すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

不当な懲罰裁判、勝訴

2018年08月29日 | 日記
 わが会派の大友健議員が起こしていた裁判は、本日仙台高等裁判所で判決が出て『一審(地裁)へ差し戻す』判決になりました。仙台高等裁判所は岩沼市議会で起こった不当な懲罰のおかしさを理解してくれたのだと思います。

 判決文はまだ入手していませんけど、、、傍聴で聞けたことは、懲罰で議員報酬削減に及んだことは議員の身分に関し問題であるということです。また、懲罰の内容にも若干触れた気がしました。

 この判決は岩沼市議会の懲罰が『不当だ』と決めつけた判決ではありません。一審へ審査を再度やり直すよう求めた判決です。その中で裁判官は生活費の一部である議員報酬を削減することは、出席停止であっても当たらないと指摘しました。

仙台高裁判決に勝訴しました。

 次の別表はこれまで岩沼市議会が当たり前のように行ってきた数々の不当な懲罰一覧です。


 行政への批判をすれば、間接的に『問題発言だ』『議会にふさわしくない』『秩序を乱す』などなどありました。別表の中段には懲罰処分などにされた発言内容が記載されていますから参照してみてください。

 岩沼市議会では平成24年から約4年間で懲罰が8回もあります。岩沼市議会がなぜこんなにも懲罰・懲罰と叫び、何でもない発言を懲罰にすることで『出席停止』を議員報酬削減にしたのが沼田健一元議長です。

 それを決めたのが平成24年12月からです。別表に25年2月議会は大友健議員が『陳謝』でした。私は翌定例議会の6月から出席停止が発生し、これまで44万円以上の報酬削減があります。

 また、私に対する『問責決議』や『倫理観・責任観決議』なども3回あります。ところで倫理観・責任観決議って、なんだかわかりますか。発端は訳の分からない文言を作っていた議会事務局元職員が居たからです。退職や異動でもう居ませんが、とにかく酷かった。

 もっとひどいのは岩沼市議会議員だと思っています。何でもない発言に懲罰を科すことにほとんどの議員が賛成し、知らぬ存ぜぬで見過ごしてきたからです。学校でいじめがあっても、いじめたほうに加算するといった大政翼賛会のような議会です。

 大友健議員は懲罰が頻発していることに裁判を起こしたことで、最近は『懲罰』が聞こえてこなくなりました。議会のドンでもある元議長が懲罰をささやくと、このことだけで盛り上がっている議会でした。

 一審の地裁判決は詳細な審議をせずに『却下』でしたが、二審の高裁は控訴内容を把握してくれたと思います。私は些細な発言を懲罰とされ出席停止になりました。裁判は大友健議員と一緒に起こそうと考えましたが、費用の面で苦渋の選択があり諦めました。

 岩沼市議会、笑われているよ。まともな議会になってくれればいいのだが。

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73回目の終戦記念日に

2018年08月14日 | 日記
 今年還暦を迎え60歳になりました。私たちの周りに戦争を知らない世代が多くいる中で、今日のNHKネット記事に韓国の次のような記事がありました。韓国「慰安婦をたたえる日」 大統領「外交で解決されぬ」

 この記事には、韓国のムン・ジェイン大統領が「日韓合意で(慰安婦)問題は解決済みだとする日本政府の立場とは一線を画す姿勢を改めて鮮明にしました」とありました。この記事に私はとても違和感がありました。

 昨日のNHKスペシャル「船乗りたちの戦争」海に消えた6万人の命を思い出した。これを見て私は、今まで知らなかった太平洋戦争の新たな悲惨さ、むなしさがこみ上げた。しかしこれが戦争の実態なんだと思います。

 これまでに報道されてこなかった民間人の漁師や商船員が国の犠牲となっていたのです。戦争の苦しさや悲惨さは、私の両親・祖父母や親せきなど多くの方から直接聞きました。

 『二度と起こしてはならない戦争』をどうしたら起こさないで済むのか。地域間紛争やいざこざがあっても、戦争を起こさない政治こそが大事であると、願うのは私ばかりではないはずです。

 日本の首相はどうだろうか「長州『正論』懇話会」なるものを掲げている。安倍首相の出身である長州は、明治維新でいわゆる勝ち組です。勝てば官軍負ければ賊軍とあるが、賊軍を容赦なく叩き潰してきたところでもある。

 その安倍首相は自衛隊を盛り込んだ憲法改正案を、自民党として秋に行われる臨時国会で提出する予定とあります。終戦記念日は、多くの犠牲を強いた太平洋戦争において『二度と起こしてはならない戦争』を思い起こす日のはずです。

 平和憲法を改正してまで自衛隊を明記する必要があるのだろうか。これを行えば中国や韓国など近隣諸国などから、悪いイメージを持たれ戦後の議論が活発とならないだろうか。政治は過去にこだわらず、前を向くことを目指すべきではなかろうか。

 安倍首相もムン大統領と負けず劣らずの違和感だらけだ。

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