すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

一般質問は名句ならず

2013年02月28日 | 市政・市制・市勢

 『色即是空』という仏教語は有名ですね。意味は諸説ありネットで調べたら「この世にある一切の物質のものはそのまま空である」と、我が家の広辞苑では「色とは現象界の物質的存在。そこには固定的な存在が無く、空であるということ」

 知人からだいぶ昔ではあるが、この意味を分かりやすく教えて頂いたことがある。色即是空、これすなわち色に非(あら)ず、、、「赤く見えても赤ではなく黄色でもないと。では何かと問われれば見えているだけですよ」潜在的な観念を持たないことだと言われたことがありました。

 この説明で判るなら人間が出来ているとでも言いたいが、難しすぎてよくわからなかった。赤いものは赤いし、黄色いものは黄色なのだが、ボンクラ頭にはいささか難しすぎました。

 今日の新聞に歌舞伎俳優、故)市川団十郎さんの葬儀の記事の中で「色は白 空は色との 時なき世へ」という詩を、団十郎さんがパソコンに残していたことが紹介されました。この言葉もあまり理解しがたいが、意味が不明だから名句になるのかもしれません。

 議会開会中で来週の月曜日から会派代表質問、火・水曜日は一般質問が始まります。私の順番は火曜日の4番目ですから、多分午後2時以降だと思います。

 一般質問では質問の主旨を、明確に質問することが大切です。傍聴者にもわかり易くすることが必要ですが、こちらで期待していた説明が無いと質問の方向性が違ってきます。

 執行部側の答弁(主に市長が答弁します)も、明確にというよりわかり易く「やる・やらない」と答弁されればいいと思うが、やるかやらないかのどちらも示される。

 ここに曖昧さがあり「色即是空」「色は白 空は色との 時なき世へ」などとならないようにしたい。一般質問では名句にならないようにといつも心がけている。

 簡潔にしたいが、答弁次第で粘ってしまうのだ。


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議会報5月号が始動だ

2013年02月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 岩沼市議会発行の『市議会だより』、岩沼市役所発行の『広報いわぬま』、宮城県発行の『県政だより』いずれも3月号が配布されました。表紙から伝わるテーマは『復興』だと思います。

 私達市議会の議会報編集特別委員会が表紙に表現したいことは、復興をテーマにし市民を写すことでした。県も市も表紙を飾っているのは人を通して、復興を現したものではないでしょうか。

 ただ、今回は市議会だよりと、広報いわぬまに同じ人物が写っている。また、市議会だよりと県政だよりは農業用のハウスが対象でした。(考えていることは同じで、組織が個々に作っているのです)

 2月議会が昨日開会して今日から3月3日まで休会ですが、次回の議会報編集特別委員会の会議が午後1時からありました。会議の内容は次回5月号に向けての始動です。役割分担と確認だけですのでそんなに時間はかかりません

 しかし、正式な特別委員会の会議です。
Photo_2

 下の方を見ると傍聴者の定員数が記載してある。

 会議時間が30分を過ぎた頃、扉が急開き「すみませ~ん」と大きな声でさわやかに入室される副委員長。事前に連絡もない遅刻でしたが、席に着いた途端、森委員が大きな声で「よし!」(理由聞いてませんよ)

 昨年11月の議会報会議で森委員は20分の遅刻はありましたが、事前に連絡があったことと遅れた理由がやむを得ないと判断されました。副委員長から謝罪はあったが、説明はなかった。

 5月発行に向けて委員会では内容を確認し、記事の作成や写真などほとんど議員が作っています。議会であったことをわかり易く大勢の方に読んでいただけることを期待しながら45分で会議は終了。

 遅刻した理由など書かないから、説明だけはしてよ


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TPPみんなで考えて

2013年02月25日 | 政治全般

 およそ195万年前人類の元となる猿人(アウストラロピテクス)が誕生し、153万年前には原人(ジャワ・北京)が誕生したとされる。その後、35万年前に旧人(ネアンデルタール)を経て、新人(クロマニヨン)そして現在に至るとされています。

 現生人類(ホモ・サピエンス)の進化には言葉の発達が大いに関係していると言われています。二足歩行ができるようになった猿人から新人までに大きく違っていることは、頭脳の違いの他に喉の発達があるとの説をテレビで見たことがあります。

 ネアンデルタール人よりも喉が発達したことで、多くの言葉を発することは、狩りをするために協調性や協力がなされる。多くの言葉や表現に幅を持つことで人類は進化をしてきたと言われています。

 人間にとって喉は大事なのですが『喉元過ぎれば熱さ忘れる』ということわざもあれば、『喉元思案(のどもとじあん)、意味:胸の内で深く考えたのではない。あさはかな考え。)もあります。日本人の喉に良いことわざはありません。

 先週のブログに安倍首相が訪米する際、TPPに関し参加を表明する方向に進んでいるのではないかと疑念を抱いておりました。これが現実になりつつある。

 私の考えはTPP賛成か反対かと問われれば、前者です。TPPに加盟反対の姿勢では、日本の産業構造が大きく崩れてくることが予想されます。いずれはTPPに加入せざるを得ないことですが、政府は国内産業への配慮が無ければ表明をしないと考えていました。

 それが先の衆議院選挙(12月)で、安倍総裁は聖域なき関税撤廃には、明確に反対の意向だったはずでした。充分な説明もなければ対策も、まだ確立していていないのに、2か月で真逆の言動になっている。

 選挙では『聖域なき』を連呼し、国会では『農業が犠牲に』とか言っていながら、この一週間でTPPに参加表明することになっている。今までおとなしく静かだったマスコミまでもが一斉に参加容認のような記事が出る。

 岩沼市議会は明日から定例会が始まります。TPPを市議会で議論することはありません。TPPが導入されたら考えなければならないことが多々あります。農業などの一次産業に関わることだけではありません。

 建設業や医療・福祉の分野など幅広い検討が必要でしょう。地域に見合ったTPP対策があってもいいし、これからの教育にも幅広い対策が必要ではないかとも考えます。日本は新たな経済戦争の入り口に立ってます。

 TPP、みんなで考えなければ日本は大変ですよ。

コメント (1)
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キンボールで交流会が

2013年02月24日 | スポーツ

 『平成24年度仙台南地区スポーツ少年団交流会』が岩沼市役所向かいの体育センターで開催されました。仙台南地区は2市2町(岩沼・名取・亘理・山元)が『キンボール』で交流しました。
H25
 仙台管内のスポーツ少年団とは仙台市を除く、山元町から大衡町までの広範囲な組織になっていました。それを3地区に分けて地域密着にしたのが今回の交流会でしたが、残念ながら亘理町が諸般の理由で欠席になりました。

 キンボールとは3チームが各4人で行う比較的新しい競技ですが、直径1m20㎝の大きな球をコート内に落とさないように、走り回るスポーツです。国際大会が開かれるなど競技は盛んに行われています。

 岩沼のスポーツ少年団から持ち回りで1チームが参加することになっていて『岩沼ジュニアランニングクラブ』が、岩沼の代表として参加することになり、我がチームは11名の小学生が参加しました。

 その後、指導者に向けて「体幹トレーニング法」と題して、実技を交えた講義がありました。講師は杉本龍二様、柴田町の職員でもあり、日本スポーツ少年団認定育成員でもあります。(柴田町はスポーツに、、、)

 体を動かす為にゲーム感覚の鬼ごっこや、大縄跳びを使った指導法は「なるほど」と感心しきりでした。子供達同士が話し合い、どうすれば解決するかの議論をさせることも指導法の一つでした。

 大縄跳びでは名取市から参加した小学生が、「こうすればいい」とか具体的に意見を述べていた。決して上から目線ではなく、子供の目線が必要だということを実感しました。

 子供達から教わること、大いに参考になりますよ。


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農業の再生に妙案なく

2013年02月22日 | 市政・市制・市勢

 安倍首相が日米首脳会談に臨んでいます。首相就任後、米国が最初の訪問国ではなかったのは、中国との尖閣問題が絡んでいたとの報道もありました。

 今回の首脳会談の中で最も重要なのはTPPの聖域をどう作るか、それとも出来ないか、関心が高い事案ではあります。日本がTPPに参加するかは、時間が掛かるかもしれないが参加する方向に進んでいると感じています。

 安倍首相が訪米する前の国会答弁では、「自動車のために、、、農業を犠牲にしてはならない」と発言する一方で「農業は従来の発想を超えた大胆な発想を」ともTPP問題に向け述べています。どちらに重きを置くか意味深な発言ですが、政治家は二面性を持つことが当たり前なのでしょうか。(これって、違和感あります)

 本日、午後から岩沼市議会の震災復興特別委員会で「建設産経部会(酒井部会長)」の非公式な会議がありました。非公式な会議とは事務局職員が入らず、会議録などを取らない会議のことです。

 テーマは震災で地盤沈下したための排水問題と、ハウス組合などの農業再生でした。酒井部会長とは岩沼のハウス園芸組合関係者とお会いし、岩沼の農業に関する要望などをお聞きしました。

 津波で被災したハウスなどの施設は、補助金を活用し土地を借りて再興することになりました。しかし、地下水の問題が大きな悩みだということです。水質の問題や水量など懸案は多いとのことです。

 岩沼の農業は産業として大きな位置づけをされており、市の独自の支援をすることになっていますが充分ではありません。担い手の問題などはあるものの、農業が復活することに充分な支援が必要と考えます。

 今日の会議で被災した農業については、従来通りの国の支援の範囲内でという結論になりました。市の支援をもっと広げる内容に残念ながらなりませんでした。聖域なきTPPに聖域を付けられたとしても、農業分野を成長産業に位置づけすることはハードルが高すぎると考えます。

 震災復興に産業の復活は欠かせません。工場などの誘致も必要ですが、第一次産業である農業や漁業は、時間的に早い復興が可能です。

 妙案にはならず、会議は30分足らずで終了した。

コメント (1)
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