すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

訴訟問題で議案に反対

2020年06月18日 | 日記・エッセイ・コラム
 6月議会の最終日は、市長より出された議案の審議・採決がありました。その中に『和解について』の議案があった。岩沼市は平成28年から提訴していた裁判で、一審の地裁判決は勝訴になったが二審の高裁では「5400万円支払え」との和解案が出ています。

 市は議会の承認を得て、7月末までに和解に応じる姿勢でした。私と田村議員は当初、この議案に賛成しようと考えていたのです。しかし、金額が大きいだけに高裁の和解案をそのまま応じるのではなく再考の余地を残してはどうかと考え質疑しました。

 裁判が起きた原因は、市道の脇(側溝)にある金属製の蓋(グレーチング)を、トラック車が蹴り上げた状態になり事故が起きました。トラックは側溝を走らないのですが、前方の車を避けるためにジグザグ走行になったことで事故が発生しました。

 この事故は稀な事故であり不可抗力とは思うが、この事故により燃料タンクが壊れ油漏れを起こしました。道路にバラ撒かれた油は、水路へと流出し清掃作業の費用が発生したのです。

 道路に掛けてある保険金は、水路に流出したため保険適用にならなかったのです。清掃業者の請求は7,100万円と高額で、事故車が支払うのか、正式な依頼をしていない道路管理者(岩沼市)が支払うのか曖昧になり裁判となったみたいです。

 5400万円もの税金を高裁から言われるまま支払うのもどうかと思い、質疑過程では市に再考の余地を残すよう質疑しました。田村議員は自身の裁判経験から、和解交渉を金額的に再検討すべきと反対しました。

 私は今議会で市長の市政報告に「プロロジスパークの倉庫火災に伴う油流出事故への対応」を持ち出しました。市政報告には油の除去作業が6月12日に完了する予定と記載されていました。

 プロロジスパークの火災は今年4月30日に発生し、5月5日に鎮火した大規模な火災でした。一週間もの間、燃え続けた大量の油の除去作業に一体どのくらいの費用が掛かるものなのか。検討してからでも和解に応じるのは遅くないと反対したが、採決は2対15で我々の反対は通らなかった。

 5400万円の血税が、少しでも安くなるよう願うばかりです。

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飯塚議長は差別の極み

2020年06月17日 | 日記・エッセイ・コラム
 本日は一般質問の最終日、私が3番目に質問しました。『駅西口改札口無人化について』と『電話交換廃止について』共に執行部からは前向きな答弁をいただいた。6月25日ころには録画映像が配信されるでしょう。

 ただ良い事ばかりの議会ではありませんでした。飯塚悦男議長の振る舞いというか、議事運営については議員を平等に扱ってほしかった。一番目の佐藤剛太議員の質問中に、突然菊地忍議員が大声で叫ぶ場面があった。

 それに対し飯塚悦男議長は隣の「田村宏議員、静粛にしてください」と関係のない田村議員を名指しで注意した。田村議員はきょとんとしておりなぜ怒鳴られたか解らず、なぜ注意されたかも意味不明だった。

 私から見た際に、田村議員は菊地議員に向かって背をかがめていたことは見えたが、話声は聞こえなかった。田村議員は脛(すね)の辺りが痒く、前を向くと掻けないので、菊地議員の方に身をかがめていたとのことだった。その際独り言は言っていたそうだ。

 菊地議員が「質問中だ」と大声で叫ぶほどの場面でありませんでした。ここでの問題は不公平議長の飯塚議長が、関係のない田村議員を名指ししたことです。菊地議員と飯塚議長は昨年まで同会派の中で、親しい間柄であります。

 私や田村議員への差別的な発言は極まっている。飯塚議長は公平な運営を。

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市議会議長の規則破り

2020年06月15日 | 日記・エッセイ・コラム
 本日から6月定例会の一般質問が10時から始まりました。一般質問は議長の許可がなければできないことになっています。初日から飯塚悦男議長の『規則破り』で色々あり疲れました。詳しくは一週間後に録画中継されます。

 議会の開会は9日(火)で、その後は本日の一般質問まで議会は休会です。一般質問のために10日(水)の午前10時迄に事前通告を議会事務局に提出します。ネット上に事前通告の書類が掲載されたのは12日(金)でした。

 私が内容を確認したのは昨日の日曜日でした。岩沼市議会は一会派が同一質問をできるのは一人と定めています。馬鹿げた規則を提案し強引に作ったのは飯塚議長らの『岩沼政策フォーラム』(代表:沼田健一議員)会派でした。

 飯塚議長がその時の議会運営委員長です。平成27~8年頃で当時我々会派を標的にし、言論を不自由にした愚かな規則を作ったのです。内容に若干の違いはあるものの会派で調整することになっていたはずでした。

 新型コロナウイルスに関する質問は、議長会派が二人、連携している会派は三人が同一質問をしています。議会の冒頭『議事進行』を申し出、大声で挙手したが認められませんでした。一人目の一般質問者終了後に再度挙手してやっと発言する機会を得ました。

 『議事進行』は議会規則で認められた行為であり、議長は聞く立場にあるがそれを認めようとせず、ここにも規則違反は有りました。一般質問を認める立場の議長が、大きな規則違反をしていることが恥ずかしいと思わない議会だと思います。

 コロナウイルスの影響は大きな問題だから、多少の規則違反は目をつむってもいいかと思います。しかしそれなら電話の一本でいいから議長は説明しなければなりません(まぁ~、こんなこと書いても無理ですが)

 もう一つの会派(公明)はルールを守り、二人で質問のすみわけをしていました。議長会派(自民系)は自分らで都合のよいルールを作り、勝手に破り好き勝手に議会運営しています。元代表の沼田議員に問いたら「あなたとは話したくない」と一蹴された。

 『議会は言論の府だ』おっしゃっていた沼田議員が、今はこの有様です。

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梅雨に想う工事の杞憂

2020年06月10日 | 日記・エッセイ・コラム
 毎日晴天が続くこの頃で、我が家の庭の野菜は水不足で悲鳴を上げ雨乞いしたくなる状況です。明日からは梅雨入り模様となり庭の野菜育成に一段落しそうと思われているが、私自身の中に一つの杞憂が頭をもたげています。

 岩沼市内の5月における一ケ月の降水量は、多い年で2012年の200mmで、少ない年は翌13年の30mmでした。今年は128mmで平年並みかと思いますが、昨年(台風19号のあった年)の5月降水量は84,5mmでした。

 昨今は異常気象による被害が拡大しており、昨年の10月は638mmも降っていました。特に酷かった台風19号の10月12日は304mm(いずれも気象庁調べ)が一日で降りました。丸森町や大郷町では堤防決壊などで多大な損害になりました。

 私の中で杞憂の一つになっているのは、岩沼市内に建設中の道路工事『朝日2号線』です。2016年の2月議会に地元から要望が出ていた既存道路を「県営圃場整備の中で拡幅してはどうか」との質問しました。

 後の質問では「市道朝日2号線をかさ上げし、新たな朝日2号線を冠水から保護できないか」としたが良い返事は貰えなかった。道路をかさ上げすると、水害時に通行止めとなった地区へ通行が可能になるからです。

 建設する道路下を高架にして水害時の水を流しやすくする。こうしなければ上流側の住宅へ被害が発生し、人災になることが予想されるからです。嵩上げはしないことになりましたが、杞憂はこれからの工事期間にあります。

 軟弱地盤の改良工事に用いた工法は『プレロード工法』です。新たな道路に2m程度盛土しているが、道路下部の水路幅は既存のままのようです。水害時は既存道路が越流していた地区ですから盛り土している間に大雨が来なければと杞憂しています。

 盛土の期間はいつまでか不明ですが、毎年9月から10月にかけて大雨になる傾向があり、梅雨の期間も油断はできません。これからの梅雨に想うのは、道路工事の影響によって被害が無いようにと願うばかりです。

 工事期間の最終年度だと思うが、雨乞いしている状況ではありませんよ。

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