マスコミ好きの将軍様

　惜しかった！Ｗ杯日本代表、感動をありがとう。決勝トーナメントに勝ち進み国内の経済効果に寄与した、胸張って帰ってきて下さい。でも、決して豊でない人口630万人のパラグアイに負けた事実。う～ん

　受け止めがたい記事は、日本代表敗戦の裏で、ひっそりと河北新報に書かれていました。内容は岩沼市の事業仕分け記事です。これを見て、またかと思うのです。

　岩沼市はこれまでいろいろなパフォーマンスを繰り広げています。皆さんご存じでしょうか、健幸先進都市、協働のまちづくり、歩いて暮らせるまちづくり、安心安全条例。最近では夢・あこがれプロジェクト、そして仕分け？

　先の2月定例会では、施政方針に「健やか」で「幸せ」に暮らすことのできる「“健幸”先進都市」の実現に向け必要な経費として156億2700万円を計上いたしております。と結んでいます。

　税の値上げを優先し、暮らしのどこが健幸なのですか。通学路に歩道がないので要望すれば、お金が無いと断られる安心安全条例。集会所を指定管理者にし、電気代や維持費を町内会に押しつけている協働。

　事業仕分けは学識経験者や公募の行政評価委員と執行部で構成するとのこと。仕分けは政権交代や首長が変った時に行うことが多いのです。まして、自分の事業を自分で仕分けするようなことはパフォーマンスそのもの。

　ＰＴＡの関係で市民バス検討委員会なるものに選任されたことがありました。多様なご意見を、と言われどんどん言っても何も変らない。だれかに遠慮しているのか、何も変えない変えたくない、執行部がいたように思う。

　事業仕分けは経緯や費用対効果を担当者から説明を受け、「廃止」や「強化」など４つに分けられる。国のモノマネと言われないようにしっかりと仕分けして下さい。税の値上げが先で、仕分けが後、そんなのおかしいよ！

　求人が0.4倍と新聞の別なページに載っていました。引き続き厳しい水準にあるとも書いてます。これまでの事業はモノマネ、仕分けもモノマネなら言語道断、厳しい社会の中で保険税を納めて頂ける市民がいます。

　マスコミから取材を受けたと、昨日の議会では言われました。マスコミが一方的に、しかも3社も一緒に来るのかな～　　呼んだとしか思えない。

値上げはすんなり可決

　６月定例会（議会）は６月２９日の開会です。何で定例会って言うのかわかりません。ここはあまり突っ込まないで下さい。さて、今日は健康保険税の値上げに関する審議です。結果は賛成多数で可決。

　情けないことに私ともう１人だけ反対しました。もう１人とは共産党さん、私と反対の理由は全く違います。

　タイトルはすんなりとありますが、この議案は11時5分から始まり12時45分まで途中「暫時休憩」無く、活発に議論されました。私を含め7人の議員が質疑をしましたので、中身の一部を紹介します。

　最初は渡辺ふさ子議員：6点にわたり質問しましたが、値上げした場合のモデルケースで年収350万円は39万円→43万7千円になる。これは資産無しですから資産があればもう少し高くなります。実に5万円の値上げです。

　2番目は大友克寿議員：3点にわたり聞きましたが、保険税を滞納している市民の総額は4億9000万円あり、その収納はどうするのか。全庁的な取り組みとありましたが、答弁に理解できない。

　3番目は長田忠広議員:4点にわたり聞きました。ここも滞納の取り組みです。収納対策で納税できるのに悪質な場合は差し押さえします。またどうしても駄目な場合は県の強制的な収用対策を用いると、これも理解できない。

　4番目は宍戸幸次議員：5点のうち、ここでも収納対策のことを違う観点から質問しました。実績がどのくらいあるのか聞きましたが、、、5番目須藤（私）、6番目渡辺真多議員は収納率、7番目佐藤一郎議員も不能欠損という名前を変えて聞きました。

　収納は難しい。初めから払えない人と、お金があっても払わない人を、区別することは市職員でも難しい。取り立て金は5億円近くあっても、その家庭を壊してまでも取り立てることは人権に掛かること。だけど、、、

　反対の理由は、値上げを根本的に反対したわけではありません。年収350万円で夫婦＋子供2人の家庭で5万円も値上がりするのは、100万円の買い物をした消費税相当分。2時間足らずで議決して良いのか！

　値上げをすれば、払えなくなる家庭が増え、苦しくても一生懸命払っている人にはどう説明するの。だからこそもっと議論して、継続審議にしてはどうかと言うことです。　

私達に、これから必要

　4回しかない議会の始まり！明日（6／29）は議会です。一年間でたった4回しかありません。議会は3・6・9・12月に開催されます。貴重な議会に来て下さい。

　市長選後の初めての議会です。市長が何を表明するか、市長が市民のために何をするか、皆さんは見守る必要があります。

　未だに明日の対策が、私の中でまとまっておりません。何を話せば何を語ればいいのか正直まとまっておりません。

　議会は「言論の府」、しかし傍聴者も居ない議会は説得力がない。市民見てないし、聞いていない。これで、岩沼は良くなるのでしょうか！

　一昨日、市長のことを「将軍様」と表現しましました。お叱りを受けました。過激に書いているのではない。事実を書いています。

　新しい将軍様を見に行こうではありませんか。迷っている私です。

気になる原っぱの補修

　立派な陸上競技場が岩沼にあることは、以前話しました。しかし、3種公認を更新しないため、私はあえて「原っぱ」と言うことにしました。

　原っぱはいつも通り活用中です。名取・岩沼・亘理の中学生、そして、我がスポーツ少年団「ジュニア・ランニング・クラブ」・仙台市内の小学生も訪れていました。それに大人も数人混じってましたが、全体的な人数は少なかった。

　陸上競技の練習は土曜日に開催します。それが日曜日に練習をした理由は、昨日貸し切りのため練習が出来なからでした。昨日は市内のサッカー団体（小学生）が貸しきりでした。それで人数が少なかったのです。

　ジュニア・ランニング・クラブは、市内小学生を対象に陸上競技のスポーツ少年団です。詳細は後日改めて紹介するとして、来週と再来週開催される県大会に向けて8人だけの練習でした。

　来週は公認でない原っぱで、小学生の県大会がここで開催されます。記録が出ても大会記録や県記録にはなりません。なぜここで開催するのでしょう？

　詳しい理由はわかりませんが、県の説明は全国大会の予選だからと曖昧です。市は昨年公認申請見送りを県の協会に伝えていません。だから大会候補地を検討することが出来なかったのではないか。

　岩沼の施設は、駅から近いことや駐車場が整備されているなど、付帯設備が整っています。栗原市、女川町に陸上競技場は有りますが、条件面は悪いです。そのことは宮城スタジアムでもおわかりでしょう。

　先代の首長がお金と知恵を出して、使い勝手の良い施設を作ったのです。これを活用できない行政は困ったモンだ！ましてアチコチにブヨブヨな箇所があったり、ゴムがすり切れて補修すべき箇所は多々ある。

　原っぱを少々補修していました。色の違うところはゴムを張り替えました。（まだ白線は引いていません）　これだけで補修費はおいくらですか？気になるな～

将軍様の議会軽視じゃ

　面白くないことがまた一つ、皆さん、今日（6／26）の新聞見ましたか。河北新報みやぎ総合（県内版）トップに岩沼市のことが書かれています。内容は子宮頸がんの予防ワクチン接種を小6～中3に限って、市が全額無料化することです。

　昨日テレビでもこのことが放映されていたと、会派の国井会長から聞きました。問題は議会で承認されていないのに、記事の内容は既に議会承認を得たような「全額市負担とした」と結んでいます。

　議会承認も得ず市議会へ昨日、6月議会の議案書が渡されたばかり、審議どころか説明すらない記事にはびっくりです。子宮頸がんの予防ワクチンに市が全額助成することが悪く言うつもりはありません。

　予防ワクチンの接種は国民健康保険の対象者も居るはず、国保の税負担がいくらか議論もせず、値上げを決め込む一部の市議会議員。まして、子宮頸がんの全額負担がいくらになるかわからないで、充分な説明があったとうそぶく。

　議会運営委員会では、国保の値上げを含む8件を開会日（6／29）に、議決することになりました。そして子宮頸がんは議会最終日（7／8）に議決することになっています。この議案は国保の値上げとセットなのです。

　別々に議決することで、質問を撹乱しようと狙ったものでしょうか。これはよくやる手法で踏み込んだ質問をすると、「既に議決を頂いています」と言われます。これでは質問出来なくなります。

　国保税の値上げ議決は、6月末までに議決をする法的理由はありません。また、子宮頸がん議決は、新聞にも出ていますしなどと言われたら、、、メディアを操る国の将軍様そのもの。

　将軍様はよほど新聞・テレビに出たいのでしょうか。昨年の定額給付金事業の関係で市は、割り増し商品券を実施しました。しかも3割増しで400万円。ただし、これは議会が決めたことでもなければ審議すら無い。

　専決処分（議会の承認不要）で、市は議会に議案を提出することもなくさっさと決めてしまったのです。しかもその1日前にテレビに放映させ、市民から納得をもらったかのように思わせる。

　選挙で支持した市民は1／4しか居ないのに！今度もその手法なのですか。これでは議会軽視も甚だしいと思うのです。