すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

99%正しいんだって

2012年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム

 昔聞いた童話「ブレーメンの音楽隊」を思い出した。何種類かの動物達が力を合わせて泥棒を追い帰し、幸せに暮らしたと???詳細は忘れたので調べた。

 動物の正体はロバ、犬、猫、鶏でした。年を取って仕事が出来なくなったロバがいじめに遭い脱走し、音楽隊に入ろうと旅をする。同じ境遇で知り合った動物たちとブレーメンを目指したが、旅の途中で泥棒の棲家に入り泥棒たちを追い出してしまう。

 普通に考えると他人の家を乗っ取るのは異常だが、相手が泥棒だから許されてしまう物語ではないでしょうか。ましていじめに遭ったことが前提でしたから、動物たちの行動はおさなごころに正義が宿る。

 大人になり童話を読むことなど少なくなったが、本当の正義は何かと言えば法律になる。道徳も大事だが法律に従って行動することは議員の模範でもある。

 岩沼市議会はそのようなことを、根底から覆しているような気がする。感情が先に立ち、数でいじめをしているようなものが25日の懲罰委員会ではなかったか。

 大友健議員に対する懲罰動議で『参考資料』として会議録が配られた。その中に松田由雄議員が「私が述べたのは、100%とは言わないんだけれども99%は正しいと・・・」発言されている。

 岩沼市議会はこのように発言した議員の道理が通る結果になっている。自分だけが手にしていた会議録の正当性を主張したのか、用意されていた書類を配ることもなく「私は99%正しい」を支持する勢力がいる。

 後日入手した書類に大友・松田議員が主張したことは、双方とも理にかなっていると考える。片方だけが99%正当ではなっかたと解釈されるが、懲罰動議は10:6で可決される結果となった。

 文書も出さずに一方的に、まして釈明もなく数の論理がまかり通る市議会は異様に映る。子供じみた感情論だけで懲罰動議を出すのなら、お勧めしたい本がある。

 一度読んではどうか、心揺るがす「グリム童話」を。

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だましvs脅しで懲罰

2012年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 「つける薬が無い」「ついにここまで来た」って、そんな感じがする昨日の岩沼市議会最終日でした。議会終了間際に数の論理で、大友健議員に対する懲罰動議を出してきた。理由は何だと思いますか?

 24日の拙ブログ「岩沼市議会の情報公開」で書きましたが、議会運営委員会で大友健議員は「だましのテクニック」と発言しました。それが理由だそうです。

 緊急に出された動議は昨日から練られてあって、事務局が用意した資料はいずれも作られていた。「だましのテクニック」という言葉尻をとらえ、震災復興特別委員会を品位に欠ける発言で、だまして侮辱したとある。

 発端は24日の議運で松田由雄議員だけが、持っていた会議録を出さないことが起因です。20日の震災復興特別委員会はおよそ一時間近くかかった会議録を、松田議員だけが見て意見を述べていました。

 大友健議員はそれを出してくれと強く要望していたが、沼田健一・森繁男・飯塚悦男・松田議員の4人は提出を拒否した。会議録は8ページ(42行、43文字)もあり、読むだけでも30分はかかるボリュームです。大友健議員は松田・沼田議員と10数回議論していました。以下、会議録の抜粋です。

 大友健委員「松田さんがおっしゃるやり方で議事が進行されたんではたまらないわけですよ。だましのテクニックですよ」(傍聴していた私もそう思った)
 
松田委員「大友健さんのだましの手口と言うのは、いわゆる日本共産党の代表の私に対する侮辱であると思いますので取り消しを求めたいと思います」(日本共産党の代表!えーっ、いつから知らなかった。これって、脅しのテクニック!)
 
沼田委員「大友健委員の発言は大変問題だと思います。、、、こちらがだましのテクニックで会議を進めたということになるわけだから、大変問題だ」(この方話を大きくするの、好きですね!)
 ここでもう一回やり取り有りました(省略)

 松田委員「取り消してもらわなければ本会議でこれについては懲罰の対象として出します」
 大友健委員「そういうふうに受け取られたのであれば、だましのテクニックという発言を取り消しますとさっきも言いましたけれども、取り消す意思はあります」

 佐藤一郎委員長「意志ですね」
 大友委員「取り消します」
 佐藤一郎委員長「取り消します。
松田副委員長それでいいですか」 
 「当然です」と呼ぶ者あり。
 (委員長が取り消しを宣言し一件落着しました。しかし、この委員長までもが、、、)

 動議を出されてから無益な争いが延々7時間かかりました懲罰に賛成した議員は佐藤淳一・布田恵美・桜井隆・佐藤一郎・森繁男・松田由雄・国井宗和・飯塚悦男・沼田健一・布田一民議員の10人。

 大友健議員は懲罰委員会で弁明の機会も与えられず、『陳謝』を言い渡されこれを拒否した。その為再度懲罰委員会が開催されより厳しい処罰になるようです。これが民主主義だと言えますか、単なる数の暴挙です。次の議会(12月)まで継続審議となり閉会した。

 配布資料は15枚あったが特効薬は入っていない。

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集団移転で市に要望書

2012年09月24日 | 市政・市制・市勢

 『今でも余震が起こる度に、津波の恐怖がよみがえる次第です。家族との新しい生活が安心して送れる日々を早く岩沼市内で実現したく願ってやみません』

 これは「岩沼再建の会」なる7世帯が、岩沼市長に要望書を出した文面の一部です。被災者は集団移転について新たな場所を選定していただけるよう、岩沼市議会に請願を出しましたが残念なことに6月議会はこれを認めませんでした。

 7月から集団移転に関し、被災者の方たちと話し合ってきました。週に一度のペースで会議を行い、様々な意見が飛び交う中、被災者同士が意見を集約しやっとまとまったのが本日の要望書でした。

 要望者は全員が個別移転や、高速道路より西側を希望していた方々です。今回の要望書は「朝日土地区画整理組合」地内に集団移転先へ希望したものです。

 もう議会は当てにできないと執行部側に直接要望書を提出しました。午後4時、市長は公務のため不在で菊地副市長に要望書を手渡すことが出来ました。

Photo

Photo_2

 7世帯の内2世帯は仕事で都合がつかず、5世帯6名が副市長室を訪れました。テレビ局(東北放送)が取材に来ていました。また新聞社も遅れて来てくれました。

 要望者は当初10数世帯おりましたが、意見の折り合いがつかず残られたのが7世帯でした。いろんな意見は被災された方でなければ判らない事情がありました。

 不自由なお年寄りを抱えた家族や、重い病気を患っている方など被災者には人それぞれ悩みを持っています。家族ごとに勝手は違っているのだが、、、

 皆が岩沼に住みたい、暮らしたいと願っています。

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岩沼市議会の情報公開

2012年09月24日 | 市政・市制・市勢

 平成23年度決算審査特別委員会は総務・教育民生・建設産経常任部会長の3人から報告があり、意見や質問がなくわずか15分で終了しました。明日議場にて議長に報告され承認となります。

 その後、10時半から議会運営委員会が開催されたので傍聴しました。質疑内容は明日審議する意見書についてですが、議運はいつもおかしなことが起こる。

 先週木曜日に行われた震災復興特別委員会で、建設産経部会より国などに「意見書」を出そうとしました。私と大友健議員は意見書そのものには賛成でした。しかし、文面の表現をわかりやすくした方が良いと提案し、文言の修正を求めたのです。

 震災復興特別委員会で「文言の修正」には反対したのですが、飯塚特別委員長らは「意見書に対する採決」だったと主張し、我々は意見書に反対したとみなされたことになっていました。

 大友健委員は「特別委員会での可否は無かったのでは」の意見に対し、松田由雄副委員長は「意見書の段取りでは採決と認識した」と双方主張のまま譲らない。

 この議題に関し双方に見解の相違はあるが、様々な議論していく中で理解できない方向に進むのです。大友健委員は「会議録を出して議論すべき」と提案したら、佐藤議運委員長が各委員から意見を聞いた。

(簡潔にまとめてみました)
 沼田委員:出す必要ない
 飯塚委員:自分のことなので、、、
 森委員:会議録はいらない
 宍戸委員:出して議論すべき
 酒井委員:見てから判断
 大友健委員:確認するため
 松田委員:言ったことを覆すことになる

 中断をはさみ30分もの議論の上、会議録は委員会に提出しないことが4対3で決まりました。先ほど「理解できない方向」と書いたのは、松田副委員長が会議録を持っていたからです。なのに言ったことを覆すことになるとは理解できません。(変ですよね!)

 事務局は会議の成り行き上、会議録をコピーし配布する準備をしていました。それにもかかわらず議員は何故会議録を出そうとしないのでしょうか。見解の相違や認識の違いはあって当然です。だから議会は手間暇かけて会議録を残し、「言った、言わない」を議論するのです。

 おかしなことはその後にも起こりました。会議終了後、事務局職員にコピーを貰おうとしたら、「飯塚特別委員長の許可が無いと出せない」と拒否される。(松田副委員長は持っていたのに?)その後20分して配られたが、

 岩沼市議会は特定の議員に情報公開しないのかな。

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朝日山公園のため池を

2012年09月20日 | 市政・市制・市勢

 9月議会も佳境に入り、残すところ実質2日になった。24日は決算審査特別委員会の会議があり、各部会から審査報告をしながら議員同士で審議します。

 翌日(25日)は議場で委員長から議長へ報告となります。議員定数18人の小さな議会ではあるが、仕組みは県議会等と同様でややこしい。このことに2日も費やすことが必要か、と思えば仕組みや発想を変えてはどうだろうか。

 今日は午前中に「現地調査」と称し、工事された現場を見て回りました。朝日山公園の野球場北側傾斜地は、地震で亀裂が入り修復したヶ所の説明を受けた。

 朝日山公園のため池は、昔農業用水に利用されていました。今では周辺に宅地が建ち並び、水利権の無いため池に雨が降れば越流堰から流れる仕組みです。

 池にはたくさんの魚と珍しい植物が生息しているとも聞きました。しかし、水の流れが悪く、蓄積した大量の汚泥が悪臭の一因になっています。遊具がある所に、池からくみ上げた噴水は悪臭のため使用を止めました。

 池の汚泥を処理するには浚渫作業という船を入れて底から泥を吸い上げる。吸い上げた汚泥は産業廃棄物となり、処理費は数億円もかかるとの試算があります。

 公園内で処理するのであれば産廃にならないと考え、池に隣接する野球場を潰して汚泥をくみ上げれば、という発想もあります。それでは野球場が無くなってしまうリスクが出てくる。また周辺に多大な臭いが撒き散らされる。

 いずれにしてもリスクと費用は莫大であるが、岩沼の朝日山公園は市民にとっても自慢できる公園です。本来なら駅前や図書館を造った「まちづくり交付金」を活用して改修すべきであったと考える。

 発想を変えて池の面積を小さくしたらどうだろうか。堆積している汚泥は小さく区切った池の一部に移せば、池に生息する魚や植物も移動しなくてもよくなるし、周辺住民への臭い被害も最小限になるのではないか。

 その後埋め立てたところを盛り土し、芝生や駐車場などに利用してはどうだろうか。ため池の面積が小さくなっても、少ない費用で利便性が向上し周辺住民の苦情も減るのであれば、大いに検討すべきである。

 何もしなければ朝日山公園の価値が下がるだけだ。


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