すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

漏れ漏れ垂れ漏れかな

2017年10月25日 | 日記
 広辞苑に『漏洩(ろうえい)』の意味を引いてみると、1)水などが漏れること。水などを漏らすこと。2)密事などが漏れること。秘密を漏らすこと。とある。漏という字は漏水や漏電の他、歯槽膿漏などあまり良い言葉に使われいないようだ。

 ネットで「岩沼市入札結果」と検索すると、岩沼市が今年発注した入札結果が見えてくる。先の議会では4件の大型物件を、議会承認したばかりです。いずれも土木工事(一件は橋梁工事)なのだが、落札価格に違和感感じる。

 宮城県が発注したとある工事の入札結果で、予定価格に対し82%の落札価格があった。ちなみに予定価格は36億7百万円ほどで落札価格が29億6千万円でした。宮城県の場合予定価格は事前に公表されている。

 それに対し岩沼市の入札は非公表であり、予定価格が不明でも98~99%で落札しているケースがほとんどです。震災以降このケースは人材不足で、人件費の高騰や資材高が原因だとして高止まりの傾向にあり、常態化しています。

 岩沼市は震災復興先進として有名ですが、背景には工事発注がスムーズに行えたことが挙げられると思います。しかし、今年の宮城県入札結果から鑑みれば、資材高、人件費高の傾向は感じられない。(岩沼市はいつまで続くのやら)

 今年の入札結果を列記すると
 1)予定224,810千円に対し、落札224,000千円(99%)
 2)予定109,520千円に対し、落札109,000千円(99%)
 3)予定399,770千円に対し、落札398,000千円(99%)

 ただ例外の入札結果があった。それは落札率88%の工事だ。入札には最低制限価格が設けられている。最低制限価格は予定価格に対し、各工事ごとに設定されており決まった数値ではないから分かるわけがない。

 先に挙げた工事の最低制限価格は1)90%  2)90%  3)89.1%と率は定まっていない。例外の工事は次の結果でした。
 4)予定188,378千円に対し、落札167,300千円(88%)
 最低制限価格167,219千円(率は88,76%)落札価格は8万1千円しか違わない。
 6社応札し5社が市外業者、3社失格し、受注したのは市内業者

 公表されていない入札価格に対し、98~99%の結果に菊地市長は不自然と思わないのか。そればかりか市内業者には最低制限価格まで漏れていると考えないのだろうか。岩沼市の入札価格は漏れ漏れ垂れ流し状態、、、それで陸上競技場改修に金がないんだな。

 腐敗にしか思えない発注、抉(えぐ)ってみたい。

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