すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

東京マラソンの不思議

2011年02月26日 | 社会・経済

 昨日はとても暖かで14℃まで気温が上昇し、春というより4月の気温だとニュースがありました。それが2週間前は最高気温が1℃台としびれるような寒さでした。

 静岡県の伊豆地方にある河津町では桜が開花し、沢山の観光客が来ているとのニュースがありましたが、一転して今日は寒い1日でした。そのような寒い日ですが、岩沼ジュニアランニングクラブの子供達は元気に陸上競技場なる「原っぱ」を走り回っておりました。

 原っぱには岩沼市内の中学生と仙台からの高校生が少々練習していました。先週までは多くの高校生が練習していましたが、今は期末試験中のため練習する高校は少ないのです。来週になると大勢で原っぱを訪れるでしょう。

 Jリーグは来週から開幕するし、プロ野球は一ヶ月もするとペナント開幕です。そして明日は東京が一つになる日と銘打った「東京マラソン2011」があります。

 定員に対し過去最高の参加申込が33万人でした。参加種目はフルマラソンと10kmの2種類ですが、フルマラソンに約3万人10kmは3千人程度です。

 不思議でならないのは何故こんなにもマラソンブームになったのか理解できません。10km走るのは理解できますが、フルマラソンは普段から相当な練習をしなければ完走することは出来ません。

 まして、現役の学生や社会人だけが参加するのではありません。着ぐるみを纏ったパフォーマンス的な方や芸能人までも参加するというではありませんか。

 私達が現役の時は考えられないのです。学生の頃は記録を狙って大会に照準を合わせ、最高の走りをと考えていたのです。しかし、3万人もの参加者がいるということは、最後尾に並んだとすればスタート地点を通過するのに何分かかると思います。

 その後も、周りに人が多くて本来のスピードで走ることなど出来ないと思います。そのような条件下で多くの参加者がいる現実を認めなければなりません。本物のマラソンブームにのった宣伝効果が、このような大会になったのでしょうか?この大会で経済効果は計り知れません。岩沼の原っぱでも経済効果を期待しているのですが、

 お寒い将軍様じゃ期待するのは無理なようですね!


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