すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

新火葬場建設謎だらけ

2014年02月28日 | 市政・市制・市勢

 本日から新年度の予算審査が始まり、教育委員会に関する審議をしました。教育委員会は市内小中学校の予算だけではなく、体育施設や図書館、市民会館や市史編纂など多岐にわたり管轄されています。

 また、埋蔵文化財などの管理も行っており、昨年発掘された『高大瀬遺跡』の発掘による保存と活用などを検討しています。学校教育のみならずスポーツや、幅広い文化(音楽・芸術)に大変な労力が注がれていると感じました。

 私を含めた6人の委員会は様々な質疑を多方面から質問しましたが、行政側の明確な答弁に感心しきり。納得される税の使い道であれば、審査した甲斐があります。

 『新火葬場』が建設候補地となった志賀地区の一部に、埋蔵文化財が含まれていました。
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 『下塩の入り遺跡』の標柱があるように、このあたりは遺跡が確認されています。市はこの場所を候補地(約35,000㎡)に選定しましたが、面積の1/6がこの遺跡で占められていると説明がありました。
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 8,000~12,000㎡相当の土地を購入し新火葬場を建設したいとしています。しかし、どこまでが埋蔵文化財の範囲なのか私達には公表されていません。

 2日前の一般質問では、4か所から比較検討され1か所が候補地に絞られました。地権者の中には知らないうちに候補地とされ、建設に反対する近隣住民がいらっしゃるとのこと。(ことは重大です)

 一般質問後は、詳細な真相究明を求める動議が出され、百条委員会の設置を緊急議案として出されたのです。しかし、結果は否決。その状況下において、新火葬場建設に関する予算審議は重要です。

 そこで、私はどこまでが遺跡の範囲なのか、図面の提出をお願いしました。声を大にして異論を出したのが、共産党:松田委員、監査役:櫻井委員、自民党:佐藤淳一副委員長です。

 松田委員は「場所もワカラナイで百条委員会の設置に賛成したのか」と訳の分からない言い分です。図面の提出には採決が必要と言い張る。結局、委員会5人の内下線の3委員は反対でした。(私は採決に入れません、こんなことにも採決が必要な委員会です)

 百条委員会に反対した3委員は、資料としての地図さえも提出を拒むことに予算審議の意義はあるのでしょうか。一般質問中に『地元有力者』と出ていたが、3委員は何を守り、誰のために図面の提出を拒んだのでしょうか。

 新火葬場建設は資料提出も拒む、全てが謎だらけ

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憲法解釈をどう考えて

2014年02月27日 | 市政・市制・市勢

 岩沼市議会の議会基本条例、第1条に『この条例は、議会及び議員の責務と活動原則を定め、議会の役割を明らかにするとともに、議会に関する基本的事項を定めることにより、地方自治の本旨に基づく市民の負託に応え、もって市民福祉の向上に及び市勢の発展に寄与することを目的とする』

 岩沼市議会にはこのような素晴らしい理念の下、活動することが求められている。市民は議会が市民福祉の向上などに邁進している、と思っていただけたら、、、

 昨日、一般質問が終えた議会終了後に議会運営委員会(議運)が行われました。内容は復興予算の8次申請で認められた、63億円もの補正予算を本日(2/27)の議会にかけるための会議でした。

 会議では配布された中に、次の用紙もありました。
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 今月5日の議運決定事項です。我々『いわぬまアシスト』が1月に発行した会派誌で議長選の結果を記載したことが発端です。(何がどのように悪いのか、理解に苦しみ釈然としません)

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 これから左下に掲載した選挙結果は、全ての議員に確認し議員が公表してよいか、今後は同意を得ることになりました。議運で真剣、かつ、慎重な議論をし、検討した結果です。(決して市民についての議論ではありません)

 この通達みたいな紙切れ一枚で、議員全員が規則として縛られることになるのです。このような規則を議運が決めていいのか。このような議会が他にあるのか。

 この会議へは髙橋孝内・森繁男正副議長が同席していました。共産党公認の松田由雄委員長の下、国井宗和副委員長・沼田健一元議長・布田一民前副議長・櫻井隆(監査役)の4人が賛成し可決しました。

 表現や言論の自由を特に求めていると思われる、共産党公認の議員がこのような議決を、可決に導くような委員長採決って、理解に苦しむと思いませんか!

 私の他、飯塚悦男・酒井信幸委員は反対し、4対3で可決しました。憲法21条の規定では『集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由はこれを保証する』

 憲法解釈をどう考えている市議会なのだろうか。

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議会はどうすればいい

2014年02月26日 | 市政・市制・市勢

 岩沼市議会基本条例、第2条の2に『議会は、市長等の事務執行権に対する監視及び評価に関する議会の機能の強化を図るとともに、独自の政策立案及び政策提言に取り組むものとする』と記載されています。

 『地方議会の役割』とも思える市長側に対する監視及び評価については、議会が住民の意思や要望を広く把握し、執行側の課題を明確にしなければならないと考えます。

 本日、宍戸幸次議員の一般質問は多くの傍聴者が集まり(約60人程度集まったと聞きました)、『新火葬場建設事業について』では執行側の不明朗な答弁が多々あったと思われました。

 井口市長は新火葬場建設に伴い「間違いのない、禍根を残さない努力をしていきたい・・・」と抱負を述べたうえで、建設計画を積極的に進めていく考えと思えた。

 市が新火葬場建設に決定した候補地は、一部の地域住民から承諾を得ないまま応募されていたようです。宍戸議員が候補地の選定要件を聞いた際に、市は9項目あるうち、5項目しか答弁しませんでした。

 宍戸議員が調べていた残りの4項目に「埋蔵文化財や遺跡の範囲でないこと」「住民の合意形成が可能であること」「災害時施設としての機能が失われないこと」「地すべり判断区域として、崩落や危険個所でなく被害の危険性などが低いこと」などなどが抜けていると指摘した。(不都合な部分は隠したのかな???)

 この場所は遺跡の範囲に指定されているなど、決定過程において市側のずさんな対応があったと思えた。また、用地買収には『土地収用法』が該当されることについても、市長は知らなかったみたいでした。(火葬場建設に同意していないのに有無を言わせないの???)

 質問を聞いて不明な点が多かったが、宍戸議員の一般質問は持ち時間に追われ終了。直後、布田恵美議員が緊急の動議を提出し、真相解明に動いた。

 私達7名の議員は『岩沼新火葬場用地選定事務調査に関する決議案』(いわゆる100条委員会の設置)を求めたのです。しかし、この議案は否決されました。

 我々は執行権の監視を求めたのに、自民(2名)、公明(1名)、共産(2名)の公認議員、他合わせて10名が反対したのです。帰り道知人に会い、この話をしたら「岩沼議会は今後どうすればいいの」と問われて・・・何も言えませんでした。

 今日は監視能力の無力さをさらけ出した気がする。

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昨日、私の一般質問で

2014年02月25日 | 市政・市制・市勢

 今朝の河北新報・県内版(みやぎ総合)に、『再生の針路』と題した特集で岩沼井口市長が掲載されている。再生の針路とは被災地首長に問うということで、各被災地の復興状況を特集にしています。

 記事には千年希望の丘整備事業があり、「第9次復興交付金では残り6基分をまとめて申請したい。日本の新しい防災対策の発信地になる可能性もあり、意義のある事業だと思う」と書かれています。

 昨日、私の一般質問(千年希望の丘)で井口市長は平成29年までに全体の完成を目指すと明言した。だが、なぜか復興予算の8次に申請しなかった。(そんなに意義があるなら、なぜ8次申請しなかったの?)

 残り6基分はホームページで寄付を呼び掛けていますが、予算の見通しは立っていないのが現状です。復興予算から残り分が認められることは、厳しい状況だとも認識した答弁だったと記憶しています。

 私は千年希望の丘でクロスカントリー競争やハーフマラソンといったイベントを開催し、岩沼が全国に復興していることをアピールしてくださいと提言したのです。

 丘建設に掛かる莫大な費用は、丘としての使い道が無ければ税金の無駄遣いになってしまう。復興予算にも限界があり、国や県は残り分を認めないでしょう。

 そのような状況下で国は自治体の負担を伴う、復興予算を創設しました。それは農林水産省が出した『農村地域復興再生基盤総合整備事業』なるものです。

 岩沼市も海から遠く離れた『小川地区』で補助を受けています。この事業は震災から10年間使えると聞いています。また、一般の補助より率が良いので、多くの自治体が様々な補助を受けています。

 千年希望の丘は公園事業なので、国土交通省管轄のようです。宮城県土木部は『貞山運河再生・復興ビジョン』なるものを立ち上げましたから、いずれ千年希望の丘が補助対象事業になることを期待し、予算配分がされるよう検討してはどうか。

 その趣旨を市長に提言し質したのです。『十分検討したい』と答弁はありました。千年希望の丘には素晴らしいクロスカントリー大会が、開催できる資質を備えていると思っています。将来が楽しみですね!

 それにしても今日の傍聴者は、いつになく多かった気がします。市民の関心事が傍聴者数の多さで、市政を変えていくことも考えられます。(私の時は少ないなぁ~)

明日は一般質問最終日。どうぞ傍聴にお越し下さい


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質問は千年希望の丘で

2014年02月19日 | 市政・市制・市勢

 昨日(2/18)、定例議会が始まりました。本来であれば、昨日のブログで議会の開会を紹介すべきでしたが、いろいろありまして昨日は極度の緊張で疲れ切った感がありました。

 議会の開会日は主に市長からの『施政方針及び提案理由』の、読み上げがメインです。時間にして約50分程度要しました。10時に始まった議会は1時間10分程度で、6件の議案が承認され終了した。

 『いわぬまアシスト』≪第10号≫については、議運から会議規則に違反しているという理由で訂正を求められていました。そこで私達は『岩沼市議会会議規則』を検証した結果、違反が何も見当たりません。

 それをもって髙橋議長に『申立書』を作成し、昨日の開会前に提出しました。申立書の内容を簡単に説明すると、議長は議事運営を中立の立場で公平公正にお願いしたいというものです。

 本日10時までに一般質問の受付終了ですから、昨日は一般質問の事前通告書を作成していました。前回議会は『議会基本条例(確たる事実に・・・)改正』があり、一般質問を取りやめにした経緯があります。

 今回は前回からの懸案だった『千年希望の丘について』を取り上げ、質問したいと思っておりました。千年希望の丘は市民からの寄付などもあり関心事ですから、聞きたい事、提案したいことがあります。

 将来にわたって希望の丘になれるような、立派な丘として造っていかなければと考えています。(皆さんもご意見がありましたら、お気軽にお寄せください)
メアド: suto2188@chime.ocn.ne.jp まで

 今年の定例議会は2月18日と早く開会しました。議会だより(2月末配布予定)で市民に一般質問の日程をお知らせすることが、遅れています。一般質問は2月24日から3日間行われ熱い議論が交わされたら良いなと思っています。

 私は初日の最後です。是非傍聴にお越しください。

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