すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

猫と思えば腹も立たず

2012年03月28日 | 市政・市制・市勢

 我が家には黒猫と三毛猫の2匹がいます。お互い血縁関係はなく仲が悪い。争いが始まると家中を駆け回り、物を落とし飲んでいたコップを倒したりする。それに対して怒るわけにもいかず、こぼれた水は黙って拭き取るしかありません。私たちの言葉が通じることはなく、理解できないと思えば腹も立たない。

 今日は今年2回目の議員全員協議会がありました。4月7日(土)に議会報告会が市内3か所に分かれて行われるため、市民からの質問に対し答弁できるようにと情報共有するため議員同士の説明会です

 岩沼から選出されている亘理名取共立衛生処理組合(ワタナ)議員4人が、概要説明しその後議員から質問を受け付ける形式です。新ごみ焼却施設が岩沼に建設されるため質問数は多かった。

 ワタナは現在ごみ焼却施設だけでなく、最終処分場も建設が迫っている大切な時期です。もし建設が遅れれば2市2町民に多大な出費も考えられます。

 そのようなことを説明し答弁している内に、管理者がもっとしっかりしてもらわねばと思う次第です。時期が差し迫っているから議会で検討できる時間は少ない。

 ごみ処理などの事業は公的に建設運営するよりも、運営は民間に任せた方が安上がりになると試算されている傾向が強いです。建設場所を早く選定し民間に委託できるよう検討するには時間が必要なのです。

 時期が差し迫っているために検討どころではない状況です。それに加え場所すらも明確になっていないという有り様で、あまりにも無責任極まりない。

 他に設置したばかりの、震災復興推進特別委員会の件も話がありました。委員長は執行部に対し説明会を求めたが、都合がつかず本日の説明ができないとのことでした。委員長は執行部の説明を聞いてから今後どうするか決めてゆきたいと言う。

 私は何をするか委員会で議論してから執行部にテーマを伝え説明を求めるべきと主張しました。 議会閉会から2週間、何をもたついているのやら?被災者にどう説明するのか歯がゆくなる、、、

 井口管理者に飯塚委員長、猫と思えば腹も立たず

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処分場満杯まで千百日

2012年03月26日 | 市政・市制・市勢

 お笑いタレントの猫ひろしさんが、オリンピックのマラソン代表としてカンボジアから参加できると報じている。参加標準記録の未達や国籍の変更による手法はもとより、とりあえず目標達成にエールを送りたい。

 本日は「亘理名取共立衛生処理組合」(ワタナ)の議会がありました。新年度予算など審議の他、任期満了に伴う正副議長や各委員の選任がありました。

 平成23年度の一般会計補正予算(第6号)審議では、約5億円の増額になっています。急に5億円も計上された理由は、震災に伴い災害共済掛け金の新たな「地震災害見舞金」が創設されたからです。

 当初は1億円程度の保険金しか入らなかったのですが、特例措置で4億円が増額されたためです。ワタナは新ごみ処理施設建設に向け積み立てた5億円を、震災復旧に費やしてしまいました。

 構成する2市2町から負担金を増額しても、厳しい財政状況に変わりありません。積立金は一時空っぽになった財政でしたが、若干の積み立てが出来た事は有難いと思う次第です。

 また新年度の一般会計は昨年度より一億円少ない予算を計上しています。しかし、目前に迫ったごみ焼却施設と最終処分場の建設は、喫緊の課題であり問題山積です。管理者会(市長と町長で構成)で今後詰めていくと答弁されたが早く、早くなのです。

 最も大変なのは最終処分場の使用期間が目前に迫っています。亘理町にある処分場は平成24年度が埋め立て完了であり、残る岩沼は26年度で満杯です。それなのに建設候補地さえ決まっていません。

 名取市が建設候補地を受け持つ処分場は、私が4年前の議員になった時点で決定しています。途中震災もあったが組合としての責任を感じてほしいと思います。処分場満杯まであと1,100日しかありません。

 先週土曜日に開かれた議会運営委員会では、議案書配布を自宅に届けていたことを取り上げ、今度は各議会事務局に持ってきていただくことを提案し、皆さんから了承を得ました。これからやれることを協力しながら目前の懸案を達成しなければますます負担が増える一方で、施設建設に向けての目標達成はあまりにも多いと感じる。

 ワタナの懸案もロンドンマラソンもこれからだね。

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手順を踏まない将軍様

2012年03月23日 | 市政・市制・市勢

 甲子園で石巻工業高校野球部の健闘が報じられ、感動も冷めないうちに昼のNHKニューステレビを見てびっくりです。岩沼市は議会軽視だけでなくメディアまで牛耳っているかと、そう疑いたくなる。

 ニュースの内容は「岩沼市は津波で被災した500世帯に内陸へ集団移転の事業計画を固め、今月中にも国に認められる見込みで、認めれれば大震災で集団移転事業として初めてのケースとなる。」

 何でも一番が好きな岩沼の市長は、東日本大震災で避難所閉鎖が一番早いと自慢していました。今度は防災集団移転促進事業で、国から一番早い認定をもくろんでいたのですね。(早いことには良いのですが、、、)

 事実、今日付けで復興庁から承諾されたという噂もあります。復興庁も復旧復興が遅いと批判されていましたから、認定一号にあせっていたのかもしれません。国のいわゆるワンスットプってやつですね。

  防災集団移転促進事業はまず始めに移転促進区域を設定しなければなりません。岩沼はこの区域を設定していないのに認められたのはワンストップのおかげであり、区域設定が後からでも良い?これっておかしい!手順を踏んでいないと思うのです。

 移転促進区域とは自然災害(噴火・台風・地震)などにより大きな被害を受け、住居するには危険な地帯と設定することです。これには議会の承認が必要です。

 このことを岩沼市は無視し続けてきました。仙台市や山元町は早めに区域の設定を議会に求め、また、近隣市町では復興計画までも議会で承認されている。

 岩沼の復興計画は議会承諾が無いままに行われており、まして、集団移転は区域の設定すらない状態です。そこに今度はメディアを利用し集団移転の既成事実を作り、区域設定は議会に『やむなし』状態をもたらす。 

 昨年の11月議会で、市長は「集団移転で地域の皆さんの要望を出来るだけ多くかなえられるよう努力していかなければならない」と答弁している。

 にもかかわらず、被災者には津波で被害を受けた集団移転地に対し、この場所に住みたくない方達がいます。そのような被災者を市長(将軍様)は黙殺しているのか。これでは我々議会に物申す機会をなくしていると思いませんか。

 下々が見えない将軍様に、岩沼を任せてよいの。

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岩沼西小学校の卒業式

2012年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 岩沼西小学校の卒業式に来賓として参加してきました。県内でも有数のマンモス校で全体児童数は1,100人を抱える。内166人の6年生が巣立つ様子を見させていただきました。

 山川校長先生の校長式辞はノー原稿でした。(これまでの卒業式で校長のノー原稿は初めてです)就任2年目で昨年の大震災を共に経験したこの一年間の思いが詰まっていた。運動会や学芸発表会などで挨拶を聞いていると整列などが良く出来たときは「立派でしたよ」と口癖のように褒める。

 式辞の中で記憶があるのは宮沢賢次の遺稿である『雨ニモマケズ』の文章を持ち出し、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌを校長室に来た児童に唱えてもらうそうです。

 雨ニモマケズは最後の一言が大切と説かれた。「ソウイウモノニ、ワタシハナリタイ」この一節が大事で、努力の積み重ねで希望は見えてくる。(なるほど!)

 私たちの卒業式は厳粛さやおごそかさを前面に出していたように思う。今は涙を誘う為の演出があります。「巣立ちのことば」と題した演出は、壇上に6年生が全員登壇し一人一人がワンフレーズの言葉でつなぐ。

 長い文章なのに暗記しています。(児童もノー原稿です)希望という文字から始まり小学校6年間の思い出を語り、6年生になってこの一年間を振り返る。

 運動会や修学旅行での様々な出来事や達成するための努力や協力した様子から、歌を交え5年生へ引き継ぎのエールを送る。そして5年生も歌を交え、6年生に励ましの言葉を送ります。

 最後は6年生が2度目の歌を交えて先生や両親に感謝の気持ちを伝える。先生も親も涙を誘い、児童にも涙。(文章の中身は歯がゆいが、この文章や構成を考える先生も大変だな~)涙腺は緩む。

 市長(代理)の式辞や議長の式辞はいらないなと思う次第です。中学校ならともかく小学校では短く、分かりやすく、そして飽きない式辞でなければと思う。大人が聞いてわかる文章で児童にはどうかと思います。

 卒業生はそわそわすることもなく、立派でしたよ。


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石巻工業の健闘を祈る

2012年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

 寒い季節にもかかわらず、もうすぐお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、日中は暖かさを感じますが夜になるとまだまだ寒い季節です。そんな中、春の選抜甲子園が21日から始まる。

 地元石巻工業が21世紀枠で代表に選ばれました。大震災で甚大な被害があった石巻地区からの出場に甲子園では頑張ってほしいものです。一回戦の相手は九州大会で優勝した神村学園(鹿児島)

 21世紀枠の選考基準には様々な意見があり、選抜方法が曖昧だともいわれているが石巻工業は宮城県大会で準優勝した実績があります。

 強力打線といわれる神村学園は九州大会決勝で8-1と打ち勝つ、九州大会では5点以上とってきた高校です。また、2枚看板の投手力も強さの秘訣です。

 石巻工業の勝機は強豪相手にどこまで粘れるかだと思います。恵まれた練習環境ではなかったと報道もありましたが、野球競技は全員で相手に立ち向かっていく姿勢が無ければ勝てないものと考えています。

 水泳や陸上競技のような記録競技は、個人の能力差がはっきりしています。それでも100%勝ちきることは難しいと思っています。野球やサッカーのような団体競技は個人の能力に「チーム力」が加わります。

 抽選の結果、石巻工業の阿部主将は開会式の選手宣誓をすることになりました。宮城県の選手が甲子園で宣誓することは初めてではないでしょうか。石巻だけでなく被災地の皆さんへ元気を届けるように頑張ってほしいものです。

 チーム力で震災という苦しみを乗り越え、甲子園で勝ちきることを目指し練習してきたはずです。今までの成果を甲子園という大舞台で宮城県民に見せてほしいと共に健闘していただくことを祈っています。

 寒さを吹き飛ばす熱い戦いを、期待してやまない。

コメント (3)
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