すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

議会費の一部を支援に

2020年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市内にもコロナ禍の中、経営状況が苦しく店を廃業したところや事業を続けてゆくのが困難な方たちが居ます、と知り合いから聞きました。売り上げは半分どころか、お店を閉めても固定費が増え続くところは岩沼市内ばかりではありません。

 国が金融機関からの実質無利子・無担保融資を始めたことに伴い、市内の業者が融資を申し込んだところ、5月中にお金が入ってくる可能性は低いとのことだそうです。社員に支払う給与や固定費は待ったなしの状態です。

 そんな中、岩沼市議会は『議員全員協議会』があり、市長から2件の案件と議員提案1件があった。一件目は岩沼市が訴訟中の案件で仙台高裁から「5400万円支払え」と和解案が示されているとのことでした。仔細は車の物損事故による道路清掃費です。

 二件目の新型コロナ対策はこれからの施策が主なものでした。コロナウイルス感染症の2次3次感染によって状況は大きく変わるが、学校のことで冬休みや土曜日の登校について聞いた。冬休みは縮小されることがあっても、土曜日登校は難しいとのことでした。

 私にとって本日のメインは3番目の案件『議会費の削減』でした。飯塚議長が行政調査費の100%と政務活動費の50%を削減すると3会派から提案されているから、どうかとの提案です。削減したお金は6月議会に提案し困っている方への支援になるものです。

 議長に「政務活動費は何故100%削減ではなく50%なのか」と聞いたが、明快な回答は聞こえてこなかった。大多数を誇る3会派は、議会の3分の2以上を占めている現状です。会派代表である佐藤淳一議員は「議員の勉強が必要」と主張する。

 東日本大震災以降、政務活動費はしばらく(7年ぐらい)凍結しており、昨年復活したばかりです。それも一人18万円/年と微々たるお金です。それを今さら議員のために使って意味があるのでしょうか。しかも使い道は調査研究費(いわゆる旅行)などにしか使えません。

 私は政務活動費を100%削減すべきと猛反発したが、周りは50%削減にこだわっていました。そこに田村宏議員が、政務活動費に関し削減幅を自主的に決めてもいいのではないかと提案してきました。つまり、50%以上なら良しという訳です。

 佐藤淳一議員は私に対し「100%削減は(中略)パフォーマンスだ」と言ってきた。私はあまりにも身勝手で世間を知らなすぎる発言だと思ったが、反発はしなかった。気持ちをぐっとかみしめ『卒業後十数年も無職だった議員に言われたくない』と念じていた。

 会議終了後、今年度の政務活動費全額返上の手続きをしてきました。

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コロナ臨時議会の見所

2020年05月09日 | 日記
 8日開催の臨時議会で拙ブログに、岩沼市のコロナ対策は時代遅れだと書きました。しかし、他にも不思議なコロナ政策が盛り込まれています。例えば職員の残業代は200万円を見込んでしました。正当に働いた見返りであるとしても便乗かと思いたくなる。

 定額給付金は公務員や議員、民間人に分け隔てなく一律に支給されます。だけど考えてみれば給付金はコロナで職を失い困っている人や、給与の大幅な減額対象者に支給するためのものだと考えています。

 コロナで大変な苦労をしている医療関係者や、保健所みたいな機関に残業代を出すならわかるが、なぜ市の職員は200万円もの残業代を計上したか理解に苦しむ。残業代は今年2月の時点で一年分が見込まれており、現時点で残業代を増額することに難があります。

 なぜなら国の特別定額給付金(10万円/一人)は今月中に支払う予定です。名取市は今日と明日の休日に電話での相談窓口を開けています。これなら残業代は理解できますが、岩沼市の休日(今日・明日)は窓口を開けていないのに残業代の意味があるのだろうか。

 他にもこんなやり取りがあり、田村宏議員の質疑で述べたことが面白かった。岩沼市議会の一部会派や議員団が、市長に対し大型連休前にコロナ対策の市独自支援を申し出た。事前に新聞社へ連絡を入れていた様子が伺える記事があるからです。

 それは議会が一丸となって提出したものではなく、各会派が勝手に出したものです。田村議員は4月14日のコロナ対策『議員全員協議会』で、市独自の支援を提言し口火を切りました。提言どころか発言しない会派が、さも自分たちが提言したかのような書面を市長に提出した。(まさに売名行為そのものです)

 田村議員は市長に、全員協議会で独自の補助金を出すことにしたのか、一部の有力会派からの書面が決断になったのか、どちらかと迫りました。後者なら全員協議会など開催する意味がないとも発言していた。しかし、市長の反応はそっけなかった気がしました。

 また最後に、私は第二第三の独自支援策は考えているかの問いに、市長は「国が、国が」を連発しやる気はみじんも感じられなかったし、無責任な答弁に終始した。職員のためのコロナ対策じゃないよ、市民の税金を今こそ有効に使い乗り切ることが求められている。

 詳しくは18日頃になると思うけど、録画中継をご覧ください。

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対策に商品券は時代遅

2020年05月08日 | 日記
 本日、新コロナウイルス対策の臨時議会がありました。結論から言うと全会一致の賛成で補正予算は通過しました。質疑は議長を除く17人中11人が行ない、2時間余りの臨時議会が終了しました。

 議案の中身は国の政策である『特別定額給付金:10万円/一人』と『新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金:30万円/休業や時短営業した事業者』の2件に加え、岩沼市独自の『きめ細やかな市独自支援策』5件です。

 市独自の支援策に①売り上げが50%以上減少した中小企業に最大30万円及び店舗賃借事業者に10万円加算されます。②県の融資制度を中小企業が活用する際の保証料の一部など50万円を上限に補助されるものです。

 ③緊急雇用対策として内定を取り消された方のために、会計年度任用職員として10人ほど雇用します。しかし、他の2件は商品券の発行を伴ったものでした。この2件は経費の説明がなかったので、聞きました。

 2件の内、一つは1,000万円の割増商品券で、二つ目は生活困窮者である児童生徒への商品券代が400万円分予算に計上されました。2件とも商工会に依頼しており経費は1,200万円です。(えーーーっ)

 理解に苦しむ無駄なお金の使い方としか言いようがありません。1,400万円のお金に経費が1,200万円もかかる。時代遅れの商品券を発行して、コロナウイルス対策が万全といえる補正予算だと私は到底思えない。

 11人の質疑の中で最も目を引いたのは田村宏議員でした。議会の予算に「行政調査」と「政務活動費」合わせて680万円程あるが、二つの予算を使うには他県の自治体などへ行くことになるので今年は難しいです。

 6月議会に組み替えていただけるよう議会に提言したいと発言していました。1年生議員とは思えない発想ですが、今後議会内で議論し是非実現してほしいものです。(議会にもお金はありました)

 唯一つ残念なことがあった。元市長の会社へ草刈りの随意契約2、800万円は予算の組み替えを行わないようで、その一方千年希望の丘センターは閉鎖し600万円をねん出したとのことでした。

 時代遅れの商品券に、錯誤も甚だしいコロナ対策だが賛成しました。

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臨時議会はコロナ対策

2020年05月05日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市は5月8日(10時~)に臨時議会を開催し、特別定額給付金(一人10万円)の給付が本格的になります。他にも休業や時短に協力した事業者に関する協力金(一律30万円)など、国の対策も併せて協議されます。

 緊急事態宣言がなされて一か月余り経過し、政府は再び5月末日まで延長されることになりました。新型コロナウィルスはこれからの日本および世界はどう変わるのだろうか。ここで政治の役割が重要になってきます。

 また、岩沼市独自の政策も用意されていますが、詳しい内容は省略しますので、是非議会傍聴にお越しください。千年希望の丘の草刈りは元市長の会社に2,600万円で随意契約されたのかも気になるところです。

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