すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

議会懇談会からの質問

2014年03月30日 | 市政・市制・市勢

 「公取の関係で揉めるのでは」「辞めるからと言って、これは卑怯なやり方ではないか」「落札率を監査請求でただせないか」等々ご意見をいただきました。

 3月16日に私達が発行した会派誌『3月議会報告』に、3会派合同の『議会懇談会』を吹上集会所で行うことをお知らせしました。雨の中、たくさんの方々にお越しくださいました。御礼を申し上げます。

 本来は岩沼市議会が最高規範である議会基本条例の下、行わなければならないことを放棄しているの?『議会報告会』については、議長が忘れているのか事務局が多忙なのか未だに連絡はありません。

 本日の議会懇談会では新火葬場問題に、多くの時間を費やされ質問が集中しました。28日の河北新報に『新火葬場を考える会』から、岩沼市に対し公開質問状が出されたことや、成り行きを聞いて納得されていました。

 町内会は周辺住民に説明しないまま、岩沼市に建設場所を申請しました。それを市は昨年11月に把握しつつ、次回の説明は新年度に行うとして、事業を水面下で進めようと思われることが問題なのです。こういうときほど正式な議会報告会を実施すべきですね。

 他の質問では「とある議員から(私達ではありませんが)はっきりしたことは聞いても良いが、『かも』は聞いてはダメ」と言われたそうです。「はっきりしたことなら聞かなくてもいい、グレーゾーンだから聞いているのに」と憤る。

 岩沼にはあまりにも失礼な議員がいるものだと思いました。だけど、最高規範の岩沼市議会基本条例には『確たる事実』しか表現できないと規定されている。(これを盾にしている議員がいるなら実に醜い)

 先ほど憤っていた方は質問として「議員は市民を守るのか、それとも市長か」と問われました。私に答弁の機会はなかったが心の中で、<市民です>とつぶやいた。(当たり前のことほど、答弁する内容は難しい)

 冒頭の質問は地元建設業者が工事請負契約に関し、落札し承認されたことについてでした。10~30数億の工事が98~99%の落札率だったことが、血税の使途として住民監査請求なる言葉まで飛び出した。(確かに異常事態ですね!)

 今議会で採決された中に、百条委員会の設置や新火葬場建設緊急動議が7:10で負けました。また会議規則の一部改正(改悪)も、共産党の退席で7:8になり負け、参加者からこの一言が胸に刺さった。

 「数で負けることは悲しいことだ、正義が通らない」


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最終処分場の新モデル

2014年03月26日 | 市政・市制・市勢

 「暑さ寒さも彼岸まで」とは、よく耳にする言葉ですね。つい10日前までは最高気温が10℃にならず最低気温はマイナスを記録してました。とても寒く暖房器具が手放せない生活でした。

 それが今日は靴下をはかずYシャツに半袖ベストを着用し、外を自転車で快適に走り回ることが出来ました。このように暖かくなると私は花粉が大敵で、目と鼻が自分じゃなくなりテッシュが手放せない生活になります。

 昨日(3/25)午後二時から、『亘理名取共立衛生処理組合』の議会がありました。年2回行われる議会は予算議会(3月)と決算議会(12月)があります。

 この議会での懸案は新しい『最終処分場』の場所が決まりません。最終処分場とはごみ焼却施設で出た焼却灰などを廃棄するところです。

 ゴミ焼却する施設などはある程度の寿命があります。でも機器や建物の補修を行えば延命化は可能です。しかし最終処分場に限っては、満杯になれば捨てるところが無くなり、延命化出来ない施設なのです。

 焼却灰に含まれる有害物質はなん工程もの水処理を経て取り除かれ、滅菌すれば飲めるような綺麗な水で放流されます。しかし迷惑施設のイメージが付きまとう。

 基本計画上では今年処分場が完成する予定でした。既存の処分場はもうすぐ満杯、それを知りながら計画は未だとん挫しています。建設できないと毎年一億円の負担増になることが算出されています。

 そこで一般質問で新たな提言をしました。従来の処分場は山林で囲まれた目立たない場所に建設しますが、私は海岸沿いの危険区域に建設してはどうかと提言しました。内容の主なものは次の通りです。
①すでに買収した危険区域なら用地買収に時間が掛からない。
②危険区域の活用方法としても見いだせる。
③施設が満杯になったら盛り土し、高台を創ることで将来の避難場所になる。
④高台は公園として活用できるし、津波被害を緩和できる。

 等々手放せないほど良いことばかりではありませんか。何より日本における最終処分場の新モデルになると考えています。近い将来想定されている東南海沖地震にも対処できる高台建設は、津波を逆手に取った被災地ならでは施策ではないだろうか。

 その状況下において2市2町で構成する4首長の内、3人の首長選挙(4月:山元町、5月:亘理町、6月:岩沼市)が行われます。組合管理者である井口岩沼市長は、今月11日の新聞で引退すると述べていた。

 せっかく提言したのだが、やらずに辞めるんだね。

コメント (2)
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明日は議会懇談会に!

2014年03月22日 | 市政・市制・市勢

 『議員は忙しくない』と常に吹聴している私ですが、3月議会閉会後2週間近く経過したのに、、、何かと忙しい。年度末を迎えていることが一番の要因みたいです。

 この2週間を振り返り公務として活動したのは、亘理名取の組合議会が25日に予定されているため、『議会運営委員会』の会議がありました。また、小学校卒業式に議長代読として祝辞を述べたことぐらいです。

 3月25日の午後2時から行われる『亘理名取共立衛生処理組合』議会では、一般質問をすることにしています。2市2町から一人ずつ質問できることになっていますが、今回他の市町は質問をしません。

 忙しい理由は主に私用のためです。町内会から土ケ崎地区集会所の管理を依頼されていることに伴い、新年度に向けた準備や、スポーツ少年団の切り替わりのための事務作業などがやたら多い。

 また、市議会閉会(3/10)後の16日に新聞折り込みした『3会派合同の3月議会報告』の原稿作成や印刷などもあった。そのための資料作成や収集にも費やした時間は意外と多かった。

 こちらのペースで物事が進んでいけばいいが、うまくいかないときは焦らず一つ一つこなしていくことが肝要でしょう。私はサラリーマン時代に、いくつもの仕事が重なったらまずは小さいものから処理してました。

 その癖があるためか最も肝心な一般質問の原稿作成に時間を費やせないでいる。そんな時は『焦るな、焦るな』と自身に言い聞かせ、必要と思われる情報を少しずつではあるが収集し、ため込んでいる。(ブログ書いている時間が無いのでは、と自身考えています)

 ただ助かっているのは、岩沼市議会が年2回開催していた正式な公務『議会報告会』(昨年9月議会は懇談会にした)が、議会終了後に開催する協議をしなかった。

 岩沼市議会の最高規範である『議会基本条例』に規定されながら、議会報告会を実施しないとは何事か。と考えつつ、議会報告会を実施となれば、常任委員長として書類作成や打ち合わせでさらに忙しくなるところでした。

 その代わりではありませんが、3会派による合同の『議会懇談会』を明日、23日と30日行います。詳細は23日が午後2時~土ケ崎集会所午後6時~里の杜集会所。そして、30日が午後2時から吹上集会所です。

 議員7人で行う議会懇談会にぜひお越しください。

コメント (3)
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宅地上昇率は全国一位

2014年03月19日 | ブログ

 国交省が昨日(3/18)発表した公示地価で、宮城県の住宅地は前年度比2.5%増の値上がりです。昨年は1.4%上昇しましたから上昇率はともに全国一位です。

 宮城の住宅地の公示地価が上昇していることを知り、不動産業の知人が「最近の土地価格は値上がりしているよ」と言っていたことを思い出しました。

 震災直後(約2年半前)に土地購入した別の友人は、「近隣の価格が値上がりしているのに空いていた土地は埋まってくる」といった言葉も思い出しました。

 公共工事は人材不足、資材不足で入札が不調になっていることは承知のことです。工事単価を値上げし入札価格をアップしても、受注に至る会社が少ない場合があるとも耳にしている。

 宮城の建設関係はデフレ・スパイラルを抜け出したどころか、インフレ傾向ではないかと思ってしまう。ミニバブルとは言い難いが、しかし経済全体が潤っているとは言い難い状況とも考えます。

 4月から消費税が8%になることを受けて、スーパーなどでは品物を箱買いしていることも見られました。また、自動車や家電業界などでは忙しいのは今月までと割り切って営業していました。

 円安によるガソリン価格などは高止まりで、4月以降に消費増税による生活苦が待ち受けていような気持になる。あまり良い話が聞こえてこないのは私だけだろうか。

 我が岩沼市議会は4月から議員の経費である、政務活動費を全廃することになっています。政務調査費を企業に例えると、営業に向かうためのガソリン代や交通費、チラシやコピー代などの宣伝広告費に相当するものです。

 政務活動費がゼロになることで、議員活動が出来なくなることを危惧しています。交通費、印刷費、文書費などの経費が全く無くなるのに、市民のためにと調査や広報活動が出来るのだろうか。

 情報収集に走り回るも、お金はかかるのです・・・

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クリミア情勢で思うが

2014年03月17日 | 政治全般

 ウクライナのクリミア半島が、住民投票でロシアに編入することが確実な情勢になっていると報じられています。有権者の6割はロシア系住民とのことです。

 クリミア自治共和国となっていますが、紛れもないウクライナ領です。ややこしいのは1954年のソ連時代に、フルシチョフ第一書記がロシア領から編入しています。

 1853年クリミア半島をめぐっては、ロシアが黒海から地中海の出口を確保したい思惑がありトルコと戦争を仕掛けました。これに対しイギリスやフランスは、阻止することでトルコを支持し戦争になった場所です。

 この年はペリーが浦賀沖に来航した年でもあり、日本にとっても歴史上思い出深い年です。クリミア戦争を検索していると『ナイチンゲール』や『ノーベル』が出てきたり、改めてこの戦争が歴史に大きく名を刻んでいたことを痛感しました。

 ロシアがクリミアに進駐してから、わずか半月も経たずに選挙を強行した感があります。欧米各国は反発を強め、ロシアへの資産凍結や渡航禁止の対ロ制裁を発動し強める構えです。

 この報道に昔のような戦争にならないことを願うばかりです。なぜ拙速にクリミア住民はウクライナという国を捨て、ロシアになりたがるのだろうか。充分な議論をしたと言えるだろうか。

 民主主義の原理は数の力なのでしょうか。投票による結果がすべてを決めてしまうことは、果たして良いことなのだろうか。選挙はいつでもできることだから、数年から数十年後にまた元に戻りたいとなれば、その時はどうなるのだろうか。

 先進国の民主主義は少数の意見を大切にしながら、政策を推し進めてきたことで本当の意味での民主主義を確立してきたのだと思います。

 軍事力が強大で他国に侵攻し、選挙で正当性を主張し自国に編入するようなやり方はとても容認できません。一時の感情や国民の人気取りのための政治であってはならないと考えます。ロシアプーチン氏が下す判断は重大です。

 振り返れば我が岩沼市議会にも数の力による懲罰がありました。また、市長が震災被災者の少数意見を無視し、新たな集団移転希望者に耳を貸さなかった。そのことで苦しむ被災者がおり、岩沼を出ていった方もいます。

 首長の考え一つで、政治は大きく変わるんだよね。

コメント (3)
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