すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

玉浦東部地区に沼出現

2011年05月31日 | 市政・市制・市勢

 震災以来の大雨が降りました。JRは早朝を除き終日運休となるほどの雨です。しかし、昨日は午後から小雨になり、夕方から雨はやみ、今日は晴れました。

 気象庁発表の仙台新港での地盤沈下は-42cmにもなっています。それに満潮時の潮位は70cmにも達しています。そこで今日東部地区に満潮時の午後2時半に写真を撮ってきました。

Photo

 上の写真はフジパン工場近くの五間堀です。川の水位は大雨が降ったときの水位のようですが今日は朝から晴れていました。堤防を挟んで奥に見えるのが水田。

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 同じ場所から西の方をカメラに納めました。手前が五間堀川で奥に写っているのは休耕中の水田地帯です。貞山堀に排水する施設(ポンプ場)は復旧していません。しかしこの場所は自然排水が出来る場所で、事態は深刻です。

Photo_3

 上の写真は南浜中央病院近くの寺島から蒲崎方面で、沼や湖が出来たようです。北は仙台空港の南側から、南は阿武隈川まで広大な土地が地盤沈下のためか水没しています。また、東部道路の東側も水浸し状態でした。

 岩沼は地盤沈下がどのくらいなのか、早い調査が求められます。その後に対策案が出なければ、復興が見えてこないと感じます。海抜0m以下地帯の対策は見えてきているのでしょうか。

 永年市政に関わった、市長の手腕が問われている。


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遅れていたスポ少始動

2011年05月28日 | スポーツ

 震災翌日(3/12)に予定していた「宮城県陸上競技スポーツ少年団連絡協議会」の総会が本日、仙台のホテルにて開催されました。13団体が所属する今年の総会は出席人数が少なかった。

 陸上競技というマイナーな競技はボールを追いかけることもなく、ただひたすらに走るだけのイメージがある地味な競技です。しかし競技人口は決して少なくありません。

 今年の高校総体は今週、『仙台市陸上競技場』(宮城野原)で行われました。毎年利府の『宮城スタジアム』で開催されますが、震災の影響でスタジアムの上部(せり出しているところ)が破損しているためです。また、グランディ21が遺体安置所になっていることもあり総合運動場そのものが使用できなくなりました。

 そのような中、スポーツ少年団出身の選手が好記録で活躍していることは嬉しい限りです。岩沼の子供達も将来活躍できるようがんばりたいものです。

 明日は我がスポ少である『岩沼ジュニアランニングクラブ』が活動を始めます。公共施設を使えないので土ヶ崎の集会所で開講式を行い、その後名取高校のグランドで練習する予定です。

 会員の中には玉浦小管内の子供達も含まれており、家屋が被災されています。今年に限り会費を免除し、一日でも早い復興の足がかりになればと思っています。

 加盟13団体中5月に活動を始めるところは少ないようです。主に石巻管内の団体はめどが立っておりません。他の自治体も公共施設が使用不可なのです。

 総会後の懇親会は震災のことについて情報交換です。「がんばろう!!岩沼」のことも話しながら支援物資をお願いしましたが、趣旨が違うと笑いながらのヤジが飛ぶ。少し期待できそうです。

 震災で暗いニュースばかり報道されるより、これからは明るいニュースが大事だとご来賓の後藤佑哉スポーツ少年団本部長が言ってました。

 今年は72名の子供達が将来のアスリートを目指す。

コメント (2)
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学校制服と議会の平服

2011年05月27日 | 災害

 大震災から2ヶ月半が経ち岩沼では仮設住宅の目途がつき、落ち着きを取り戻しそうです。(でも、これからが大変です) しかし、福島第1原発事故による被災地は、未だに将来像が見えないなど想像を絶する状況にあります。

 河北新報に浪江高校3年の女子生徒が、一時帰宅で思い出の詰まった制服を持ち帰ったことが記事にありました。事故直後は川俣町、猪苗代町と県内を転々とし、今は会津美里町の学校に通っています。

 一番の望みは浪江高校に戻ることだそうです。思い出がたくさんあり、友達に会いたい。そして浪江高校で卒業したい。原発事故は単なる日常的なことを普通で無くしてしまいました。

 私は無難に過ごした高校生活で、制服に対する強い思いはありません。しかし、服装はどんな服を着てよいか、悩まなくて済んだことだけは確かです。

 明日は岩沼市民図書館の開館式です。震災の影響で遅れていた開館式が執り行われます。総工費約10億円をかけ蔵書数は5番目の県内規模となります。

 今日、議会から岩沼市民図書館の開館式の服装について(事務連絡)なるものがFAXで入りました。内容は次の通りです。

 「明日(5/28)の岩沼市民図書館の開館式の服装について、教育委員会より職員は、背広での参加としておりますので、議員の皆様も平服での参加をお願いしたい旨の連絡がありましたのでお知らせいたします」

 震災後の議会ではほとんどの議員が作業服や平服で出席し、全員協議会や各委員会に参加しています。市執行部も作業服での出席です。このことを踏まえ議員へ通知することに至ったと思います。

 4月22日の午前は中学校の入学式があり、その際来賓として出席した議員は背広で式に参加し、午後からの全員協議会は作業服に着替えての会議です。これって、パフォーマンスかなと思うのです。

 平服の意味を広辞苑で調べると「日常に着る衣服、ふだんぎ」とある。しかし、この場合は意味合いが違う。職員は背広で参加とあるから我々議員も背広でしょうね。だからといって、

 議会外の服装まで指示されるとは、救いがたい議員?

コメント (3)
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脱原発では雇用機会が

2011年05月26日 | ブログ

 リコーが1万人削減すると発表がありました。リーマンショック以降、業績は戻らず東日本大震災でも収益が圧迫されたためです。国内は4万人、海外は7万人で合計11万人の従業員がいます。削減は国内だけで数千人になるとのことです。

 リーマンショック前は連結決算で1000億円もの利益がありましたが、それ以降は円高や競争激化で利益を出すのが難しくなっています。生産体制を見直して海外などの工場を統廃合することで、利益を出すとのことです。

 企業は大震災後の影響が大きく、これまで通りの生産が難しい状況にあります。独占的な技術を持った中小企業が被災したことなどにより影響が大きいのです。

 小さな部品の生産が追いついてこないために、車など部品を多く使用する製品は大量生産が難しくなっています。加えて原発の影響で電気というライフラインが良くありません。

 工場の立地条件はライフラインが安定していることが求められています。水はもちろんのこと燃料や電力が無ければ部品どころか製品が製造できません。

 著名人が太陽光発電の建設を提案してきましたが、本当に太陽光発電だけでライフラインが保てるでしょうか。太陽光は発電が不安定ですから充分なライフラインとは言えません。

 脱原発を掲げているドイツでさえ不足している電力を隣国フランスから購入しているのです。フランスは原発で創った電気をドイツに送電し、安定した工業製品の生産にライフラインが寄与しています。

 計画停電を求められる国内の企業は苦しいと思います。都合の良い理想を掲げ、リストラしながら企業は成長していきます。成長することを求められているから海外に生産拠点を移すことは必然の行動になるのでしょう。

 大震災後の復興には働く場所が必要です。産業が活性化することで就職出来る事は被災者が自立のきっかけになるからです。雇用機会は早い復興に、深く係わってきます。脱原発では雇用も回復しないと考えるし、

 雇用機会も日本から逃げていくのを防がなければ。

コメント (4)
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BBQの続き写真から

2011年05月23日 | 災害

 ブログを見ましたと電話があり、本人もBBQパーティに行けば良かったと残念がっていました。今日のブログは休みますと言ったが、写真が届き昨日の続きです。

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 ボランティアは焼き鳥、焼き肉、焼き芋と大忙し。

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 焼き鳥や焼き肉に老若男女の皆さんが長蛇の列。

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 みんな嬉しそうな顔です。子供達の笑顔って良いね!

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 ボランティアの皆さんと私(右から2人目)、大人の笑顔も負けていません。でも、私は笑顔の写真が苦手なんです。

_dsc2430

 皆さんから岩沼へ、元気をいただいた一日でした。

コメント (2)
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