すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

岩沼の10年前は何が

2013年01月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 知人の母親が急逝し、お通夜のため築館まで行ってきた。サラリーマン時代は毎日のように車を運転し営業活動をしていました。県内の隅々まで走っていたが、築館は毎週のように訪れていた所でもありました。

 久しぶりに訪れた築館は、いたるところで風景が変わっていました。昔は田園風景が広がっていた場所に築館高校(男女共学のため新設)が移転したことで廻りは様々な商店や住宅が張り付いていました。

 2005年に築館高校は築館女子高校と統合され新しい校舎が新設されたことはわかっていたが、その以前からこの地に足を踏み入れていないので約10年ぶりになると思います。

 10年という月日は過ぎてしまえば早いものですが、10年前のことを思い出すとすれば、、、なかなか思い出すことが出来ませんね。

 知人は仙台市内に居住し、毎週のように一人暮らしの母親の元を訪れていました。健康的には問題なく元気な母が急逝するとは考えていなかったとのことです。

 ご近所から「昨日から姿が見えない」との通報があり、翌日の日曜日に帰ったところ玄関先で倒れていたとのことです。死因は、くも膜下出血だったそうです。知人は『ただただ悲しい』と残念がっておりました。

 新興住宅とは違い、田舎の近所付き合いは隣同士の絆が深く、ちょっとした動作やしぐさまでも把握していることに驚きです。現代社会はそれが嫌なのか、近所付き合いは疎遠になるばかりです。

 私が住んでいる土ケ崎町内会でも町内会長が、絆を大事にしようと町内会で様々な行事をしています。西部地区のコミュニティ運動会や新春懇談会で会話の機会を増やそうと努力しています。

 話は絆の方へ脱線してしまったが、岩沼の10年前は何があったのだろうか。岩沼は10年経過し何が変わったのだろうか。なかなか思い出せません。

 一つ確かなことは井口市長が10年以上も、市長で有り続けているということです。(今年で14年経過しました)10年ひと昔と言うけれど、井口市長になってからグリーンピア、図書館、南プラザ、駅前と様々なbigプロジェクトは出来たが、大幅な人口増になっていません。

 陸上などの既存施設はボロボロになっている有様。

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いぢめてはなりませぬ

2013年01月24日 | 市政・市制・市勢

 女優の綾瀬はるかさん演ずるNHK大河ドラマ『八重の桜』に、会津藩の子弟に対する教えが書いてある。什の掟(じゅうのおきて)、什(じゅう)とあるが実際は7つで最後の言葉に「ならぬことはならぬものです」とある。

 什の掟には「嘘ついてはならない」とか「卑怯なふるまいをしてはならない」など子供への教えを説いたものです。最後の言葉は出来ないことはできない、とも受け取れるが、やれることはやらなければならないとも受け取れる言葉だと思います。

 本日、名取市文化会館・小ホールにて「亘理名取地区市町議会連絡協議会」の議員研修会がありました。簡単に言えば2市2町の議員が集まり、勉強会です。

 講師は会津若松市議会議員4期目、木村政司氏、演題は「会津若松市議会における議会改革の取り組みについて」です。午後2時から2時間程度の講演でした。

 会津若松市は人口が12万人余り、議員定数は30人です。議会基本条例を作り、議員は、いや議会が大きく変わったそうです。議員だけで議論しても結論が出ないとなれば、外部委員を入れて条例や仕組みづくりに邁進していきます。

 市民から議会へ「報酬が高すぎる」とか「議員数が多すぎる」と意見があれば、様々な観点から議論・検討し、議員報酬や定数のことで市民に説明する。また、学校や市営住宅建設など問題を提起されれば、議会が対案を作り、市政に反映しています。

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 『八重の桜』が会津を舞台にしていますので、頂いたパンフレットに新島八重は「女性の地位向上に尽力した会津女性」とあります。その遺伝子を受け継いだのか会津若松市議会は、市民に議会の地位向上に向け鋭意努力している様子がうかがえました。

 配布された資料の最後に「住民の声に寄り添う議会」と題して、行政がすくい上げにくい政策ニーズに議会が機動的に向き合う、とありました。震災で大熊町などから会津に避難されている方が大勢いるとのことです。

 この文字を目にした時、岩沼でも新たな集団移転をしたいと希望している8世帯に議会が向き合ってほしいものだと感じました。未だ要望に対し否定的な市長や多くの議員に什の掟を見てほしい。

 「弱いものをいぢめてはなりませぬ」とも書いてある

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高校入試が変更される

2013年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 大阪の桜宮高校で教師による体罰を苦に生徒が自殺した問題で、受験入試にも影響が及んでいます。橋下大阪市長は体育系学科への入試を行わなず、普通科としての入試を実施することになりました。

 一教師が行った体罰の影響は、体育課での希望を抱いた生徒が受験出来ない逆風が吹く。ただ、これで生徒が高校での希望が途切れたわけではありません。

 桜宮高校の授業内容をホームページで専門科目別に見ると、体育課の専門科目である体育の授業は週10時間です。これに対し普通科の保健体育は週4時間あるからです。

 高校時代体を動かすことが好きな私にとって、じっとしている授業は苦になることがあった。授業内容が工夫されなかったら、科目に興味を持つことが欠けてくる。

 それは物理の授業がそうだった。先生は白衣姿でも実験をすることもなく、ただ単に教科書を読み上げるだけだった。その上、話す言葉が子守唄とは言わないが念仏のように聞こえるから、とても眠かった。そういう観点からすると体育課は魅力です。

 今年から宮城県は高校入試制度が変わりました。入試の形態が前期選抜、後期選抜になった。前者である前期選抜入試は昨年までの推薦入試で、後期は一般の入試と考えていいと思います。

 新しい前期選抜入試は今までと大きく違いませんが、学校によっては総合問題集と作文、面接となっているようです。昨年までの推薦入試は面接が主だったようでした。

 大きく変わったのではなく、従来の推薦入試が学校からの推薦枠を広げる意味合いがあります。また、中高一貫校(仙台二華、古川黎明)のように新しい学校のための入試で新しく変わりました。

 前期選抜入試が出来ないからといっても特に差し支えはありません。一般的な学力による入試は後期選抜入試であり、本来の入試と言えるのが後期選抜入試なのです。(後期という文字に違和感あるな~)

 高校に進学したら何をやると聞かれれば、目標が定まっているいる高校生とそうでない生徒がいます。高校生にもなれば追い求めることはおのずと決まってくる。

 物事を極めることができるか、できないかでは社会に出て大きな差となります。今やろうとすることが大切なのであって、そこにいじめや体罰は不要なのだ。

 岩沼市の場合、大人になってもいじめ、それとも体罰かと思われることが現に存在する。岩沼に住みたいと願っている被災者に、高校入試のように要望枠を素直に広げて欲しいものです。

 新しく集団移転地を求めた8世帯には強風が吹く。

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大寒は大いに盛り上り

2013年01月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりに気象庁のデータを見て驚いたのが、積雪があった14日から最低気温は-1,3℃、-4,7℃、-10℃、-7,5℃、-9,9℃、-7,2℃と平年を大きく下回っています(気象庁、名取地点調べ)。最高気温は氷点下になっていないが、寒いわけです。

 屋根に解けない雪があることは、家屋の断熱性がすぐれていることの証です。いただけないのは道路にいたるところで残雪があることかな。自転車や徒歩では足元に注意が必要ですが、今年の除雪は来たのだろうか。

 今日1月20日は24節気のひとつで『大寒』です。寒さが最も厳しいとされていますが、学校ではインフルエンザがひそかに流行しつつあり、その一方武道などではは寒稽古が行われたことが報道されている。

 そんな中、私が住んでいる土ケ崎町内会で「第3回新春のつどい」が開催されました。土ケ崎町内会は岩沼駅西側に位置し交通の利便性が良いことから、今では約900世帯が暮らしている比較的大きな町内会です。

 私が高校生の頃、土ケ崎は田んぼに囲まれた自然豊かな地域でした。卒業後まもなく土地区画整理組合が工事を開始し、現在の町内会組織が出来上がりました。それまでは土ケ崎単独で町内会組織が組めないほど小さな町内会だったとのことです。

 町内会には土地区画整理組合が市に寄贈した会館があります。今は市から町内会が指定管理者となり会館の管理運営をしています。(私がその担当でもあります)その会館大ホールにて新春のつどいが開かれました。下の写真は会館の2階内部です。

Photo
Photo_2
 写真は新春のつどい第二部の演芸大会があり、踊りやカラオケで盛り上がりました。下の掛け軸は伊藤四郎町内会長が書いたもので、欲しい方に差し上げることになりました。

 参加者は紙切れを予約のシール代わりとして貼り付けるほどの人気ぶりでした。所々に貼ってある紙切れはそのためです。知らないうちに完売?でした。

 900もの世帯があっても近所同士の絆は、新興団地特有で疎遠になっています。出身は様々で本日お会いした方は、北海道だと知りました。参加者は60人と少なかったが、つどいは大いに盛り上がり半数以上が唄や踊りを披露しました。

 町内会には、大寒を吹き飛ばす熱さがありました。


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高校生の美術展展示中

2013年01月18日 | 音楽・芸術

 体育会系の私にとって芸術や音楽は苦手の一つであり、最近まで文化連盟なる団体があること自体知らなかった。中学や高校は体育連盟があるように、中体連や高体連などは有名でしたが、文化連盟もあるのです。

 名取高校の文芸部が文芸誌の部門で全国優秀賞を受賞したことがきっかけで、その存在を知ることになりました。(昨年12月14日付のブログ参照)

 岩沼市が主催する市民芸術文化祭などで、市内の芸術家が展示する力作を拝見すると、私にはできない領域であり、芸術者には尊敬と畏敬の念に駆られる。

 今日の河北新報に『第65回宮城県高等学校美術展覧会』のことが記事にある。宮城県美術館の県民ギャラリーで高校生の力作が展示されています。入場料は無料で1月20日まで展示中で行ってきた。

 総数で519点展示されており、どの絵を見ても力作です。そのうち優秀賞35点、奨励賞40点が選ばれています。じっくり見て2時間ほどかかりましたが、見ていて飽きが来ないのは何故でしょうか。

 何度も何度も重ね塗りをしたり、定規やコンパスで書いたような直線や曲線は、この絵を描くのにどれだけの時間がかかったのだろうか想像してしまう。

 近くで見たり離れて見たり角度変えて見ると絵が違って見える。今にも動き出そうとする躍動感あふれる絵と完全に静止している絵など様々です。

Photo

 写真は知り合いの高校生が奨励賞を受賞した油絵です。岩沼市の高校生も頑張っています。アジサイを保護色にして隠れている蛙はじっとしているようにも思えるし、これから動くようにも見える。

 光の強弱で立体感と奥行きは出ているが、アジサイにもう少しインパクトがあればと思いつつ(葉っぱに水滴や汚れがあって方が良かったかも?なんて下手な批評をしながら)「うまいな~、上手だな~」と思い帰路に就いた。

 芸術に触れて、気分が穏やかになるのは何故かな

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