すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

議会報告会は松の内に

2018年12月22日 | 日記
 今日は冬至で、今年も両手で指折り数えると新年を迎えることになります。過ぎてしまえば早いと感じるのは、私だけではないと思いますが、還暦を迎え尚更痛感することになりました。特に記憶力かな~、、、落ちた。

 さて、今年はどんな年かなと自分なりに分析すると、一般質問をするためにあちこち行ったことが多くあった年でした。2月定例会は会派代表質問で『入札』『陸上競技場』『亀塚第一住宅跡地』などを行いました。

 本来は6月だが市長選のため、7月議会では『仙台空港周辺まちづくり協議会』、9月は『仙台空港周辺地域環境整備基金』、12月は『千年希望の丘』『相野釜地区農業集落排水施設』を質問しました。

 定例会毎に質問してきましたが、多くの市民に知らないことが多すぎると感じた年だったと思います。議会の録画中継は始まりましたが、それでも理解できないことはあると思います。

 わが会派『いわぬまアシスト』は、独自の議会報告会を行います。日程は新年の5日(土)午後2時~土ヶ崎集会所、6日(日)は午前10時~吹上集会所、午後2時~北部老人憩の家にて行います。

 市政のことでは私たちも知らないことも多くありますので、ご意見ご感想を承りたく存じます。

 まだ松の内ですが私たちの『議会報告会』にどうぞお越しください。

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知らないし謎が多いな

2018年12月17日 | 日記
 東日本大震災で甚大な被害があった岩沼市は、三重の防御と称し復興庁の予算で『千年希望の丘』を建設しました。復興のトップランナーとして全国的にも有名な岩沼市に『一般社団法人 千年希望の丘協会』があることは全国的に知られていません。まして岩沼市民にも余り知られていないのが実態です。

 岩沼市から千年希望の丘の草刈り業務委託費として、年間2千万円で請け負っていることもあまり知られていません。しかも岩沼市からは1社随意契約だったことも寝耳に水状態です。2千万円もの大口業務委託でありながら、草刈りは誰でもできる作業であり特殊な業務委託ではありません。

 千年希望の丘協会の代表は「元市長の井口経明氏」です。一般社団法人の非営利団体に登録しているとのことですが、非営利組織とは一般の株式会社のように利益活動ができる組織です。ボランティアや無償活動の組織と解釈される方がいらっしゃいますが、決してそうではありません。

 11日の一般質問で、千年希望の丘協会は住所が岩沼市中央3丁目・・・と、岩沼市から答弁がありました。私の事前の調査では、住所が全く違う市の施設と同一住所として明記されており、書類に押印がされていました。岩沼市の公共施設「千年希望の丘」と似通った『一般社団法人、千年希望の丘協会』は同一住所なのだと思っていましたが、市の答弁と異なっていました。

 利益活動している組織が、公共施設の住所を間借りしているのなら無償ではないはずです。家賃を支払っていると思いましたが、そうでもなさそうです。勝手に公共施設の住所を名乗り、公共性をアピールしたかったのでしょうか。知らないことが多すぎる一般社団法人です。しかし、岩沼市も舐められたものです。元市長に無断で住所を使われています。

 私たちの知らないことが多すぎる。謎だらけな団体があります。

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元市長に草刈2千万円

2018年12月14日 | 日記
 本日は一般質問した中で「千年希望の丘協会」について述べます。そもそも千年希望の丘協会って、どういう協会と思いますか。一般社団法人として登録していますが、岩沼市に競争入札参加資格申請書を提出しています(公共事業を取得するための申請書類です)

 一般社団法人とは営利を目的としない非営利法人で、人が集まって初めて法人格を取得することができます。この人が集まるとは2名以上で組織を設立することができるため、組織の設立が容易です。自由に事業を行うことができる組織でもあるのです。

 だれが組織の長で何名の社員が居るかはわかりませんでした。11月9日に岩沼市へ千年希望の丘協会の、競争入札参加資格申請書を「行政文書の開示請求」しました。しかし、11月16日付で開示を延長する通知が届きました。

 さらに12月3日付で行政文書の開示を12月18日以降に開示するという文書が届くのです。10日から始まる一般質問に間に合わなくなりました。岩沼市から指名を受けて仕事を受注している組織の申請書類開示に時間がかかりすぎる。

 そこで見切り発車の一般質問です。ここで言う私の見切りとは、調べ切れていないのに質問することです。全く調べていないのではなく、不完全なままの状態でした。質問内容は以下(青文字)の通りです。ちなみにオレンジ文字は私の見解です。

 問 ⑴一般社団法人となっているが、どのような法人か。
 答弁 非営利で岩沼市に貢献しているような答弁。
 非営利と聞くとボランティアを想像しますが、全く違います。株式会社のように利益を上げて給料の支払いを行ってもいいのです。  

 問 ⑵ 代表や社員は何人構成で、組織の所在地はどこか。
 答弁 代表理事は井口経明元市長で、4人構成。住所は岩沼市中央2丁目と答弁。
 私が調べた協会所在地は岩沼市下野郷字浜で「岩沼市千年希望の丘交流センター」(市の施設)と同じ住所になっていました。押印してあることから私文書偽造ではないかと考えます。

 問 ⑶ 岩沼市から平成29年度と30年度に草刈りの委託を受けている。両入札状況と結果について伺う。
 答弁 29年度は1,840万円(税別)の契約で、予定金額は1,866万円(税別)。30年度は1,955万円(税別)の契約で、予定金額は2,036万円。29・30年度ともに一社だけの随意契約。※正式な答弁は税込みでした。わかりやすくするために税別で表示しました。
 2000万円もする草刈に競争性が全くありません。落札率は98%(H29)、96%(H30)となっています。千年希望の丘に草刈りは公共性があるのでしょうか。

 多くの市民に知らない発注があり、協会は草刈りを下請けに丸投げです。

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議会懇談会の開催拒否

2018年12月13日 | 日記
 12月11日の議会終了後に議会運営委員会がありました。追加議案2件と議員の期末手当を議員発議することが主なテーマでした。人事院勧告により議員のボーナスを値上げするためです。(議会運営委員会の様子は録画中継されません)

 議員のボーナスを議会に提案しなければ値上げはありません。議員自らが議会で値上げの議論をするわけですが、わが会派はこれまで値上げに反対してきました。市内の中小企業から見ればボーナス値上げは、市民感覚から乖離していると感じています。

 ただ議会は多数決で決まりますから、いくら反対しても人事院勧告通り、値上げは避けられなかったのです。そこで賛成に廻り、議会基本条例にある市民との『議会懇談会』を開催し、説明してはどうかと森議長に提案しました。結果は拒否されました。

 森議長が拒否した理由に、議員個人で説明してくださいとのことでした。ボーナスの増額分は2万円/1人程度です。増額分が「2万円か」と言う方もいるかもしれませんが、議員の身分に関しお金のことで議論していることはこれだけではないからです。

 『政務活動費』に関して年18万円/1人を、議会運営委員会で金額使用内容に加え後払いにするとだけ決めてしまったのです。中身は全く決めないまま、議会で過半数を占める最大会派の結論ありきな内容でした。まるで国会の入管法改正案みたいです。

 使用内容については私たちの会派が発行している会派紙『いわぬまアシスト』は政務活動費から対象外とされています。ほとんどの議会で認められている広報・広聴費は全く認められませんでした。どうやって市民に知らせるのでしょうか、そこで懇談会を提案したのです。

 ちなみに昨年もこのような人事院勧告でボーナスの増額がありました。しかし、近隣の町議会などは値上げしていない議会もあるのです。大企業の立地が少ないところなどは住民感覚からの乖離を懸念していると思われます。

 市民の血税を懇談会で説明することが、値上げの条件と訴えていました。

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市民が知らない基金を

2018年12月12日 | 日記
 昨日の一般質問から今日は『相野釜地区農業集落排水施設について』を書きたいと思います。農業集落排水とは簡単に説明すると『下水道』です。下水道は「市街化区域」に建設されますが、農地である「市街化調整区域」に下水道は整備されません。(特例を除く)

 農家のトイレなどを水洗化するためには浄化槽を整備するしかありませんでしたが、農林水産省の予算で下水を整備できるようになったことが『農業集落排水』なのです。下水道は産業廃棄物を処理する施設ですが、農業集落排水は一般廃棄物を処理する施設です。

 震災以前の相野釜地区は下水管が布設されており、排水処理場がありました。農業集落排水が岩沼市内で最も早く建設された場所です。そこに相野釜地区には特殊な貯金がありました。それが「仙台空港周辺地域環境整備基金」です。

 宮城県に空港の時間延長に関して岩沼市に交付されたもので、その額19億円もありました。基金は市が積み立て管理しており、宮城県との覚書を楯に相野釜地区などの空港周辺地域にしか使えないことにしています。

 多くの市民が知らない基金の存在があるのです。今は相野釜地区はありませんから矢野目地区だけに使えるのです。相野釜地区はこの基金のお陰と言うか、公共事業に農業集落排水など様々な事業で補助を受けていました。

 しかし震災で集団移転を余儀なくされ処理施設などは解体し、今も借金だけが残っており毎年一般財源(岩沼市全体の予算)から払い続けています。残金は1億2000万円あり、基金残高は1億8000万円以上もあるから支払っても余裕なのです。

 基金には条例があり、6条に「市長は、仙台空港周辺地域環境整備事業の経費の財源に充てる場合に限り、基金の全部または一部を処分することができる」とあります。市長は他の農業集落排水施設を持ち出し、借金返済はともに一般財源から支払っているとのことでした。

 市長は条例や規則に基づいて執行していることに胸を張ったが、市長にしかできない6条を執行することで借金の財源に充てることが出来るのです。一般質問で提言した基金からの拠出は、残念ながら拠出することはできませんでした。

 騒音問題などを楯に宮城県から交付された基金は、空港周辺だけに使用を限定しているが、騒音問題は市内各地に存在しています。これから仙台空港の24時間化運航に向けて運用議論が本格化します。

 条例は理に叶うと思うし、市内全体を考慮すべきが市長の役割ではないか。

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