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静かな静かな市長選

2022年04月07日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市長選挙は5月29日が告示日で、6月5日が投票日の予定です。今のところ、村上県議会議員と佐藤市議会議長の両名が立候補を表明しています。告示日まで1か月半となっていますが、新聞折り込みなどで市政に関する紙面などはありません。

 さらに両名とも議員辞職をすること無く、告示日までに自動失職(公職に就いている者が選挙の立候補を届け出た場合、届け出の受理と同時にその職を辞したものとみなされる)という選択をしているようで、今のところ退路は絶っていません。

 市長選の事前活動をしながら二人とも議員報酬を得続けている。自民党公認同志の二人だから毎日街頭で立っているものの、何のために市長になるのか見えてこないし、本当にやる気があるのか疑問視してしまう。

 補欠選挙について説明すると、宮城県議会の場合は岩沼市の定数(1)が0になるので補欠選挙を50日以内に実施しなければなりません。岩沼市議会の場合は立候補者が告示日の10日以前に辞職すれば補欠選挙は市長選と同時進行となります。

 宮城県議会の場合は県議が今日にでも辞職すれば45日後が6月5日ですから、市長選の日に同日選挙となりそうです。宮城県と岩沼市は選挙に係る経費を安く抑えることが出来ると思いませんか。

 岩沼市議会の補欠選挙をもう少し説明すると、1/6の欠員(定数18人なので3人以上)が出た場合は市議会議員の補欠選挙を行わなければなりません。市長選に関係なく実施される選挙です。

 自民党同士の一騎打ちと思われますが、どちらかが敗れた場合は県議選の補欠選挙に出ることが予想されます。つまり退路は全く無いに等しいと思いませんか。それより岩沼市長になって何を目指すのか伝わってこないのが気がかりです。

 現市長は新人ながら2期とも無投票となり、市長選を通して市民に訴えかけられたことは伝わっていません。経済のグローバル化にコロナ禍が追い打ちをかけ、ロシア・ウクライナ戦争に伴い物価上昇が迫っている。これからどうするのか、、、

 勝敗にかかわらず市長と県議の椅子を分かち合う、静かな静かな選挙かな。

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