すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

塩竃仲卸市場も不況で

2010年12月30日 | ブログ

 今年も残すところあと1日、プラスもう少しとなりました。年末の慌ただしい中、毎年買い物に行っているという親戚と、初めて塩竃市の仲卸市場に行ってきた。

 車の渋滞は塩竃市内で激しく、普段の2倍、時間が掛かったと思います。駐車場に車を止めてからも、年を越すためのごちそうを買い求め、大勢の買い物客がおりました。

 人・人の混雑は、店内が足の踏み場もない状態でした。不況だと言われても高級な本マグロやナメタガレイは所狭しと並び、飛ぶように売れていく有様は暮れをより一層感じさせてくれました。

 今年は猛暑の関係でカキの入荷が少なく、殻付のカキしかありませんでした。(殻付のカキは高いです)聞いたところ袋入りは今朝7時に完売で、明日の入荷も分からないと言ってました。

 地球環境がこういったところにも影響があるんだと感じた次第です。お目当てはマグロの刺身でしたが、親戚が言うには通常の3倍くらいになっている。

 買い手は安く買いたいが、売り手は高く売りたいのが人情。年の瀬を控え需要と供給のバランスで商品の値段が左右します。高いとは思いながら、

 嘆くことなく年に1度と本マグロならぬカジキマグロを購入しました。また、酢ダコのお店があり、綺麗に色づけされたタコに食欲をそそられ購入することになりました。

 この店の販売方法は量り売りで、切り落とした足の部分を秤に掛けて値段を付けていく。大量の酢ダコの中からこれぞと思うものを選んで、世間話をしながら値段を交渉していく。

 うかうかしていると、お客が次々と購入していく。もう無くなるのか?と思っていたら、台車に載せて大量の酢ダコを運んできます。恐るべしタコ専門店でした。

 我が市議会は、議員の期末手当削減は現状維持にする議決となった。仲卸市場の繁栄を見ていると世の中不況が嘘みたい。議員の期末手当も削減しなくて、良かったのかと思いたくなる。

 太く大きなタコを仕入れてから、酢に漬けていたのでしょう。今日明日で売り切らなくてはと、威勢の良い声でおばちゃん張り切っていました。その声に「もう少し!」と値切ってみたが、次の一言で値切らず買うことにした。

 厳しいな~、毎日こんだけ売れれば良いんだけど!


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小沢氏政倫審出席か?

2010年12月29日 | 政治全般

 日光東照宮にある三猿の彫刻は有名で、中学校の修学旅行で見た時以来です。「見ざる・聞かざる・言わざる」の意味は、私が修学旅行で見聞したものと多少違っていました。

 8枚の猿の彫刻からなる物語で、2番目に掲げられているのが有名な「見ざる・聞かざる・言わざる」です。猿が生まれてから、大人になり結婚し子供が生まれる過程を彫刻にしたものです。

 目・耳・口をふさぐ猿は幼年期の猿で、「子供のころは悪いものを見たり・言ったり・聞いたりしないで、素直なまま育ちなさい」という教育論の意味があるそうです。

 私は大人が何も「見ざる・聞かざる・言わざる」だと思ったのですが、子供時代の教育だったんですね。それにしても今の政治は、悪いことに見ない聞かない言わない状態ではないだろうか。

 民主党の小沢氏問題で政倫審出席の記事はあるが、小沢氏も出席することへ注文をつけてきた。問責決議を受けた仙谷官房長官の辞任を求めているのです。

 来年度の予算審議に応じない姿勢の野党が、審議に応じるためには小沢氏の政倫審出席と、問責を受けた仙谷官房長官の辞任を要求しているからです。

 小沢氏だけが政倫審に応じても、仙谷官房長官が予算書を野党に提示するわけだから、野党は受け取りを拒否する構えです。(そこに小沢・鳩山Gがつけ込んでいる)

 検察審査会が小沢氏の政治資金規正法違反(陸山会事件)で、起訴すべしとした判断は来年早々にも捜査が入るとの見方があり、そうなると政倫審出席の可否は含みを残したままです。

 現在進められている陸山会事件は、大阪地検特捜部の捜査資料改ざん・隠蔽事件で捜査が難航しています。起訴された3人の元秘書は供述調書の信用性でも争う姿勢です。

 また、水谷建設からの裏金立証もここに来て困難な状況にあり、陸山会事件は暗礁に乗り上げ小沢氏の強制起訴は長引くとも記事になっています。

 この問題が長引けば長引くほど、日本の将来は改革や行方が進まないし何も決まらないのだろうか。国内では雇用や社会保障問題が山積しています。

 国外ではTPPや外交問題が大きく、政治主導を目差した民主党の政治は、党内の内紛状態をさらけ出した。はき違えた方向に進んでいるのではないかと思えてくる。

 昔、経済は一流、政治は三流と言われた時代がありました。経済が順調であれば政治は不要とまで言われた時代でもありました。昔の自民党政治ならこれで良かったのです。

 野党である自民党も変わってほしいと考えています。日本の舵取りを横から支えても良いのではないか、今の内に存在感を示すのなら国民は理解してくれるでしょう。

 岩沼市議会も見ざる・聞かざる・言わざる議員が多いと思いませんか。その方が安泰なのかもしれませんけどね。余計なことを言ったばかりに、発言の訂正や削除を議場で行う必要もないのです。

 廻りからは言わなければよいとクギを刺されますが、議員になって何も言わなければ、それこそ市民から「蚊帳の外状態」ではないでしょうか。

 日光東照宮の三猿は子供の教育で、素直なまま育ちなさいと教えています。大人になって政治家になって政治主導を素直に貫かねばなりません。そう思うのです。

 菅内閣が、見ない・聞かない・言わないでは困る。


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過去最大愚かな菅総理

2010年12月25日 | 政治全般

 来年度の予算案が閣議決定されたと報道にある。新聞の見出しは「過去最大92,4兆円」無責任極まりない政治がここまでひどいとは想像がつかない。

 税収全体の見通しは44,3%しかなく、国債発行(つまり借金)が47,9%です。残りの7,8%は(12/20に書いたブログ内容)今年限りの税外収入、いわゆる埋蔵金です。

 埋蔵金を除けば半分以上が借金で、このような予算を組むことに国民は良しとするのか?将来への負担を増額することが、国の政治の役割なのだろうか。(このツケは誰が払うの?)

 私達市議会議員は市長に対し、地元の要望事項や市政に関し提言をします。良い提案であれば金は掛かるが、市民サービス向上であれば良しと考えます。

 しかし、岩沼が借金漬けの行政なら、無理な財政出動は提案しません。岩沼の年間予算規模は約130~140億円で、借金は約97億円、貯金は60億円ありますから健全な財政と言えます。

 だけど、財政健全化だけが素晴らしいわけではありません。財政健全化は見方によっては、市民サービスを低下させるものであれば論外なのです。

 財政破綻の夕張市は人口が約11,600人で、借金の総額が一時は600億円以上もあったと言われました。国の人口は1億2700万人で夕張の人口の約1万倍です。600億円の1万倍は600兆円なのです。

 国と地方の長期債務残高は、891兆円です(借金は夕張より多いのです)。夕張は財政破綻したので、市長の給与は6割減に、議員は定数半減で給与も4割減になっています。(税金も多少高くなっています)

 国会議員は給与どころか定数も削減することなく、平然と借金を続けている。国債の金利だけでも21兆5000億円に昇る状況の中、借金を繰り返すことに憤りを感じる。

 支出全体の内訳で31%を占めるのが社会保障費です。92,4兆円の内、一般歳出が54兆円、国債費21兆円、地方交付税16兆円です。社会保障費は一般歳出の内、半分以上も占める28兆円なのです。

 社会保障費はこのまま推移すると、毎年2,4兆円ずつ増えることになります。統一地方選挙を意識し、人気取りの政治で予算を組まれたのでは国が持ちません。

 国は必然的に消費税を上げざるを得ない状況に追い込み、国会議員は痛みを伴うことなく国民に理解を得ようとしているのではないか。消費税の値上げ議論を出す前に痛みを国会議員自らが示すべきではないか。

 愚かな菅総理に、愚痴を言っても無駄なのかも!

コメント (2)
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機種選定は最良の判断

2010年12月24日 | ごみ問題

 今日は亘名取共立衛生処理組合(亘名)の議会がありました。何も決まっていない議会のようでした。遅れていると新聞記事になっているのに、この一年変わらない。

 なぜ変わらないかと言うと管理者が何も決められないのです。決断力が無い、指揮権を行使できない。拮抗した行政同士者が集まると決断は遅くなりますね。

 亘名は平成19年12月に「一般廃棄物(ゴミ)処理基本計画」なるものをまとめました。基本計画は環境に配慮したもので、ごみを資源にしましょうというものです。

 この時期は私が議員に初めて立候補した時で、12月が選挙の真っ最中でした。ごみのために議会が構成されていることなど、わからないことでした。

 計画ではごみの資源化率を30%にする。そして、最終処分率は4%にしますということです。この考えは素晴らしいものですが、イカンセンお金がかかりすぎるのです。

 環境省は十数年くらい前にごみを資源するための規定を作りました。それがごみを資源化するものです。燃やしたごみはセメントやアスファルトの材料として使用します。

 他に資源化はビン・缶・ペットボトルなど、資源になるものを集めて再利用するやり方は衆知のとおりです。集めたごみの総量を出来るだけ捨てない考え方です。いわゆる「ゼロ・エミッション」(廃棄物ゼロ)です

 規定をクリアしたら補助金を多く出しましょうとなりました。規定をクリアすれば1/2の補助金で、出来ないところは1/3の補助金です。総事業費が数百億円となるごみ処理事業は眼の色が変わるのです。官民一体となって知恵を出して考えたのが、溶融施設です。

 しかし、地球温暖化で一変してしまいます。Co2を減らすことが京都議定書で義務付けられたからです。環境省は環境に配慮するためにお金とCo2をたくさん出す行政と、Co2を削減する相反することが存在しています。

 国は環境に配慮しなくても良いよって、Co2出さないならそれでも良いから補助金出しますよとなりました。それを受けて各自治体は燃やした灰を捨てることにしました。

 それでも制約があります。最終処分場が15年以上確保できていることです。時代の流れとともに補助金は交付金に変わり1/2から1/3に変わりました。

 制約は燃やしたごみの熱を利用し、発電することを義務付けています。良いことですよね!ここから本題です。今まで、管理者は基本計画通り進めると言ってました。

 機種選定委員会が出した答えは第1候補が「ストーカ炉単体」(つまり溶融施設を作らない、お金をかけずCo2を出さない)で、管理者に答申したのです。

 第2候補からは溶融炉です。「ガス化流動床」、第3が「ストーカ炉+灰溶融(燃料)」、第4が「シャフト式(コークス)」、第5が「シャフト式(?)」、第6が「ストーカ+灰溶融(電気式)」となっていました。

 第6候補は仙台の松森清掃工場と同等の施設です。やはり、機種選定員会は調査をし、時代に即した考え方を持っています。管理者の基本計画通りを無視したのです。

 根本的に基本計画を練りなししなければなりません。第1候補の「ストーカ炉単体」案は、冒頭記述した資源化率30%、最終処分率4%を変えなければなりません。交付金対象の基準を最初からまとめなければなりません。

 管理者会で纏まらないのは、昔からの約束ごとで焼却施設は「岩沼」最終処分は「名取」という縛りです。岩沼が選定した土地に廃棄物があることは選定地から外す判断をすべきです。

 そのうえで新たな土地の選定や新たな考えで、将来負担のかからない施設を作るべきと考えます。機種選定委員会はその点評価できるものでした。

 あと十年もすると年金行政は1人で2人を支えることになり、社会保障は年々増大する日本の姿が迫っています。将来負担のかからないもの作るのは当然のことです。

 管理者は早急にごみ処理行政で、決断の時期です。


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12月の冬至は大雨だ

2010年12月23日 | 市政・市制・市勢

 昭和55年12月24日はクリスマスイブの大雪が降りました。宮城・福島県に降った大雪は送電線の鉄塔などが倒壊し、60万世帯以上に停電がありました。暗黒のクリスマスイブと呼ばれました。

 あれから30年、昨日の冬至(12/22)は季節外れの大雨で県内各地が道路の冠水や床上浸水があったと報道されています。12月における仙台の時間最大降雨量は過去最大とのことでした。

 河北新報の朝刊には、一面中央にカラー写真が道路冠水の様子を写しています。それが岩沼だと改めて「水害のまちいわぬま」ということが象徴されているようです。

 大雨で市役所職員は通行止めや対応に大忙しでした。私も市内の主なところを車で歩きましたがあるものですね!今日も調査をしましたが、床下浸水は阿武隈地区で2軒ありました。

 また、車が水没して救助を呼んだところもありました。私の住んでいる土ヶ崎でも車がまた水没しました。この場所は以前一般質問でも取り上げたところです。

 私が「腰まで水位が上がった」発言をしたところで、異議があり後日市役所職員が現地を調査しに来ました。水没した車を押せば腰まで水は浸かるものです。

 状況を確認しながら今回も通行止めにしていません。ここは岩沼駅から西に600mの地点で、16mの道路幅があり決して狭い道路ではありません。通行量も考慮すると中々通行止めに出来ない道路です。

 昨日も自家用車で近くまで行きましたが、道路状況を把握していると自分の車も水没しそうで、恐くてUターンしました。だけど知らない方は進入してしまいます。

 近所の方に伺うと年に3回程度は少なからず浸水するところで、今年は猛暑の影響か1回目だそうです。道路に面している家は水害の都度、出入りが不自由で困っています。(道路に面する家は税金高いのよ!)

 今回の被害は最大時で、軽自動車のタイヤがほぼ隠れるところまで水位が上がったと聞きしました。ですから4~50cm程度と予想しますが、スゴイですね!

 仙台市の時間最大降雨量は42ミリとありましたが、岩沼は30ミリ程度と思われます。正確な雨量計は消防署で計測されていますが、他に国土交通省の五間堀川浸水情報システムで計測しており30mm程度です。

 仙台管区気象台には名取と亘理で観測されており岩沼にはありません。仙台気象観測所のデータでは名取市が27,5mmで、亘理町の観測地点は23,5mmでした。

 岩沼の時間最大降雨量の許容値は52ミリです。つまり、時間降雨量が52ミリ降った場合水害はやむを得ないことになります。一つの判断基準なのです。

 30ミリの雨で水害が起こるのか、不思議ですよね!計測地点と実際の場所は、降雨量が違いますから、一概に矛盾しているとは言えないのです。

 だけど、実際に水害に遭われている方がいることを理解してほしいのです。岩沼市は水害対策に思い切った予算を計上しておりません。以前は52ミリ近く降ったと言い訳をしています。

 安全安心まちづくり条例を唱っている市は、巨費が掛かるからと言って水害対策を講じておりません。毎年のようにとか、2年に1回など被災されている方がいます。

 水害対策を何もしなければ、次は誰かが被災します。


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