すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

基準は誰のため基準か

2017年12月25日 | 日記

豊洲市場の地下水から基準の160倍のベンゼン

 ネットから『2014年11月の調査開始以降、最大値となるが、都は、市場機能がある地上部の安全性には問題ないとしている』と報道されている。 基準値の100倍以上だよ。本当に心配ないのだろうか。


 母校である『宮城県立名取高等学校』の新校舎建て替えで、予定地から基準を少し上回るヒ素が出た。正式な数値は忘れたが改正前の基準なら問題なく、新基準に改正されて基準を上回ったと説明された。

 試掘したところはグランドであったところでした。50年前は自然豊かな山というより丘陵地でした。そこを切り崩して平地にしたところに現在の学校があります。

 調査したところ自然由来のヒ素だと判明したが、調査のために工期が1年延びてしまった。そのため来年春(H30年4月)に新校舎が完成し移転することになった。

 環境省は何のために基準を設けているのかな。誰のために作ったのだろうか。『都は地下水管理システムの稼働を続けることで、水質は中長期的に改善していくとしており、今後も推移を見守る』とも記事にある。

 豊洲移転もここまでくると、行政は推し進めるしかないのだろうか。

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懇談会でおにぎり食べ

2017年12月23日 | スポーツ
 毎週土曜日はスポーツ少年団『岩沼ジュニア・ランニング・クラブ』で、子供たちと10時~2時間汗を流す。今年最後の練習でしたが、最近は指導するスタッフが増え助かっています。

 このクラブを立ち上げ18年になりますが、当初から関わり続けてきたため、私自身変革できないところにジレンマがある。少しでも良い方向に変えていくため、会員や指導者から意見を聞く『懇談会』を設けました。

 知り合いがいるスーパーにお願いし、おにぎりとおかずを特別に作っていただいた。練習終了後の12時半から里の杜集会所にて、親子と指導者30数名が簡単な食事をしました。



 味噌おにぎりの他、おかか、鮭、シーチキン(いずれも海苔巻き)の4種類から1個選ぶ。私たち大人は満腹とまでいかないものの、食欲旺盛な小学生には足りなかったみたいでした。予算面で来年の反省材料にします。

 食事後、自己紹介で家庭での様子や練習に対する要望、励ましの意味も込めて様々な意見を聞くことができました。普段聞こえてこない要望は指導者からも出て、2時間があっという間に過ぎた気がします。

 年を取ればとるほど、これでいいんだと自身に言い聞かせマンネリ化する傾向にあります。それでも今年は新たなイベントとして保護者やその家族と共に、1万メートルリレーを行い盛り上がった。

 ただ、我々指導者の理想像に近づけようとすれば、子どもたちの個人差で軋轢を生ずることにもなります。小学生を能力に見合った練習で差を付けることはできないし、ボランティア指導者の事情もあるので、そこはかなりの部分で難しい。

 来年からは少しづつ変えていくこととし、どうすれば実行に移せるのか考える良いきっかけになりました。子供たちの成長のために知恵を出し、保護者や指導者と今後も話し合っていかなければと思った懇談会でした。

 帰宅後、お腹がすいた~、来年はおにぎり2個だな

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99が適正で95は談合?

2017年12月21日 | 日記
 寒いな~、今夜は冷えています。暖房代ケチって設定温度を下げ、調べものをしていたら体の底から冷えた。日中陽が差すと、夜は放射冷却現象が起こるとラジオで聞きました。皆さん風邪をひかないようにしましょう。

 「冷えは万病の元」と思いませんか。冷えには病気だけでなく、いろんな言葉を思い出します。「朝晩は冷える」という秋らしい言葉もあれば「冷えたビール」は真夏を想像します。

 この言葉が違う意味で冷えてくると「スープが冷える」や「仲が冷える」そして「消費が冷える」これって、嫌な言葉ですね。経済は俗に生き物と言われますから「消費が冷える」は万病の元なのかもしれません。

 最近新聞の折込広告が多くなっていると思いませんか、土曜日ともなると新聞よりも折込の枚数が多い傾向が見受けられます。企業は売り上げが悪ければ、お金を掛けても売ろうとするから必然的に多くなる。

 本日木曜日の折込枚数は9枚。その内スーパーなどの販売業が6枚入っています。他に別冊の6枚綴り24ページも入っており、中には気の早いもので初売りの広告が入っていました。消費が冷え込む一例だと思いませんか。

 ネットには今日もリニアの記事が載っていました。見出しに『受注調整失敗も=大手以外、談合断る?』とあり「受注調整を目指したものの、一部で失敗したとみられる入札もある」と報じている。

 大林組がチクったことで判明した今回のリニア事件は、大林組が95%で入札したことが記事になっている。一方で受注調整に失敗した入札は、談合不成立かほぼ90%とのことです。

 リニアは特殊な工事のため、入札ではない「公募競争見積方式」になっている。談合不成立の見積金額は130~190億円の契約だから、5%違うだけで6億5千万円から9億5千万円も違い、総工事費が9兆円で5%違えば4500億円も違うのです。

 リニアと比較したら小さい、小さい微細な額の岩沼です。40億円前後発注して岩沼98%、両隣の亘理町85%に名取市90%の落札率でした。来年に繰り越す額は下の黄色い枠の欄です。



 なのに98~99%の入札は適正だったとか、入札は公平公正に行っているとの答弁聞いて呆れる。入札改革を勧めてもすぐに行う返事はなかった。すぐにでもやらなければならない改革ではないでしょうか。

 大林組は落札率95%で騒がれており、談合不成立は90%となっているようなネット記事でした。その一方で99%は適正なんだって。う~~~~んっと、わからん。

 暖房費ケチらなくとも、ブログ書いてて足元と背筋が冷えるわ。

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入札は僅差が続くのか

2017年12月20日 | 日記
 上場企業にはコンプライアンス(法令順守)を掲げている企業が多くあります。我が家の広辞苑(1991年改訂)にコンプライアンスの記載はありません。私がサラリーマンの頃、既に広まっていたことですが、詳しく知りたくなり検索してみた。

 コンプライアンスとは「特に企業活動において社会規範に反することなく、公正・公平に業務遂行することをいう」とあります。他に「企業が厳格に法律を守ること」ともありました。

 サラリーマン時代に取引のあった大手企業の中には、コンプライアンスやらガバナンス(意思決定・合意形成)など横文字が横行していた。企業は違法行為が発覚した際に受ける信用失墜は大きくなる。

 そこで全社的な法令順守なる目標を掲げることにより、企業イメージが高まり社員にも意識の向上を高めることができる。そのため『コンプライアンス室』なる部署が設置されたとも聞いた。

 企業がコンプライアンスを目標にした後だと思うが、公正取引委員会が『課徴金減免制度』を平成18年から導入している。『課徴金減免制度』とは中学生の頃に学んだ『カルテル・トラスト・コンツェルン』の防止策なのだ。

 検索すると「入札談合やカルテルなど独占禁止法に違反する取引制限を行った企業が、公正取引委員会にその事実を報告し資料を提供した場合に、課徴金を減免する制度」とあります。いわゆるチクリであり、自首することで罰金免除されるものです。

 公正取引委員会のホームページには、平成24年から今年まで『課徴金減免制度』の事例が公表されています。免除や減額された企業は大企業から中小企業まで公表されており、談合は厳しく処罰されています。

 さて岩沼市ですが、今年度上期の工事入札35件で平均落札率が98%でした。工事予定価格は未公表であって、平均が98%は異常だと思っています。また、最低制限価格は工事内容によって率が異なっています。

 35件の中に88%の落札が1件(入札日:7/25)ありました。この工事は6社応札して、内1社の地元企業が受注しました。3社失格しましたが、受注した地元企業は神業に近い入札だった。

 1億8837万1千円の予定価格に対し、最低制限価格は1億6721万9千円です。落札金額は1億6730万円だったので、わずか8万1千円の差しかありません。最低制限価格の率にして0.048%という僅差でした。

 またこの企業は同様な入札(入札日:11/30)があり、最低制限価格の率としては0.003%の僅差です。しかし他の工事では、予定金額に対し99%が2件もあった。こんな入札あるのかなぁ~、不思議だ。

 コンプライアンスは企業だけでなく、団体にもあるんだよね。

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リニア談合で自主申告

2017年12月19日 | 日記
 『夢の超特急』という言葉がある。東海道新幹線のことで、最高時速は210㎞くらいだったが、この言葉の持つ力は実に大きい。戦後20年に満たない状況下で建設された新幹線は、確実にスピードを増し、現在に至っては東北新幹線の『はやぶさ』が320㎞/時になっている。

 そこにリニア新幹線が建設されようとしている。時速はなんと600㎞/時ときた。工事は徐々に発注され2027年開業予定だそうです。営業運転時速がいくらになるかは不明だが、リニアは『夢の超特急』から何と表現されるのだろうか。

 リニア新幹線の談合疑惑で、東京地検特捜部が捜査していると報じられた。国が3兆円を融資し総額9兆円もの巨大プロジェクトにメスが入り、新聞紙上などで連日のようにニュースになっていました。

 リニアは地下の深いところにあるため、非常時にトンネルから地上に至る非常口を設置する為の大きな穴を建設します。名古屋市内の『名城非常口新設工事』が大林組に落札されたことが捜査の発端なのかな???

 入札形式は『公募競争見積方式』という聞いたことがないものでした。発注先の「JR東海が参加企業から工法や受注額などの提案を受けて総合評価し、評価の高い順から具体的な契約金額などを個別に協議していた」と報道にありました。

 また「JR東海が算出した工事費の見積価格は九十数億円で、『鹿島建設』(東京)が約100億円を提示したのに対し、大林組は参加企業で唯一、見積価格内に収まる約90億円を示した」という。

 JR東海の見積額は公表していないが、95%に収まったようです。落札率が95%で注目が集まったと思ったら、発注先のJR東海社員から情報が漏えいされているようだとも報道にあった。

 しかし、今日の報道では「独占禁止法違反の談合が認定されれば、公正取引委員会から数十億円の課徴金が科される可能性があるため、同社は、課徴金が減額される同法の課徴金減免(リーニエンシー)制度に基づき、公取委に違反を自主申告したとみられる」とあります。

 岩沼市は今年上期の入札、35件の平均落札率は98%。課徴金ねぇ~

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