すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

亘名議会からの決議文

2015年01月13日 | ごみ問題
 私たちの岩沼市と近隣市町(名取市・亘理町・山元町)2市2町で構成する『亘理名取共立衛生処理組合議会』(以下:亘名議会)の議員全員協議会(各市町4名、計16名で構成)が、本日午後2時から開催された。議題の主な内容は一般廃棄物の『新最終処分場の早期建設』についてです。

 亘名議会は2市2町でし尿とごみ処理を広域化し、コスト削減の為に協力しながら事業を進めています。昨年末に開催された亘名議会の定例会で、現在稼働している最終処分場は2施設あり、今年度で亘理町の最終処分場は満杯で使用できなくなる恐れがあります。

 残りの岩沼市にある最終処分場も平成28年9月には満杯で使用ができなくなる予定です。なのに現段階で新建設予定地が定まっていないことが、先の亘名議会で示された。最終処分場とはごみ焼却施設で発生した焼却灰や、不燃物(石や瓦礫など)を処分するが、主に埋立するしかありません。

 公的施設で最終処分場はごみ焼却場と並び迷惑施設にたとえられますが、なくてはならない重要な施設です。焼却施設やし尿施設などの機械設備は、修理や改修工事を行えば延命措置ができます。しかし最終処分場は埋め立てが主なので延命措置が難しくせいぜい1~2年しか延命できません。

 全国では最終処分場を建設していない自治体もあり、民間委託するとかなりの費用が掛かると聞いています。亘名が民間委託した場合は、年間2億円以上の費用が掛かるようです。2市2町で負担することになりますが、岩沼市の負担割合は5千万円以上にもなってしまいます。

 岩沼市がし尿処理とごみ処理で亘名に拠出している費用は年間約5億円であるところから考えると、最終処分場が出来ない場合は新たに5千万円も負担が増えることになります。将来、民間委託料は値下がりすることは期待できませんし、満杯になれば新たな業者に委託せざるを得ない状況です。

 このような状況下で亘名議会は全員協議会を開会し、2市2町の首長(管理者)に全会一致で決議文を提出することになりました。平成12年4月の合意に基づいたごみ処理広域化基本方針で、名取市に最終処分場を建設することを求めるのです。2市2町で合意してから14年経過しても決められない大きな問題なのです。

 市町民に負担が差し迫った状況を考慮し、議会が何もせずにいられるのでしょうか。亘名議会は今月30日に予定している臨時議会で管理者へ決議文を提出します。


 これらの行為が議会の役割であり責任と思うが、岩沼市議会には無いな~。

 ※亘名組合に岩沼市が拠出している費用は年間約5億円でした。訂正しお詫びします。

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最終処分場は懇談会で

2012年04月27日 | ごみ問題

 今週25日の水曜日は市議会で震災復興特別委員会があり、委員会の具体的な内容(骨格)が決まった。それにしても震災から一年以上が経ち、いまさら震災復興特別委員会とは片腹痛し(笑止)と思いませんか。やっと決まった3部会における案件は①集団移転②放射能対策③排水対策です。(私は排水対策が担当です)

 本日の金曜日は亘理名取共立衛生処理組合(亘名)の現地視察です。組合議員は16人中10人が入れ替わったことにより、既存設備の概要を把握するためです。

 午前9時からハナトピアに集合し、説明を1時間受けてから名取、岩沼、白石、亘理、山元の順に施設を見てきました。白石は仙南地域広域行政事務組合が廃棄を予定していた施設を借り受け、津波で被災した浄化センターが復旧するまでの一年間運転する所です。

 日程的には夕方5時近くまでかかりましたが、現地を見て問題は『最終処分場の建設場所が決まらないこと』です。以前に岩沼の全員協議会で亘名の状況を説明をしたところ、最終処分場について懸念はありました。

 今日の視察を前に大友克寿議員が音頭を取り、岩沼の議員だけで打ち合わせをしました。亘名の議員による「全員協議会」の開催を提案したのです。

 我々の提案は齋藤議長(山元選出)によってすんなり纏まり、全員で最終処分場建設に向けての会議を開催することになりました。岩沼市議会であれば一年かけた震災復興特別委員会みたいなものが、亘名では『すぐにやりましょう!』となったのです。

 当初は議運も通さない議題は他の市町議員から反対されると心配していました。しかし、議長たるトップから意見を受け入れて頂いたことにより、早急な対策が議論できることになりました。

 最終処分場はごみ焼却施設と違い「待った」が出来ません。津波で全壊した処理施設は一年かければ復旧しますが、処分場は満杯状態であれば寿命なのです。しかも、よその市町に依頼すると莫大な費用が発生しることも予想されるのです。これがすべて税金から支払われるとしたら大変ですよね。

 詳細を書くとしたらブログでは難しいですね。明日は「いわぬまアシスト」の『なんでも懇談会』が午後一時から館下の天理教岩沼分教会で、午後四時から土ケ崎の集会所で行います。

 明日からG・W、その前に『なんでも懇談会』へ。


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不可解な亘理名取議会

2011年12月05日 | ごみ問題

 本日13時30分から亘理名取共立衛生処理組合(亘名)議会が、岩沼市総合体育館の二階会議室にて開催されました。亘理町と山元町は先月の選挙で新しい議員による議員が招集されました。

 新議長は亘理町から選出されている島田議長が選出されました。議長選出は選挙によるものではなく、慣例による各自治体ごとに持ち回りで推薦されるのです。

 亘理町も山元町も4人の内2人が入れ替わりました。次は今月選挙の岩沼と来月選挙がある名取市の番です。議長や副議長(山元町:齋藤氏)選出そして議会運営委員などの役職が決まりました。

 一般質問は名取市の森議員と、亘理町の佐藤議員がそれぞれ行いました。テーマはそれぞれ震災後の焼却施設などのことが主ですが、新鮮味のある情報は乏しかったと言えます。

 補正予算の説明に私は質疑を行いました。1点目が白石市にある旧し尿処理施設改修です。「本格稼働が遅れている理由は何か」と質疑しました。現在はし尿処理を山形市内まで運送し依頼しており多額の経費が掛かっています。

 それを白石市にある施設を早期に稼働させると計画していましたが、遅れていたからです。結論から言うと、施設があまりにも老朽化していたからです。

 また2点目はごみ焼却施設の建設用地買収価格を3億円から1億2千万円ほど減額していました。現段階で焼却施設は計画通りの建設予定地に進むみたいです。

 私はこの件で本当にこの場所に建設して良いのか、管理者会でどのような話し合いが行われたのか聞きました。管理者(井口市長)は多方面に検討したと、、、

 津波震災をもろに受けた場所を変えることもなく、予定地を買収する計画が進んでいます。買収価格は震災前の半額を予定しているとのこと、もしこの価格で買収されれば集団移転地などによる価格にも影響しそうです。

 この半額に対し、名取の議員が根拠を示さなければとか質問されていましたが、全体的に食い下がることはありません。震災でお金が無い時期にこれで良いのかと不可解さを覚えました。

 2時間あまりの議会に一般質問を除くと私を含め3人しか質問しませんでした。16人中4人が入れ替わり、また2ヶ月後には数人が入れ替わることもありえるのです。

 亘名は名誉職ではない、千慮しがちで良いのだろうか


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組合議会もあるのだが

2011年11月26日 | ごみ問題

 市議会議員の議員生活になって四年が経ち、半月後には選挙戦突入となっています。早い方は10月前から後援会活動を開始し、県議選に出馬?と思いきや市議選でした(震災関係なく、早いよね~)

 大方の選挙は事前活動で決まるともいわれています。国政選挙は政党の政策などで判断されますが、概ね市議などは「どぶ板」で勝敗が決まるのではないか?

 地道な後援会活動の最も重要な時期ですが、今の状況では思い通りに行動出来ていない自分が居ることに焦りを感じています。友人知人を訪ね歩くことが中々出来ていないからです。

 一応は予定なるものを立て、一週間ごとに計画をしていたのですが次から次へと用事が発生しました。事務所の関係や広告、看板そして議会の招集もありました。

 今は市議会開会中ですが、その翌週(12/5)には亘理名取の組合議会が入ってきました。(頭に入ってなかった~)2市2町で構成されている組合議会の一般質問は、各自治体から一人だけ質問できます。

 震災で大変な被害のあった組合議会にも質問したいことはたくさんあります。また、老朽化などでごみ焼却施設の新設が検討されていますが、震災後の状況をどのように変えていくのか心配しています。

 建設を予定している場所は津波の被害が激しかったところです。周辺の地区は集団移転を希望していますから、人が住みたくない場所です。そこに温泉ならぬお湯があることになるのです。

 ごみ焼却施設は燃やしたエネルギーを利用し、発電することを推奨されています。(補助金が多く貰えるというメリットもあります)発生した蒸気でタービンを廻し発電しますが、残りはお湯として利用できます。

 私はそのお湯を再利用したいのです。これから大きな問題になるであろう超高齢化社会に対し、老人ホームなどの福祉施設を増やしていきたいと考えています。

 2市2町で発生する熱量がお湯になり、2市2町が利用できる割安な福祉施設を造っていければと考えます。その様なことを組合議会に一般質問したいが、建設予定地は現状通りでよいのかなど質問したいのです。しかし、時間がありません。

 この際は多少目をつぶり、諦めます。申し訳ない!

コメント (3)
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借金大国の無駄遣いが

2011年08月08日 | ごみ問題

 亘理名取共立衛生処理組合(亘名)の議員全員協議会がありました。組合職員と議員の会議ですが、管理者(首長)の参加はありませんでした。

 東日本大震災の被害状況が詳細に報告されました。その中でし尿処理施設は復旧に一年を要するほどの被害で、水処理施設復旧に約22億円の費用と、液状化による地盤沈下で建物復旧は20億円かかるとのことです。合わせて42億円。

 復旧する間は山形県内でし尿処理を受け入れていただいたが、運搬費用などが掛かりすぎるために白石市にある取り壊しを予定していた施設を再稼働することにしたそうで、その費用も3億円かかります。

 し尿処理施設を新しく作ると約30億円で建設できそうですが、国の基準なのか?復旧の場合、補助金は80%。しかも、大震災復旧で残りの95%は別口の特別な補助金が付くのだということです。

 つまり、復旧した場合は42億円の8割が補助金で、負担は2億1千万円。内95%が震災復旧補助金が付くので復旧する負担は1千万円強あれば復旧できるという変な話しです。

 ところが新設した方が安いのに新設の場合は、30億円の3割しか交付されず、制約もある基準です。そのため新設の負担は21億円にもなるのです。単純に考えれば40億もかけて復旧するより新しく作った場合の方が安価であれば基準は変えるべきと思いませんか。

 国の借金(国債残高)は今年度末で668兆円にもなっている中で、今年の一般会計予算は92兆円を計上している。その内国債発行は44兆円を超えています。予算の半分が借金という異例な状況で改善されていないみたいです。(菅総理退陣条件の特例公債法案が成立すると益々増えます)

 米国が債務超過で米議会どころか、世界中を巻き込む金融危機の一歩手前までの大騒ぎでした。日本の国債は国内だけで95%も買われているから安心しているとしたら大間違いだと思いませんか。

 一般会計の歳入に占める割合を各国で比較した資料によると、日本:48%、米:43%、仏:31%、英:17%、独16%となっています。まさに借金大国ならぬ借金政府の無駄遣いは震災復旧にも表れています。

 税金節約のためにも国は対応を変える時期が来た


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