すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

農協とTPP因果関係

2011年01月31日 | 政治全般

 過日の新聞記事に、農協(JA)の金融部門を切り離す検討をしている、との記事がありました。JAは戦後の農地改革から食糧難に対応して出来たものと思っています。(間違っていたらスミマセン)

 食糧難の時代に、食糧統制や米の管理を徹底するための組織が必要だったのかもしれません。しかし、今のJAは金融や保険部門が黒字を生み、本業の営農指導的部門は赤字なのです。

 銀行・保険の企業は、本業以外の業種を手がけることが出来ません。銀行などは不正取引を防止する観点から、本業に関係していない事業に参入することが出来ないのです。

 昔から見れば銀行は保険業務を行い、保険会社が金融業みたいになりました。銀行・保険業界は垣根を取り外し相互に乗り入れました。(これって、自由化の一環です)

 しかし、JAは独占的な農業部門の業種以外に金融部門も認められています。それは農村部の金融関係は、サービスが不足していたからという理由で営業を認められた経緯があります。

 だとすれば、営業範囲はJAに所属している組合員や農村部に限ることになります。現状ではJAの金融商品は農業従事者以外にもサービスを提供しているし、企業もサービスを農村部へ提供している。

 行政刷新会議は昨年末に、JAから金融・保険部門を切り離そうとすることを確認し、JAを農業生産物の販売や集荷に専念させる立場をとった。

 この記事を読んで、民主党はついに農業関係者を見放したか?と思いたくなりました。金融部門を切り離せばJAは必然と継続困難になります。(この案は農家潰れる前に、JA壊滅ってとこかな?)

 それが今年に入り、行政刷新会議の規制・制度改革分科会はJAからの金融・保険部門の切り離し案を削除することにしました。つまり、出た案を引っ込めたのです。

 取りやめの理由は、農水省や民主党の一部から反発が出たことらしい。また、環太平洋経済連携協定(TPP)に加盟するため、JAから理解を得ようする布石とも言われています。

 菅首相は今国会で「平成の開国」を宣言しているが、ダボス会議でTPPに参加の可否を6月まで行うと約束しました。(これって国際条約?いや公約ですって!)

 改革をする・すると言って、国内では何も決断力のない首相が、国外ではいとも簡単に約束してくるのです。これって何か恐いですよね!

 もしも、TPPに参加を表明し決定してから、JAの銀行・保険業務を切り離す法案でも作るのかな?行政刷新会議から答申がありました。などと言ってね。

 そのような理由からか今日行われる予算質疑を、自民党を含む野党は午前中、予算質疑をボイコットし開催されませんでした。国民への責任を果たすことにならない、など訳の分からないことを言ってました。

 ボイコットの詳細な理由は分かりませんが、来年度の予算を決める大切な議会なのです。小沢氏の強制起訴がされたとありましたが、証人喚問が出来ないからと言って審議拒否は言い訳にならないと思うのです。

 自民党が昔の民主党のようなことをしている気がしてなりません。ボイコットなど姑息なことをせずに、堂々と質疑に応じた方が良いと思います。これでは旧態依然の自民党であり、進歩の跡が見られないと思われます。国民は、

 議場でしっかりとした議論することを期待している。


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岩沼に野球場は無いよ

2011年01月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 「岩沼市スポーツ関係団体新春懇談会」が参集殿にて開催されました。スポーツ関係団体とは岩沼市体育協会とスポーツ少年団そして教育委員会が参加しています。

 関係する団体はいつも一緒に行動するわけではありませんから、新年を迎え一緒に同じテーブルを囲み懇談しましょうということです。

 年々参加する方が減ってきているそうです。昨年から見ればテーブル一つ分少なくなったような気がします。スポーツを取り巻く環境は昔から見れば恵まれています。

 しかし、他市町の実情と比較し岩沼はどう思います?遅れていると思いませんか。岩沼市には満足な施設があるでしょうか、野球場一つ満足な施設がなくとも住みやすい街と言われます。

 野球場は朝日山公園内にあるのが、唯一岩沼の野球場です。河川敷にあるのもや海浜緑地公園内にあるのもは、岩沼市のものではありません。

 朝日山公園内の野球場は使い勝手の悪い、満足な施設もない、狭い球場なのです。それにも関わらず住みよい街か!陸上競技場の3種公認を継続しないのも、、、

 岩沼はスポーツに関心がないような街だと思うのです。なんのための体育協会なのですかと言いたくなる。体育協会の会長は沼田議長です。

 沼田議長が体を張って3種公認を継続することを申し込まなければならないのに、市長案件をあっさり通してしまいました。これで体育協会々長の面目が保てますか。

 議会は多数派工作議員の集まりですから、そんなこと言っても通じません。(実力が伴わないのでスミマセン)

 そのような中、スポ少の佐藤栄治会長が挨拶でこのように述べました。『いま、宮城県が全国から注目を浴びている。星野楽天監督が来た。優勝を目指すと言っている。期待しましょう!

 ベガルタは過去に例のない補強をしている。また、生え抜きの千葉選手が引退して今度は岩沼出身の大久保剛志選手がベガルタに戻りました。

 そして、バスケットの仙台89ERSも2位で折り返している。子供達がプロを目指し希望が持てる街にしていきたい。』(スゴイです。感動しました)

 宮城県からアジア杯に参加している選手がいます。仙台市出身で東北高校出の今野泰幸選手、怪我をして残念ですが、兵庫県出身で香川真司選手も中学時代から仙台にサッカー留学し、FCみやぎバルセロナに所属していました。

 ザックジャパン、アジア杯応援するぞ、優勝して~。


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議員は定数を減らすな

2011年01月28日 | 議員定数削減

 「亘理名取地区市町議会連絡協議会、議員研修会」やたら長~い研修会名ですが、2市2町の議員(総勢77名)が一堂に集まって行う研修会でした。

 今年は山元町の主催で「今できる議会改革について」と題した講演は、面白い講師でした。講師の「野村 稔」氏は全国都道府県議会議長会に40年近く働いていた方で10年前に退職しています。

 少し説明ですが、全国議長会は①都道府県議会と②市議会③町村議会の3団体があります。野村氏は都道府県議会から議長が出席して会議を行う団体職員でした。(公務員ではありません)

 全国の議長や国会議員などとも親交が深く、裏話を交え2時間がアッという間に過ぎてしまいました。野村氏の理論は「地方議会は議員定数を減らすな!」です。

 地方議会の議員定数を減らしても何も良いことがない、と言いきっています。二元代表制の地方議会では、市長は市政のことだけ議員は議会のことだけ考えれば良いというのです。(当たり前なのです)

 なぜなら、議員は議案を出すことが出来ない。議員は市長から出てくる案件を審議して、住民にとって必要なら予算の「組み替え」動議を出すことが出来る。

 市長(執行部)の言いなりではなく、市町民にとって良いと思えることは予算の組み替えをすることも必要ではないか、と言うのです。予算に賛成するだけでは地方議会が良くならないと言います。

 予算に反対するのではなく、議案に対し修正を求め執行する順序や内容を変更することも必要だし、場合によっては予算の組み替えを行うことも議員には出来ると教えていただきました。

 また、議会の意見として付帯決議を付けることで、議会の働きが明確になると言っています。(岩沼市議会は結構やっているつもりですが、もっとやれと背中を押されていようでした)

 議員の定数削減はやるだけ無意味なことと言っています。「議会は存在するから価値がある」「議員の少ない議会は役に立たない」議員数を削減し、議会が役に立たなければ、「古い物を見たければ議会と博物館に行け」と言われる。

 単に削減した予算がどこに使われるか分からない。削減するなら減らした予算に名前を付けて、もし幼稚園に廻すのなら「議員削減、幼稚園」と名前を付けてはどうかと言うのです。市民は議員を削減しても、1年したら忘れ去られる。

 全国には議員数8人の議会とかあります。8人で何が出来るのかと言うことです。確かに一昨日の情報化対策特別委員会では人数が少なくなったときに良い案が出なくて戸惑いました。

 議会基本条例についても触れています。議会は基本条例を作ることが先ではなく、まず行動し議会運営を変えてから議会の基本条例を作るのだと。(なるほど!)

 住民のための政策論争であって与党・野党の意識を地方議会に持ち込まない。行政には議会という批判監視者があってこそ、行政の公平・公正が確保されるとのことです。

 尚、議会内では過去の対立を持ち込まないことが重要で、議長が率先して議会改革をやって欲しいと言ってました。でも岩沼はどうでしょう、議会内では市長の意見に賛成ばかりの与党立場が鮮明の議員連がいます。

 野村氏が全国市議会議長会の職員だったら、、、岩沼も変わっていたかもしれません。岩沼の「いまできる議会改革は」与党立場が期末手当削減に反対した末のパフォーマンスですよ。

 与党立場議員が定数削減を出している。しかも、目的や意義が不明なまま、充分な議論をせずに今年9月までに決めようとしています。改革しなきゃいけない議長は、

 全国議長会に参加して、何を学んだのでしょうね!

コメント (1)
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議員が作る議会だより

2011年01月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 岩沼市議会の情報化対策特別委員会ってご存じですか。名前が堅苦しいので何をするのかというと「議会だより」を作っています。今日は3月号の編集会議を9時から3時間編集に携わりました。

 議会だよりは事務局(市職員)が作るのではないかと思っている方もいらっしゃいますが、議会だよりは我々情報化対策特別委員会のメンバーが作成しています。

 議会での一般質問を掲載していますが、内容は質問した議員が決められた文字数で作成します。その原稿を委員会のメンバーで手分けし、質問の中身を確認します。

 内容と違っていないか会議録を見ながら確認していますから、議員が勝手に作文したものを掲載することはありません。また、写真を撮ってきたりもします。

 文章に見合った小見出しなども委員で決めるのです。9人の委員で構成され無い知恵(これは他の議員に失礼ですね!私のことです)を絞りながら、悪戦苦闘です。

 日程は以前から決まっていましたが、今日は所用のために途中退席や病欠で休まれた方もいて、最も少ないときは5人で編集をすることになったのです。これは初めてです。

 「3人寄れば文殊の知恵」と言いますが、凡人が3人協力すると天才を超えるというたとえでしょうか。相談すれば何か良い知恵が浮かぶのですが、、、出て来ない。

 9人揃うときは各々専門分野が居るのです。例えば小見出しを作ると天才的能力を発揮する方や写真を撮るとプロ並みのシャッターチャンスを逃さない。

 初めから得意な方ばかり集まったわけではありません。編集に携わり何度も考えながら、また何度も写真を撮り続けたから出来たことだと思います。

 議員も初めから上手に一般質問できるわけではありません。一人で考え、相談しアドバイスを受けながら自分の専門分野を見いだしていくのです。

 一時ですが、5人寄れば文殊の知恵とはいきませんでした。良い知恵が出るまで時間は掛かりましたが、なんとか校正することが出来ました。

 あと2回の校正を経て発行になります。お楽しみに!


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年金は1,8人で1人

2011年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨年(09)度の年金給付総額が、50兆円を突破したとのこと。しかも、1,8人で1人を支えるというデータが発表されています。名目GDP(国内総生産)の1割を超えることが判明しました。

 以前ブログで紹介した3人で1人を支える構図ではありません。古い資料で申し訳ありませんでした。ブログには、10年後は1人で2人を支えると書きました。

 予想以上に年金受給者が増えていくのか、これから一体どのくらいの数値になるのか年金財政は圧迫の一途をたどるでしょう。これからどうなるのかというと、

 昨年の年金受給者は3703万人になり、前年同比3,1%増です。対して支える方は0,9%減の6874万人でした。10年前に比べると3割以上も増えました。

 このままの状態であれば、12年度以降はさらに拡大し15年度には59兆円に達すると予測されています。また私達が年金受給者になる25年度頃は65兆円になるようです。(貰えるのかな?不安です)

 公的年金とは国民年金などの基礎年金と、会社員が加入する厚生年金、公務員の共済年金、福祉年金が含まれます。個人が保険会社などに積み立てる個人年金は含まれていないのです。

 このままでは給付開始年齢の引き上げや、給付削減が話題になってもおかしくありません。そのようなことを発言されていますから、これからどうなるのでしょうか?

 一方では生活保護費が、初めて3兆円を突破したとの報道もあります。10年前と比較すれば、70万世帯→142万世帯、100万人→196万人へと増加しています。

 昨日、国は第177回通常国会が招集されました。今国会のメインは社会保障の改革と消費税引き上げの「最小不幸社会」やTPPの参加による「平成の開国」です。

 菅総理は消費税を引き上げて年金財政などの社会保障に廻そうと言うのです。社会保障のために国民に負担を求めてきましたが、国会議員自らの痛みは一向に見えてきません。

 国民に負担を求める前に、マニフェストの一端を議論すべきであると思うのです。政権交代を掲げマニフェストの議員定数削減を唱えたわけです。

 最近のテレビでは消費税の件について、街角インタビューしていることが多い。消費税を引き上げるのなら、その前に無駄を削減すべき、と言う意見が多いです。

 メディアも消費税引き上げやむなしとの報道が目につくようになりました。しかし、国会議員定数削減の議論が具現化していない。(これで良いのでしょうか)

 岩沼市でも議員定数削減が変な形(パフォーマンス)ではあれ、議論することになりました。議員だけの痛みを出す前に、無駄の削減議論をするのが先だと思うのです。

 議員の数を5人削減という議員もいるが、5人削減すれば年間3000万円強の削減となります。募金着服で対応が悪い社協への補助金と同額です。他にもありますが概算だけど、

 市長に掛かる費用は4年で1億円、適正か無駄か。

コメント (1)
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