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元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

最高裁大法廷を傍聴

2020年10月28日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市から朝5時に友人2人と車で行き、最高裁判所大法廷の傍聴をしてきた。当初は3人で行くつもりだったがコロナの関係で一人は断念となった。本日の傍聴者数は50名程度で関心の高さが感じ取られました。

 大友健元市議が訴えた裁判は、最高裁大法廷に及ぶことになりました。岩沼市議会で懲罰が繰り返された不思議な出来事は、日本中に知れ渡ることになり、大法廷が開廷されるという前代未聞の出来事になりました。

 最高裁は今年3月に受理した時点で、即日岩沼市側の上告を棄却しました。しかし、大法廷の開廷はコロナの影響で長引いたのか、今月10月に双方の弁論を聞くことになっていました。

 大法廷という15人の裁判官が一堂に会し、威厳と尊厳に包まれた異様な雰囲気の中において、上告代理人(岩沼市:最高裁へ上告した側)と被上告人(大友健氏)等の弁論を、双方20分余り聞くことができました。

 地方自治体議会の部分社会は、選挙で選ばれた議員が議員を制裁することに、司法の手が及ばなくなりました。昭和35年の最高裁判決が60年間も不変に存在し慣例化してしまいました。

 不当な懲罰は数の暴力といえる暴挙です。私も岩沼市議会で懲罰を3度も受けましたが、何をして懲罰になったかわかりますか。以下のの発言が議会を冒涜し、侮辱したとして会議録から文言を削除されました。

 ➀「岩沼市議会のやり方はちょっとおかしいと思います」 ②「議会に対して言論封殺と思われる請願が出された」 ③「言論統制、表現の自由これを岩沼市議会は否定してるように思えてなりません」

 会議録の中身がわからないように棒線を引かれ、議会を冒涜し、侮辱したと懲罰処分されれば極悪人のイメージになってしまいます。当時の議会事務局職員と元議長が結託し行ってきた経緯があるので尚更最悪です。

 岩沼市議会に済まされないことはもう一つあります。それは事の善し悪しがわからない議員が多すぎた点です。強い権力を持った議員に擦り寄り、思慮分別も無く懲罰に賛成した議員が今も多く存在しています。

 先に記した発言で私は、3回懲罰を受け議員報酬も削減されました。イジメとか生易しいものではなく、犯罪に等しいのです。4年間で8回もの懲罰が発生した際の懲罰先鋒隊長は、今の議長と元議長らなのです。

 友人は裁判関係に詳しく、初の大法廷傍聴は『冥土の土産』と喜んでいた。

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