すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

教育長が反問権を行使

2021年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市の教育長は議会で以下の発言をしていました。 
 ➀「毎日走って運動して、頭良くなりますか。論理的な思考ができますか」
 ②「全ての子どもの全ての要求に応じることは、それはまず不可能です」
 ③「中体連自体の存続も危なくなってくると思います」
 ④「中体連の存続は難しい」etc


 教育行政のトップが語る言葉の意義は大きいです。➀の毎日走って、、、は、岩沼市の中学校における部活動は2回/週しか活動していません。そこでもう少し活動してはどうかと質したことへの答弁でした。

 ②の全ての子どもの全ての要求に応じることは、、、不可能。 これは教育長が議場で発言する言葉ではないと考えます。現実的に難しいことは理解しますが、教育行政のトップが堂々と発言することではないと考えます。

 また、③と④の中体連は教員の働き方改革で、部活動を学校から切り離すことがこれから現実的となってくる。だからこそ部活動をもう少し何とかしてくれという質問に答えたものです。

 中体連自体の存続が危ぶまれるは、県教育委員会に確認したところ「国や県レベルでの協議は無い」とのことでした。教育長の考えを議場で述べるのは勝手だが、部活動の質問をかわすための意図的なものではなかったかと思います。

 私からすれば、森喜朗五輪組織委員会会長の「女性蔑視」並の発言と思いますが、教育長は「言葉尻を取っている」と、はぐらかした。これのどこが言葉尻なのか。単語ならまだしも立派な文章になっています。
 
 こうした関連の教育長の発言は、不登校対策等へ真摯に取り組もうとする教育現場の混乱を招いているのではないか。と言う質問に反問権の行使でした。反問権の内容はどこに混乱の証拠があるのかというものでした。

 令和元年度の市内中学生は、7%が不登校になっている。1300人の中学生の内、90人ほどが学校を30日以上欠席している現状です。これは見過ごせない状況で、少しでも登校出来ることを提案したいと考えての質問でした。

 もっと悪いのは議会内が騒ぎ始め、私の質問に対するブーイングでした。中学生が不登校になると高校受験が難しくなる傾向にあり、子どもが引きこもりになるなど社会問題になっている。少しでもという思いでした。

 市民より役所を守りたいのか、議会の役割がわからない議員が多いようだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩沼でも菅(かん)首相

2021年02月24日 | 日記・エッセイ・コラム
 これは昨年11月5日のことである。【5日の参院予算委員会で、菅義偉首相に答弁を求めた自民党の質問者が「カン」首相と呼び間違える場面があった。同じ漢字で読みが異なる立憲民主党の菅直人元首相を思い起こさせる「失言」に、首相は苦笑いを浮かべ、、、、
 質問したのは二之湯智参院政審会長。国会議員秘書や地方議員を経験したと自己紹介し「たたき上げ」の首相に「非常に共感を覚える」とアピールした後にミスをした。慌てて言い直し、、、、】


 菅(すが)政権発足は昨年9月16日で、当初は菅(かん)と読み間違える方も多かったことでしょう。自民党の議員が読み間違えたから余計に記憶に残っていました。

 岩沼市議会でも同様のことがありました。間違えたのは自民党会派所属の佐藤一郎副議長です。一般質問で用意した文言を読み上げていた際に、「菅(かん)首相」と言い、本人は全く気付かず周りが騒ぎだした。

 また「鉄軌道(てつきどう)」が読めずにまごついていた。後ろから援護されやっと読めた。議員自らが提出した原稿だから、読めない筈はない。5期目の議員経験17年目と自負している割に、、、

 そのことよりも公明党の高梨明美議員の一般質問は見事だった。1期目で質問内容もさることながら、堂に入っている感じがした。質問の順番を間違えていたことを指摘されても、対応が上手でした。

 明日は私の一般質問。詳しくは録画中継(2/5頃配信)をご覧ください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不登校率高いから質問

2021年02月16日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市議会は今日から2月定例議会が始まった。予算議会ですからとても大切な議会です。日程は3月9日迄の22日間となりました。休会や祝日も含まれているので、議会へ行く実質の日数は11日間です。

 今議会での一般質問は「中学生の不登校について」と「仙台空港24時間化覚書について」を行う予定です。質問項目を2つにしたから持ち時間30分では、時間に余裕が有りません。

 市内中学生の不登校率は昨年度7%を超えています。市内中学生の生徒数は千人を超えているので、70人以上が不登校になっている。これは全国平均の1.8倍に相当しています。

 出席日数が30日以上欠席した場合、不登校の対象となります。不登校になると希望する高校に入れない可能性があり、高卒の資格がない日本社会においては、就職に関して不利になります。

 そういえば将棋の藤井4段が今年1月に高校を中退していたとのニュースがありました。彼の場合は将棋のプロ棋士というはっきりとした目標があるし、活躍しているという観点から何ら問題ないと感じます。

 学校の勉強ができるとか、できないとかの問題ではないと思っています。社会に出て自信を持って活躍できる場所を得ることは、とても大切なことだと思っています。だからこそ高い不登校率を質すことにしました。

 学校を欠席し行き場を失いつつある子どもを、何とかしなければと願う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

質問時短?予算議会で

2021年02月12日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市議会は10時~議会運営委員会が開催されました。私は会派に所属していない『ひとり会派』議員も参加するよう呼びかけられた。議題は「予算議会における一般質問」だったから参加することにしました。

 予算議会は年4回開催される議会の中で、一番大切な議会と認識しています。しかし、佐藤淳一議会運営委員長らの会派及び自・公連合である大方の岩沼市議会にそのような認識はありません。因みに立憲民主も同様です。

 予算議会だけ一般質問の時間を通常の40分から、30分に縮めています。予算議会の過去をさかのぼると昔(10年前:40分)は一般質問しかありませんでした。私らが予算議会は一年で一番大事な議会なので代表質問を提言しました。

 それが代表質問は一会派から一人(当たり前!)のはずが、代表質問した会派は他の議員が質問できないなどの制約を起案した。その時の一人会派の一般質問は20分でした。つまりは大勢の議員に質問させないようにしたのです。

 その後、一般質問をしたいという議員が自・公連合内から出て、代表質問者以外は一般質問できることになりました。自分たちで決めた制約を自ら変え、決めた行為に恥ずかしさはなく、元に戻したと思ったら20分のままでした。

 一般質問という言論の自由を岩沼市議会は自ら制約を科し、議員に与えられている権利をはく奪するような起案はあっさりと通過し、30分になったというが今議会も馬鹿げた一般質問になっています。

 私は意見を求められたので「予算議会は一番大切な議会なので、質問時間を40分に戻そう」と過去の経緯について話した。しかし、佐藤委員長は聞く耳など持っているはずがなく、聴いただけで会議はいとも容易く終了した。

 こんな議会だからこそ、最高裁の大法廷で岩沼市側が敗訴したのだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

準備万端?24時間化へ

2021年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市議会は本日2月5日に議員全員協議会(以下:全協)がありました。前回の全協は1月27日に協議した『仙台空港24時間化』と同じ協議内容です。その9日後に出てきたのが『24時間化に係る要望書』と『覚書(案)』です。

 岩沼市が要望書として宮城県に提出した日付は、1月27日の全協の2日後でした。準備万端、市民の理解などどこ吹く風で議会を抑えれば宮城県と調印の運びになるのか?と思いたくなります。

 今日は宮城県の土木部長も出席されていましたが、傍聴席はマスコミ関係者でいっぱい、カメラは5台も来ていました。このブログの1月27日に掲載した図面の内容が、覚書(案)として文字になったものと解釈してください。

 平穏な夜の時間帯に飛行機飛ばすことを許してしまう雰囲気の市長並びに岩沼市議会です。本来であれば、この24時間化は絶対阻止の立場だったが、雨水排水をちらつかされて気持ちが揺れ動き折れた。土木部長のいる前で雨水排水について意見を言わせていただき、早い段階から取り組むようお願いした。

 また、宮城県から飛行ルートである西部3地区と周辺地域である矢野目地区へ、それぞれ交付金が出ることになっています。交付金の金額は未定ですが、過去に宮城県は矢野目・相の釜地区へ交付金を出しており、岩沼市の管理となっていました。

 管理していた交付金は目的別になっており、その地区以外使えないようになっています。飛行機の騒音や落下物に対処するためのものですが、その地区だけへの恩恵ではないはず、市長に広く市民に使えるよう念を押した。

 また、アクセス鉄道の延伸と称し、岩沼市内(飛行場のトンネル付近)に新駅を持ってくることになっている。国は延伸は認めない方向になっているので新設扱いとなり、国の認可は限りなく無理に近い。「市民に絵に描いた餅ではなく、実現できるものを覚書にして欲しい」と要望しました。

 24時間化で得るなら、騒音より水害の無い町を優先しようと考えます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする