すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

市政を議論しない議運

2015年03月24日 | 日記
 2日ほど前か、どこかの住職が女子高生のスカートの中を、盗撮したとして逮捕されたテレビニュースを見ました。全国放送版で話題になっていたが、上りエスカレーの後ろについて盗撮したとのことでした。エスカレーターは長く、盗撮が過去にも起こっていたとも報道にありました。

 このニュースで想ったことは、もしこれが普通の一般人であったらなら、はたして全国版のニュースになっていたのだろうか。僧侶という社会的地位のある人ではあるが、決して公人とは言えないと考える。説法を説く住職だからこそ、盗撮で道義的責任が重いと判断され報道したのではないだろうか。

 議員(特別公務員)や公務員などは公人ですが、公務員にしても職務以外のことを問われれば、私人扱いされる場合もあります。使い分けは難しく、内閣総理大臣など閣僚級が靖国神社を参拝する際は、現職ながら私人として参拝したなど、使い分けをされる場合もあります。

 公務に関し行う参拝なら公人扱いされ、休日などで行くのが私人扱いだとすれば曖昧ですね。議員は公人といっても議場や公務に関し、公人と当てはまる。が、家族とのプライベートな部分のようなことは私人扱いであり、公人に当てはまるものではありません。

 本日、10時から岩沼市議会の議会運営委員会(以下:議運)が行われた。議題は1)先の議運で沼田議員が「大友健議員が志賀町内会の会議を遅らせ妨害した」と発言したことについて。 2)議員(我々)のブログに議員名を書く際は、事前に許可を取ることについて。でした。

 この2点の議論について1時間かかりましたが、何ら結論が出たわけではありません。1)については、沼田議員は自身の発言に問題はないと主張する。私は大友健議員から事前に内容を把握しており潔白を主張した。議論は言った、言わないの平行線となり、飯塚悦男議員が政治倫理条例の場で議論すべきだと持ち出す。

 2)の議員名を書く際は本人の了解を取ることについて。私は憲法の『表現の自由』から見た場合に、公人である岩沼市議会議員が規制することに違和感を感じます。 しかし、何とも情けない議会ではありませんか。このような低レベルな議論を他の議会は議論するでしょうか。

 議員は選挙で選ばられた公人であり、公人としての発言や行動をブログに掲載しています。しかし岩沼市議会は、議場で投票した議長選のことでも、本人の了解なく名前を書くことを禁じました。そして今日はブログに、議員名を記載することに規制を当てはめようとしたのです。

 そんなことを議運に持ち込もうとするのが、元議長(7期で議長を2期8年務めた)の沼田健一議員です。公人である議員の立場をわきまえていれば、表現の自由を侵すような発言、提案をすることなど考えられません。ただ、本日の会議はその後1時間を要し2時間になりました。議題は我々が発行した会派誌についてです。




 後半戦の1時間は全て我が会派(いわぬまアシスト)の事だけでした。市民の事や市政のことなど一言も触れません。ブログやツイッター、会派誌の発行もせずに、議会のことなど伝えない沼田議員が、会派誌を自費で発行した我々に規制を加えようとする。沼田議員は我々のブログに対し、『うそしか書いていない』とか、『訂正し謝罪』を幾度となく発言し求めてきています。(他の議員からも変な指摘がありました)

 その上、大友健議員が会議を妨害し遅らせたと、してもいないことを議運の場で堂々と発言しています。こんな議論しかできない岩沼市議会は、よそからどのようにみられているか、と思うと残念でなりません。幸いなことは一般市民の傍聴者が、1人来てくださいました。

 岩沼市民に議会の関心など無いのかな、と思いつつ。ありがたいです。また来てください。

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法律に触れなければ?

2015年03月05日 | 日記
 新年度予算を審議するために岩沼市議会では、3つの部会に分かれて審議をします。『総務』『教育民生』『建設産経』と各部会に籍を置く議員は、執行部を呼んで詳細な資料の下、審議します。この委員会を予算審査特別委員会と呼びます。議員が全てを把握することは難しく、審議時間も長くかかりますから3部会での審議になります。

 我が会派は2名なので、『総務』に関しては質疑ができません。そこで部外審査なる通知を出す仕組みがあります。私が出した審議の中身は2月22日付河北新報の記事に関連しますが、市役所職員が納税貯蓄組合で市から補助金を得ていた問題です。(『岩沼市職員にも組合』とネットで検索してみてください)

 この記事を読まれた方も多いと思いますが、県内版に掲載された記事ではありません。社会面のトップに書かれてある記事で、その隣に川崎市中学一年生殺害の記事があります。前日の2月21日にも社会面トップに「市補助金、飲食に充当」との見出しがあり、「組合に入っていない市民の一人は『補助金を飲食や旅行に使っては税金の無駄遣いでは』と疑問を投げかける」などと記事にありました。

 部外通告した内容は次の通りです。
 1)市職員納税貯蓄組合について
①税金を感応することが当たり前の公務員が補助金を得ている。市民から理解を得られないのではないか。
②市職員納税組合は補助金を返納すべきでないか。もしくは解散すべきではないか。

 他に2)納税貯蓄組合補助金について(内訳①~③)と、3)コンビニ収納などについて(内訳①~②)も通告を出しました。

 審議した飯塚悦男総務部会長の①の市民の理解を、についての答弁は「納税貯蓄組合法第2条で、規則上は他(公務員であろうがなかろうが)と同じだから問題なし」でした。また②の返納もしくは解散すべきではについては「それは組合の問題である」や「解散する方向で検討していると聞いた」と答弁しました。

 私は「市貯蓄組合に道義的責任はないのか」と質しましたが、「法的に問題が無い以上、それ以上踏み込まない」とか「(委員会が)議論すべきでない」と結論付けされればどうしようもありません。この質疑を提出したのにもかかわらず、総務部会は誰も質疑をしていないとのことでした。

 補助金という税金を議員が議論できないはずはありません。(そう思いませんか)一般納税者が知らない所で、職員への税金キックバクとも思えることが平然と行われてきたことに、議論すらできないと。一般常識が全く分かっていません。市民に理解していただくことを放棄したのではないか。

 公務員に対する補助金の使途が、ボランティアなどではなく飲食に使用されたことを新聞に書かれたことで、市職員納税貯蓄組合は解散を検討している。補助金を受け取っていたことに何ら悪いことが無ければ、組合を解散することなく堂々と地域の為に絆を結びつける活動を、脈々と続けてほしいものです。

 その後行われた議会運営委員会で総務部会員だった飯塚悦男・沼田健一両議員は、我々のブログを持ち出し「ブログに議員の名前を勝手に書くことについて、事前に了解を取らなければ書けないことにしたい」などと提案しました。これは表現の自由を認めた憲法に抵触しないかと思います。

 公人である議員が議会で発言したことを、私たち議員やマスコミ、もしくは市民までもが表現することを禁じてしまうことではないしょうか。この案件は後日検討することになりましたが、、、あれぇ~確か、、、

 法的に問題がないことは、議論に踏み込まなかったのでは!どういう法律解釈なのだろう。

コメント (1)
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