すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

暑いから熱い時に終了

2011年06月29日 | ブログ

 今年は震災で、そしてボランティアで、気がつけばいつの間にか梅雨。今日は30度を記録する猛暑でした。日本国中暑い夏の日差しが差す中、山梨県甲州市では38,5度を記録したとのこと。どんな暑さだろうか。

 今月末(明日)をもって『がんばろう!!岩沼~心ひとつに~』が終了します。支援物資を集め震災で被災された方に、生活用品などを提供してきました。

 様々な方から多くの支援物資は被災者の心の糧となり、遠くは南相馬市からも支援物資を持っていかれました。その方々からお礼の手紙も頂きました。

 岩沼駅の一室を借用し災害の状況を展示したインフォメーションセンター。貼ってある手紙を読んで涙する市民を目の当たりにし、このボランティアやって良かったと痛切に思う次第でした。

 当初はこんなに物資が集まって大丈夫かと不安になったが、杞憂に過ぎませんでした。G・Wあたりから仮設住宅に引っ越した時点で、物資が無くなる勢いだった。

 一度断った陶器類を再度集めるなど右往左往する毎日。明日で終わりかと思うと、懐かしい思い出にしか過ぎません。明日はインフォメーションセンターの後片付け、お世話になった方々とはこれで最後かと思うと寂しくなる。

 また、岩沼市から借用した事務所の後片付けも、7月になってから残務処理があるなどまだまだ仕事は残っています。近隣の市や町はまだ避難所が開設されていますが、区切りのついた時点で閉鎖することも大事ではないかと思うのです。

 物資を提供された岩沼市民、近隣市町村民、そして日本中の支援団体の皆様へ、この場を借りて御礼申し上げます。またボランティアの方々、楽しかったですね。そして中身は凄く熱かった。

 心より感謝申し上げ、本当に有難うございました


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

補正の疑問は交付税か

2011年06月28日 | 市政・市制・市勢

 今回の震災で色々と勉強する機会が増えました。まず疑問に思っていたことは、なぜ、他市町では多額の補正予算を組む事が出来るのだろうか、ということです。

 新聞を読んでいるうちに宮城県や仙台市は補正予算が通常では考えられないほど多額になっています。(岩沼市は年間予算約140億円に対し、財政調整基金の範囲内の概ね52億円程度です)

 議会だより8月号の特集を掲載するあたり、「ガレキの処理」を担当することになりました。県や他市町の現状がどのようになっているか、どのように対応するかを調べていくうちに各市町の対応は違っていました。

 ガレキの処理は国(環境省)が、「東日本大震災に係る災害廃棄物の処理指針」で国の指針として示しています。国・県・市町の役割を決め連携しながら、災害廃棄物(ガレキ)の処理に当たり効率的に対応していくものです。

 国は財政支援を主に担当し、情報提供も図る。

 県は処理方法にアイディアを示し、市町のとりまとめを行う。処理方法は環境重視か、スピード重視か、はたまた低コストか。何処に施設を建設するか等々。

 市町は県と協議した内容で処理の実施を行うとあります。

 ここから疑問の湧くようなことが一つあります。それは財政措置なのです。国は甚大な被害のガレキ処理が多額になるため、全額を国の予算(災害対策債)で賄うとしました。ただし、表現が厭らしいのです。

 『元利償還金の100%を交付税措置』とあります。つまり、国に依存する地方交付税の中に入れるからというものです。地方交付税の中には様々な金額がどんぶり勘定で一括交付されますから、内訳がありません。

 地方交付税の中身は土地の広さや管理する道路の長さ、また学校や人口規模によって違います。自治体の財政内容を鑑み補正係数で調整されるから、財務内容が良ければ交付税は削られる恐れがある。

 でも今年は未曾有の大震災、各自治体は一年分の予算を遥かに凌ぐ2倍や3倍規模で補正予算を組む所がある。国頼みでスピード重視の予算獲得を狙っていたかもしれません。

 これも市民のためを思うなら仕方のないところじゃないですか。でも、ここ岩沼は疑問だらけ、お金が無いと言うのは当たり前かもしれません。

 被災した役所が、財政調整基金の範囲内で予算化?

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩沼の道路はでこぼこ

2011年06月25日 | ブログ

 昨日のブログで楽天の批判をしたが、今日は9-1の大勝です。私の声が届くことはないがやはり勝つと嬉しいものです。でも今日は用事があり見ていなかった。

 母校名取高校の同窓会総会が開催されました。開校以来87年の歴史を持つ同窓会で、卒業生は2万人に達しています。40人足らずの参加でしたが、遠く関東からの参加もあり盛会に終了しました。

 帰りに知人に遭い話しをしていると、道につまずきそうになる。地震で道路が陥没しており、緊急措置として砂利を布設しています。知人いわく「砂利を敷いているのは岩沼だけでは?」

 その問いに答えることが出来なかった。確かに仙台市や名取市ではこのような光景に出くわしておりません。他市の詳細は把握していませんけど、岩沼だけが地盤沈下した所が多いわけでは無い。

 そう言われてみると何故、岩沼は簡易舗装を実施しないのかと思います。せいぜい3~4cmの厚みで簡易舗装が出来るのです。道路の状況が悪くて事故や怪我をした場合は道路管理者の責任になります。

 訴えられた場合は確実に賠償金を支払う羽目になります。だから道路は応急措置をすべきではないか、と言われるとぐうのねも出ないのです。

 震災後3ヶ月が経ち今でも余震は続いています。今後地形がどう変わるかは分かりません。しかし、怪我や事故が起きてからでは遅いと思いませんか。

 道路を整備しないのは怠慢なのか、理由は謎です。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高野連の参加基準は何

2011年06月24日 | スポーツ

 「話にならない」という言葉を耳にするが、楽天は4-2でリードしながら9回逆転サヨナラ負けを喫している。押さえのエース?スパイヤーが悪いのか監督の選手起用が問題なのか、結果は4-7で話にならない。

 同じ野球でも高校野球は各地で抽選や熱戦が始まろうとしています。宮城でも来週に組み合わせ抽選が行われ、球児の熱戦の火ぶたが切られようとしています。

 しかし、今日の新聞には仙台育英高校硬式野球部員7人が建造物侵入容疑で家庭裁判所に送致されたとある。容疑は4月に津波で被害を受けた休業中のリサイクルショップに侵入した疑いです。(震災に乗じて、たちが悪すぎる犯罪と思いませんか)

 一方、全国版には奈良県天理高校野球部が部員を殴り、大けがを負わせたことで出場を辞退することになった。部員が『練習中にボールが当たった』と嘘の報告をするよう口止めしていました。(こちらは自主的な辞退です)

 高校野球の参加などに関しては、日本高校野球連盟(高野連)が最終決定権を持っていると聞いたことがあります。各都道府県高野連から報告を受け、判断し、参加や辞退の決定を下しています。育英高校が参加を決めた基準は何だったのか、、、難しいですね。

 新聞記事には県高野連の理事長が、厳重注意処分を受けたことについて「厳粛に受け止める。組織として見直すところは見直したい」と語っていますが、事件が起きたのは4月で、今になって発覚したからでしょうか?

 詳細は良く分からないが震災で甚大な被災にあった球児も、甲子園を目差して一生懸命頑張っています。高野連は被災にあった宮城県だから大目に見たのかもしれません。いずれにしても球児は高校生活悔いのないよう、白球を追って欲しいものです。(自民党まで党議拘束に反した被災地の5議員に、処分を大目に見ています)

 私事で申し訳ないが高校3年生の時に、メンバー7人も揃ったので初めて高校駅伝の予選会に参加しようと頑張っていた。ところが申込直前、修学旅行に行った陸上部と何ら関係のない生徒が事件を起こし、不参加になった苦い思い出がある。だからこそ生徒達には夢を、と想うのです。

 ベガルタ頑張っているぞー、どうしたの星野監督!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行方不明者数の謎が、

2011年06月22日 | ブログ

 私が持っている免許のひとつに自動車運転免許証がある。取得して33年間無事故無違反と言いたいがそうではありません。自慢できることは14年間無事故無違反中です。もちろんゴールドのSDカード保持者です。

 夕方から4町内会合同で交通安全協会主催の研修会がありました。警察署は震災後、速度取り締まり(ねずみ取り)が出来ないほど多忙を極めているとのこと。

 震災から3ヶ月が経過しても宮城県内の行方不明者数は、4,711人に及んでいます。ちなみに死者数は9,255人です。未だ混乱を極めたままの状態ではあるが、警察署頑張っています。

 研修会で説明して頂いた中に、今までの疑問が一つ解消しました。それは行方不明者数と死者数が合致しなかったからです。(いくら計算しても合わなかった)

 6月1日付の河北新報に全国の死者数(15,281人)と行方不明者数(8,492人)が掲載されています。今日の新聞には死者数(15,741人)、行方不明者数(7,472人)となっています。

 22日間で遺体発見は460人なのに、行方不明者数は1,020人も減っています。(何故でしょう?ずーっと疑問で謎した) これは同一人物の捜索願が複数の警察署に届けられているからとのことでした。

 世界最速のスパーコンピューターを持つ日本でありながら、氏名・住所・電話番号などを警察は統一していないのだろうかと思いたくなります。しかし、現場はそれ以上に混乱を極めているのでしょうね。

 大震災で、国会の延長幅さえ決まらないのですから。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする