すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

田村宏議員の一般質問

2021年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム
  一般質問とは議員に与えられたもので議会での発言が記録として残ります。今は映像もあり傍聴しなくても議会の様子がわかるようになっています。

 本日最初の質問者は田村宏議員で、軽油の流出事故についてでした。事故は大震災後に発生し、市が民間企業から訴えられ敗訴しました。裁判所からの和解勧告で総支払額は5400万だった。

 経緯を簡単に説明すると、トラックが蛇行運転となって側溝にある金属製の蓋(グレーチング)に乗り上げました。何らかの拍子に跳ね上がった蓋でトラックの100L入りの燃料タンクが損傷し、軽油が流出しました。

 岩沼市側の責任者が処理業者を紹介し軽油の処理後に、業者は保険会社に膨大な金額を請求しました。この金額をめぐり業者と保険会社で裁判となりました。結果は業者の敗訴後に、岩沼市を相手取り裁判となり市側の敗訴になったのです。

 ここで問題視したことは、満タンでも100Lの軽油処理に膨大な金額を支払ったことです。家庭用の18Lポリカンで5箱分の軽油処理に数千万円の大盤振る舞いです。流出しても工業団地内の調整池までで、広範囲という割そんなに広くないから解せない数字です。

 田村議員は市長に「個人として請求されたら払うのか」と問います。「小学生でもわかるようなことで、自分の金なら払いますか。こんなバカな話は無い」弁護士へは974万円も支払って、敗訴です。

 「納税者に対する姿勢が問われる」とご立腹な上に「こんな弁護士は辞めさせろ、新しい弁護士にしろ」カンカンでした。また、多額の金額を請求し、勝訴した業者は今も市側の請負をしている。何かを勘繰りたくなる一般質問でした。

 一週間後には録画中継が行われる予定です。興味のある方はご覧ください。


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朝日山公園のため池

2021年09月14日 | 日記・エッセイ・コラム
 「ふざけんな~」岩沼市議会の一般質問中に大声で怒鳴っていました。
その際「あ~やっちゃった~、また懲罰か」なんて頭をよぎる。

※そもそも懲罰は議員同士のいざこざや議会に対することで発生するもので、執行部に対してはありえないが、過去にはそんなの「関係ね~」で懲罰にされていた。

 一般質問中に執行部からの答弁で「費用のわりに期待できないので、考えていません」などとはっきり言われたことでした。朝日山公園は岩沼駅から徒歩10分程度にあり、周りを住宅街に囲まれた緑豊かな自慢の公園です。

 とにかく朝から晩まで多くの人が利用し、コロナ禍の中、1.2㎞/1周ほどの周回コースに散歩する人は本当に多いです。菊地市長も良く利用していることを質問中述べていました。(9月22~24日ころから録画中継があります。よかったら見てください)

 大声で怒鳴った経緯は、公園内にある「荒井ため池」の水質改善で、国へ補助金の申請をしていました。国はため池の水質改善には消極的で補助金が下りることは「厳しい」状況とのことです。(コロナでお金がないから仕方がないか)

 そこで、水質改善策は期待できないから、ため池を貯水池に見立て防災の観点にしてはどうかと問いました。昨日の一般質問でも出た話ですが、公園の上流部は道路冠水や、住宅地区内に雨水が押し寄せる常襲地域があります。

 ため池は水位が浅く、堆積物で埋もれています。水位は近隣住宅街と同じくらいで、堆積物を撤去し水位を低くし大雨の際は、ポンプで雨水を組み入れ水害被害を軽減してはどうかと提言したら、先の答えが返ってきました。

 台風被害の常襲地域に対して「お金がかかるから何もしません」と聞こえた。普通なら嘘でも「検討します」と言うならともかく、市は国や県がやらないからやりません、というスタンスです。

 市の潤沢な財政であれば、多少の負担があっても守るべき市民の財産を優先すべきと考えます。それに対し「期待できないから、効果が薄いから」水害対策もしなければ公園の水質さえ何もしないとやる気のない答弁があった。

 「金と便所はたまるほど汚い」という言葉を思い出し、執行部が便所みたいに見えました。ふざけんなと怒鳴った後の議会はシーンとしていた。以前は執行部批判をしたらブーイングの嵐と懲罰の声が聞こえていたが、静寂の中一般質問は終わりました。

 市民は住宅街の水害被害を抑えることに、多少の支出は理解してくれるよ。

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少数国民の総裁選か

2021年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム
 自民党総裁選は岸田・高市・河野氏の3人が候補となりそうだ。今月17日に告示され全国の党員投票数383票、自民党国会議員数383票の計766票で争われる。過半数を獲得すれば総裁選に勝利し総理大臣となる。

 ところで全国に自民党員数は何人いるのだろうか。疑問に感じ調べたら今年3月現在で、113万人いることがわかった。党員の資格としては日本国籍を持っている18歳以上で¥4,000/年額の会費を納入しなければならない。

 総裁選の資格がある人は2年以上継続して会費を納入しなければならないとのことです。総務省の統計による全国の有権者数は1億100万人ほど居ますから、現時点で総理大臣を決める資格を持つ人は、国民の1.1%+自民党の国会議員である。

 まるで中華人民共和国並みの選挙みたいに思うのです。中国の「人民代表大会の代表選挙」さながらの選挙ではないだろうか。というのは極一部の限られた資格のある人しか選挙権が無いということです。

 日本の場合は自民党員資格を得るために、お金さえ払えば代表選挙に投票する権利を得ることです。113万人に振り分けられる票は383票であるから、3,000人程度で1票獲得ということになるのです。

 過去の総裁選では石破氏が全国党員数で165対84でトップになっても、国会議員を含めた総数で過半数に至らず、国会議員による決選投票で安倍氏が総理大臣になった経緯があります。やはり中国と似ているな。

 3人の候補者は安倍氏のモリカケ問題を、再調査は必要ないと明言した。元総理の不誠実な対応で被害者がいることに、何も感じていないし国民の声を聞くことも止めたのか。「国民の生命と財産を守る」と言った一説に強い違和感を感じます。

 少数国民での自民党総裁選は、自民党国会議員の私利私欲にしか映らない。

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長引くコロナに総裁選

2021年09月02日 | 日記・エッセイ・コラム
 長引くコロナが社会の慣例を変えてきています。これまでの慣例と思われた、人と人との交流が出来なくなっている。交流が無くなりつつあると感じていることに心配です。特に活力のある若い人には我慢と苦痛を強いられていると思う。

 時差出勤はともかく仕事はリモートで行い、出社率を半分以下どころか3割まで削減するよう通達が来ているようです。このような状況下に若い人に、十分な教育や経験を積ませることが出来ているのだろうか。

 コロナ禍での新しい環境を若い世代が見出し、成長できる社会を年長者が後押ししなければならない時代にあります。しかし、国の政治は若い世代に厳しく、年長者に甘い政策を変えることはしていないような気がする。

 児童手当はここ10年くらいで充実してきているが、我々の世代は児童手当があっても所得の関係でもらえなかった。今の若い世代は収入が増えないこともあり貰えているが、所得の少ない若い世代は結婚や子育てに厳しい時代が来ている。

 コロナ対策に有効なものは特効薬の開発だろうけど、コロナは急激な変異株の発生している状況下では、特効薬がなかなか出てこないのだと危惧しています。ワクチン接種は増加しているものの接種者が感染している状況です。

 国民に求められることは密になることを避け、多人数の飲酒や間隔(ソーシャルデスタンス)の徹底、そして黙食やマスクの装着。お手本となるべき(全てではないが)国会議員がその約束を破ることは、政治不振につながっているのではないか。

 自民党は総裁選を行うことにしているが、単なる権力争いにしか見えてこない。マスコミもそこの乗じてただ単に解散は何時かなどと、面白がっているように思えてならない。コロナ罹患の可能性はあるけど、様々な観点からコロナを追跡して欲しいものです。

 長引くコロナに総裁選を簡素に出来るのか。全国回るのでは笑止千万。

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