勝でした。

 野口選手は北京オリンピック出場前の大怪我で参加できませんでした。今回復帰となる第2戦目は花の3区(エース区間)を任されましたが、区間20位に終わりました。

 花の3区の見所は前回優勝の渋井陽子(三井住友海上)選手や福士加代子(ワコール)選手が参加する、区間賞争いでも凄く話題になりました。

 来年は宮城県で実業団女子駅伝が開催されます。宮城県陸上競技協会の阿部会長にお会いした際、コース選考中でどんなコースを選んだらよいか頭を悩ましているとのことでした。

 坂の多いコースを選ぶと記録に支障が出るし、平坦なコースだと面白味や仕掛けどころが欠けてくる。悩ましい問題だとおっしゃっていました。それにしても、宮城に公認のフルマラソンコースが誕生するわけです。

 仙台市のハーフマラソンコースはテレビでご存じでしょうが、坂の多いコースで記録上難コースです。コースの選定は協会が、考案したものではないと教わりました。

 岩沼では陸上競技場が今年の4月で3種公認を取り消されました。市長の理由は市民が使わないのに無駄な税金を投入できないみたいなことを言っていました。

 継続をしていれば安く維持できたのですけど、新たに公認申請をすると多額の費用が掛かります。すばらしい選手が来て走ることはあっても、大会は開催されません。

 エアポートマラソン大会は公認コースではありませんが、参加人数が昨年より多くなりました。警察署から道路規制上の指導や規制が緩和されたことが要因です。

 確かなことは分かりませんが、これまでの実績が認められたことや、村井知事の富県戦略になっているからでしょうか。いろいろな要因を考えると今が好機です。

 岩沼市で陸上競技場を発着の公認ロードレース大会(20km以上)を開催すると、日本全国から多くの参加者がエアポートマラソンで岩沼を訪れると思います。

 東京マラソンは参加人数が3万人に対し、申込者は30万人弱ありました。参加者は資格を得るために日本全国の大会に参加し、記録に挑戦しているのです。

 東京マラソンの参加資格は20km以上の公認記録が必要です。宮城では松島や仙台が対象ですが、どちらも坂がきつく記録が出にくいのが実情です。岩沼は街中に陸上競技場があり、記録の出やすい平坦なコースです。

 来年は日本を代表する選手が宮城に集まる実業団女子駅伝は、宮城のコースをどんな選手が力走するか楽しみです。大会が開催されることで、まちの活性化にもなります。

 活性化の条件は揃っているのだが、困難でしょうか。

コメント (2)
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岩沼ライトアップ点灯

2010年12月18日 | ブログ

 仙台の冬の風物詩であった「光のページェント」が電源の故障で中断されている。配電盤が火災を起し、一時は開催を中止すると報道されました。しかし、

 関係者は復旧に向けて、様々な努力をしています。「伊達武将隊」や「けやきのライトアップ」などがページェントの代替えイベントを行い、復旧工事を急いでいます。

 仙台市が官民挙げての全面協力で開催される光のページェントは、市民の単なる風物詩ではありません。フィンランドからは本物のサンタさんが来たりと、一大イベントに官民は一致団結し再開を目差しています。

 岩沼でも冬の恒例があります。岩沼駅西口にライトアップが今日点灯しました。駅の電車からも見えるツリーです。

Photo

 岩沼ライトアップは市内有志の団体が、ボランティアで始めた行事です。今年で6年目を迎えています。こちらの規模は決して大きくありませんが、善意の寄付で賄われています。市役所の協力は一切ありません。

 点灯式は厳かにひっそりと始められました。点灯後はとても綺麗で華やかな雰囲気で始まりました。やさしい光は規模が小さくても暖かい空気に包まれています。

 この団体は公的資金がありませんから、市民の寄付や、夏のお祭りに屋台を出店したりで資金集めをしています。全くのボランティアで会員の協力で実現しています。

 岩沼ライトアップのホームページがあるので、よろしかったらご覧下さい。また現地に行って募金にご協力下さい。活動状況は一年掛けて頑張っています。

http://lightup.netrend.jp/

 年内中は点灯していますが、23~25日は特別にサンタクロースが来ます。本当です。フィンランドからは来られないので、アットホームなサンタさんです。

 サンタさんと一緒に写真も撮って貰えるので、ぜひお越し下さい。写真は400円掛かりますが、これも資金の一部です。本当にお金がありませんからご協力願います。

 これがボランティアで行われているとは感じられません。少しは市役所からお金が出ているのだろうと勘違いします。どこかの団体と違い募金の流用はありません。こちらに募金をした方が、とも思えてきます。

 岩沼のボランティアに、市は金も人も何もしない。

コメント (4)
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年金行政は児童虐待?

2010年12月17日 | 政治全般

 茨城県で路線バスに包丁を持った男が、無差別に乗客を傷つけた男(27歳)が逮捕された。男は路上暮らしで「自分の人生を終わりにしたかった」と社会に不満を持ってたようです。

 同様の事件は10年間で74件発生し、今年だけでも5件発生しているそうです。それにしても罪なき中高生が被害にあったことはとても残念であります。

 年金行政が破綻しつつある。既に国会議員の年金は廃止され、県・市町村の議員年金も廃止の方向です。私達市議会も来年6月頃に廃止の予定ですが、現在支給されている議員は今後も支給される見通しです。

 個人年金は団塊の世代が受給者になる2012年ころからが、年金行政の瀕死状態が発生すると予想されています。高齢者の年金や医療費を支える社会保障はこれからが正念場です。

 年金は40年前は10人で1人を支えた時代でした。それが今は3人で1人を支え、10年後は1人で2人を支えるようです。700万人近い団塊の世代は大量退職し始めています。

 社会保障費は毎年2.4%ずつ増えており、財源はどこも増える要素がありません。民主党が増やした財源といえば、事業仕分けの埋蔵金探しくらいで目新しいものがありません。

 子供手当や高速道路無料化、そして今度は企業の法人税率見直しです。5%引き下げることで1兆5000億円が、また財源不足になる見通しです。

 法人税見直しは増税ありきの政策ですが、それ相当の財源も手当をしなければなりません。しかし、企業が世界と戦うためには必要と思えることではあります。

 さて、社会保障費が毎年増える2,4兆円は消費税の1%相当分です。つまり、消費税は社会保障費が増えてくる状況では、毎年1%ずつ値上げをしなければなりません。

 簡単に示すと10年後には15%の消費税が社会保障のために必要になります。そのほかに介護費用も算出されており、現在の8兆円から、15年後には24兆円になる見通しです。

 高齢者の医療費は現在1割負担ですが、69歳までの負担は3割に比べて少ない負担です。年金や医療分野などの社会保障費を見直す事が出来なければ、若い世代の負担は増えるばかりです。

 どうしたら良いのでしょうか。これを見直すのは政治です。国が見直ししなければ、これから負担が増えるばかりではありませんか。しかし、民主党政権が取り組んでおりません。

 年金・医療・介護費用については先送りをしている状態です。小沢がどうこう言っている場合ではありません。マスコミもこの社会保障について、もっと積極的に記事にすべきではないでしょうか。

 問題先送りの政府は、もはや死に体と言っても過言ではありません。低い支持率が示す事はこのようなことを先送りにしているからだと思います。

 今年の参議院選挙後、民主党は惨敗後に年金改革や消費税引き上げ論が出て来なくなりました。当然、高齢者負担の引き上げなどは脆弱な民主党議員からも反論が出ているとあります。

 菅首相のKAN-FULL BLOGでは12月13日にやっと触れられていますが、「医療・介護・福祉の強化」ですよ。その予算1兆1239億円これで国は大丈夫か?

 年金が支給されている今の高齢者と、これから生まれる人が支給される年金額を比較して、アメリカの大学教授は「財政の児童虐待」と呼んでいるそうです。今の状況では国の借金が増えるばかりです。

 年金を受ける高齢者に負担を求める政治が必要と考えます。そうでなければ若者が負担増になるばかりで、悲惨な無差別傷害事件が増えるとも限らない。

 民主党は財政の児童虐待を早めに解消しなければ。


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