すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

人の話を聞かない議員

2012年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 衆議院選挙が間もなく始まろうとしています。選挙でよく耳にするのが、候補者から公約と並んで「皆様の声を」とか「ご指導ご鞭撻を」という文言をよく聞きます。

 有権者の声は全てかなえて頂けるものではありませんが、政治・政策を行う上で国民の意見があって当たり前です。話を聞く姿勢が無ければ、まっとうな政治とは言えません。

 政治家は人の意見を聞く、人の話を聞く姿勢が求められている。有権者の皆さん。今回の選挙じっくりと候補者の話を聞いてみませんか。でも、岩沼市議会には聞けない、いや聞かない議員がいました。

 11時から始まった懲罰委員会で大友健議員に弁明の機会を与え、弁明が始まりました。弁明は11時3分から始まり18分頃に終わったが、暫時休憩も含め途中数回の中断。弁明中にも数回のヤジが入る。

 中断とヤジを一回と数えたら十数回ありました。用意してきた弁明書の読み上げは中断し、何度も途切れます。中断させたのは飯塚悦男懲罰委員長、ヤジを何度も入れたのは沼田健一委員です。

 たった10分ぐらいの時間で済むのに、人の話をまともに聞くことが出来ない議員が岩沼市議会には存在してます。(じっとしていることが出来ないようで残念)

 大友健議員の弁明内容は、一回目の懲罰動議が出されて弁明の機会を与えられなかった経過から話をしました。しかし、一回目の話をしてはいけないと飯塚委員長が制約を設ける。「聞く必要ではありません」「関係ありません」と一方的でした。

 こんなことってありますか?民主主義なの?弁明内容は懲罰に関することだけを話していた。が、私は何度も途切れた弁明が「途切れて意味がよくわからないので、もう一度お願いします」と、委員長にお願いしました。

 つかさず沼田委員から「バガじゃねぇーか」の発言。大友健議員は「それこそ下劣な言葉で懲罰じゃないですか」とやり返したら、「何度でも言ってやる」と沼田委員。

 たった十数分の話さえまともに聞けない同僚議員がいるとは、実に情けない。(幼いのかもしれません) 「バガじゃねぇーか」を何度でも言ってやる」という沼田議員は発言の取り消しや陳謝をしませんでした。

 議員を委員会で懲罰する資格があるのでしょうか。

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懲罰委員会傍聴しては

2012年11月29日 | 市政・市制・市勢

 今日は東京都知事選の「告示日」で、8人が立候補し17日間の選挙戦がスタートしました。でも投票日は衆議院の選挙と同じ12月16日になっています。衆議院選挙の「公示日」は12月4日で選挙戦は12日間です。

 同じ選挙ですが「公示」と「告示」は、立候補者の届け出に関することで、内容は同じ意味を持っています。しかし、呼び方に違いがあります。それは国政選挙の場合、天皇の国事行為(内閣の助言と承認による)なので「公示」と呼び、その他は「告示」と呼ぶそうです。(国政選挙でも補欠選挙は告示だそうです)

 国政選挙の方が長い選挙期間だと思ったら、東京都などの都道府県知事選の方が5日間も長いことに初めて気づきました。「重み」で比べれば、直接選挙で首長を決めるわけだから、国政より知事選の方が「重み」と言えば重いといえるかな?

 だけど、国政選挙は天皇の国事行為だと知れば、選挙期間は同じでもいいと考えませんか。思い起こせば一年前は岩沼市議会議員選挙がありました。投票率は52,97%と寒かったが、国政など今年の選挙は寒くならず、熱を帯びてほしいものです。

 明日の岩沼市議会は12月議会(12月4日開会)のため、議会運営委員会が10時からあり、その後、大友健議員の懲罰特別委員会が開催されます。

 懲罰委は9月議会の終了間際に継続審議としておきながら、今週の月曜日に再会されるまで何もしてこなかった会議です。飯塚委員長は委員会を約2か月休止状態にしたままでした。

 飯塚委員長は震災復興特別委員長も兼任していますが、こちらの方も目立った動きはありません。岩沼市はメディアにトップランナーとして幾度も登場していますが、残念なことに市議会は震災復興策などで報道されたことはありません。(悲しい!)

 よその被災自治体などは良くも悪くも報道対象になっています。岩沼市議会に関して報道されたことは、一般人から市議会議員7名が提訴され場外乱闘みたいなことだけかもしれません。(もっと悲しい!)

 議運委や懲罰委を一度傍聴してみてはどうでしょうか。傍聴者が居ればもっと熱を帯びた発言にもなるでしょう。10時からどなたでも傍聴可能です。会場は食堂に南側の全員協議会室です。とある議員が、

 『黙ってろ、このヤロー』と叫んだ部屋ですけど!

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政治は株主の民のもの

2012年11月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 政治は誰のためのものか、役所は誰のために行動するのでしょうか。地方自治の行政は市町民から直接ご意見をいただきます。県会議員や国会議員は県民・国民から直接意見をいただくこともありますが、間接的なことが多いと思いませんか。

 役所(国・県・市町村自治体)は利益を上げることはできませんが、それぞれの市町民に利益があるよう競っているように思います。他の自治体より多くの利益を求めることは、市町民が望んでいるからです。

 住んでいてよかったと思われるのは、税金を払っているからだという認識を自治体も理解しています。首長を企業に例えるならば社長であり、役所の部課長は重役に相当すると思います。

 住民である市町民はそれぞれが株主で、多額の税金を払っているのは大株主ということになるのでしょうか。我々議会は概ね監視のための監査役ということになるかもしれません。

 だから、株主の意見は無視できないのが日本の行政であるかもしれません。選挙の時にはマニフェスト(公約)を高らかに述べ、選ばれるという行為がある。

 しかし、マニフェストは時として約束破りの常とう手段となる公算が多いのも周知の事実です。こうしたことは国政選挙でもあってはならないことですが、市町民から直接意見を求められることが多い首長や議員にあってはならないと感じます。

 昨日も書いたが、大友健議員に懲罰動議が出ていると事はご存じだと思います。市町民は議会でのごたごたを望んではいません。議会は言論の府なのです。

 群馬県桐生市の市議会議員みたいにあまりにひどい発言であれば、やむを得ないと感じます。国会議員だって委員会の席上で「バカみたいだ」と発言しても懲罰にはなりません。

 ここ岩沼は『だましのテクニック』で出席停止になっていいのでしょうか。政治はみんなのものだと思います。岩沼はトップランナーと言えども震災以降まだまだです。出席停止など論外で

 復興でやらなければならないことが、沢山ある。

 

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日本中に恥を晒す議会

2012年11月26日 | 市政・市制・市勢

 今日は『懲罰特別委員会』が10時からありました。岩沼市議会としては初めての懲罰だそうですが、岩沼が『日本中に恥を晒す議会』にむけて走り出しています。

 大友健議員に対する懲罰は、提出したのが9月議会の最終日で会期をまたがる「継続審議」になっています。地方自治における議会運営の進め方の手引き本(議員必携)には次のように記されてあります。

 「異なった会期において懲罰を科すことは適当ではないと考えられるので、できる限り会期中に議長に委員会報告書が提出できるよう委員会の審査を慎重かつ能率的に行うよう心掛けなければならない」とあります。

 本来の懲罰とは議員が犯罪を犯したとか、迷惑行為のことを指していますが、岩沼市議会に限っては『だましのテクニック』と委員会で発言しただけで懲罰です。しかも発言を撤回し、一同が認めた上での懲罰動議提出です。(これこそダマシではないかと思いませんか)

 前代未聞の懲罰動議で、こんな懲罰ありえないです。日本中に悪い見本の在り方を知らしめているようなもので、岩沼市議として恥ずかしい限りです。

 だけど残念なことに、これが岩沼市議会では可決される。大友健議員が前定例会で可決された陳謝文の読み上げを拒否したことで、新たな懲罰動議を沼田健一・森繁男・松田由雄議員が出したからです。

 懲罰動議の提案理由は、議長から陳謝文を読み上げる秩序保持権および議事整理権にそむき、陳謝文読み上げを拒否したことで『議会の権威をおとしめるものであり、議会を冒涜するものである』(抜粋)という理由です。

 大友健議員は委員会で弁明の機会も与えられず、手渡された陳謝文の前に一言言いたいという理由を、言わせなかったのが拒否した最大の理由です。

 今回の会議では大友健議員に弁明の機会を与えるかどうかになりました。弁明に全員賛成したが、弁明の中身に制約を求める発言があり、そこまで委員会が決めるようとすること自体、異常な会議と思いませんか。

 会議終了間際に、私は6月の特別委員会で沼田議員が市民である傍聴者に向かって指を差し、黙ってろ、このヤローと大声で叫び、凄んだことを、単に陳謝しますということだけで済ませています。そのこと言いたかったが、沼田議員や飯塚委員長からは発言を遮られる始末です。(ここに発言の自由など無いと感じる)

 会議終了後に沼田議員は『何度も言ってやる』と挑発的でした。(陳謝も反省もしてません!)最後の帰り際に「おめぇ~ら」と凄み浴びせられたので、「おめぇ~ら」ってなんですかと聞いた。

 数の暴挙と思える懲罰動議は、残念ですが岩沼の恥を日本中に晒しているようなものと感じます。また、市民を誹謗中傷したとして提訴されているのだが、

 提訴されても反省すらしないようだ

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出生率と年金扶養比率

2012年11月22日 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりに『赤ちゃん、産まれました』の情報がありました、と言っても私のところではありません。近所では3年前に『生まれました』の声を聴きましたが、新興住宅の中に居てもなかなか聞こえてきません。

 管内にある岩沼西小学校は児童数が千人を超えるマンモス学校で、住宅団地が増えたために低学年の人数が増加傾向にあります。また、あまり急激に増えたため校舎の改築などが追い付かない状況です。

 小学校の運動会などに出向くと、校庭に集まった子供を見て「子供が多いな」と感心しきりです。学習発表会などは全校児童が体育館に入りきれないので、各学年ごとに入れ替わって演奏などをしています。

 そのような環境に暮らしていても、『赤ちゃん産まれました』の声は聞こえてきませんでした。私の住んでいる団地は出来て30年くらい経過していますから、お年寄りが多いかと言えば、、、そうとも言えます。

 日本の出生率は1950年あたりを境に落ち込み2,0人位を維持してきましたが、1975年くらいからさらに下がり始め、2005年には1,26人というデータがあります。現在はやや持ち直し1,39人になっているようです。(厚労省データより)

 統計を見ていて感じたことは老齢者人口(65歳以上)と、年少者人口(15歳未満)の割合は1997年に逆転し、現在ではかなりの差がついています。

 つまり、生まれてくる子供たちはやがて大人になり、生産人口(15~64歳)が高齢者人口を支えなくてはなりません。(年金扶養比率と呼ぶようです)

 15年前は4,8人で1人の高齢者を面倒見たが、現在は2,8人で1人の面倒を見るようです。さらに15年後になると1,9人で1人の高齢者を養っていかなければなりません。

 1970年代に制定された年金などの社会保障は、当時の生産人口と高齢人口は47:1の割合だったのです。そのことが解消されていないでいたために、国は「社会保障と税の一体改革」を進めようとしていました。

 消費税を上げて、「社会保障を充実」し「将来世代への負担先送り」を実現しようとしていた。年金・医療・介護・子育てを充実することを目的にしたが、具体的な施策が示されないし国民は理解出来ていません。

 世界で最も少子高齢化が進んだ日本において、解散・総選挙が行われようとしています。子育て世代の雇用の確保や、将来生まれてきてよかったと思われる国作りが政治に求められているような気がします。

 年間約107万人が生まれています。幸せですか!


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