河北新報に「震災後7万人離職」とある。宮城・岩手・福島は津波に加え原発の影響により7万人もの離職票や休業票の交付をしていると報じられています。津波や直接被災がなくても雇用における被災者は大勢いる。
昨日の記事で被災地の公務員には多額の残業代が支給されていたことが判りました。名取市職員は3月の残業代だけで1億6000万円になったため、市長が半額カットしたところ労働組合から反発に遭い、県から是正指導になりました。(この記事がないと残業代の事実は判りませんでした)
被災地の職員は直接被災された我が家を振り返ることもなく、昼夜を通し避難所のお世話や担当する仕事をこなしてきました。また、避難所開設に上司の指示で現地に向ったが、その後津波で買ったばかりの新車(自家用車)は流されてしまう職員もいる。ですから、残業代で残ったローンを、、、ある程度は理解できます。労働基準法に照らせば残業代の支給は当たり前なのです。
今日はがんばろう!!岩沼に、横浜から駆けつけたボランティアの6人が支援物資を届けに来ました。全員が10~30才代で近所や友人・知人から物資を集めワゴン車一杯に持参いただきました。
これからボランティアセンターに登録し、岩沼のためにと笑顔を残し車で元気に向っていきました。そこに手紙と義援金が入っていました。中身を紹介します。
「負けるな東北!みんなが応援しています愛LOVE!東北」、「しばらく大変な日々が続くと思いますが、少しずつ前に進んでいけることを祈っています」、「心から1日も早い余震が終息に向い、安心して夜も眠れ不安なく朝を迎え1日を普通に過ごせる日が来るようにお祈り申し上げます」
ボランティアは自費で炊事睡眠を賄い、無償で懸命な作業に来ていただいている。また、復興支援のため遠く見知らぬ方からも貴重な物資とお金が届いています。その行為に深く感謝、感謝、感謝です。
そう思うと公務員の残業代をカットした名取市長の想いは、多くの人が職を失っている市民目線から見れば共感できます。一方で何もしない首長もいたということです。
イグチ市長はどちらですか、市民派?職員組合派?