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岩沼の文字が全国紙に

2020年11月26日 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日の最高裁判所大法廷判決が新聞五紙に掲載されているので紹介します。

 朝日新聞と毎日新聞は写真入りで紹介し、社会面のトップに掲載しています。読売新聞も社会面トップにあり掲載スペースは朝日・毎日新聞と遜色有りません。

 日本経済新聞と地元紙の河北新報は社会面トップではなく、ベタ記事と呼ばれる小さなスペースでした。ベタ記事とは新聞社の判断で重要性の低い記事に位置付けられるものです。河北新報は【奥州市の電波望遠鏡】がトップで、その下に掲載しています。

 日本経済新聞は【三島由紀夫氏の矛盾を問う50年】と題した記事と、【外国籍の高校生に日本語学習を正式単位に】の記事が上位でその下になっています。広告と挟まれた感があるので重要性は感じられないです。

 毎日新聞は見出しに【宮城・岩沼】と記載しており、他の新聞社は記事中に岩沼が記載されています。最高裁大法廷で岩沼市役所の上告が棄却されたと報じられています。記事に懲罰の具体的な内容を記載されているものの、実感がわいてきません。

 些細な言葉が懲罰になっていて、あり得ない出席停止になっている。

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岩沼市は最高裁で敗訴

2020年11月25日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市役所は最高裁判所に上告していた『出席停止処分取消等請求事件について』は敗訴しました。
 過去の最高裁判決や憲法解釈を見直す際などに開廷される【大法廷】での判決です。

 私たちが受けた『懲罰の出席停止』は、昭和35年最高裁判決によって司法の適用が除外されていました。しかし、今回の判決で、司法の適用になりました。実に60年ぶりの判決見直しとなったのです。

 主文において、市民から選ばれた住民の代表である議員は、懲罰により出席停止されたことで議会での言論の自由を奪われることが憲法解釈上好ましくないなどの見解がありました。私らに受けた懲罰の出席停止処分は、実に理不尽なものでした。

 言論の自由どころか議員の身分を驚かす報酬を、警察や裁判所の判断無しに独断で減額した岩沼市役所側の敗訴です。判決内容は報酬などを具体的に踏み込んでいませんが、今後出席停止は司法判断となるとした歴史的な判決です。

 それにしても何とも恥ずかしいのが岩沼市役所ではないだろうか。市長擁護派の議員が下した懲罰かもしれないが、市職員が法律を勉強し忘れ、市長擁護派の議員とグルになり共に懲罰を繰り返すことを楽しんでいたかもしれません。

 元議会事務局に在籍していた2人の職員は、懲罰連発後に総務部長にまで立身出世しました。またもう一人も若くして課長になっているのが現市長の人事です。定年退職した元総務部長は市の出先機関に管理職として今も働いています。

 裁判に敗訴したことで岩沼市役所は、何らかの責任を負わなければなりません。その前に言論の自由を奪った議会議員は、反省するのだろうか。懲罰を主導した元議長ら、また従順だった現議長。そして善悪の区別がつかない議員の顔が浮かぶ。

 最高裁敗訴判決で4年間に8回も懲罰を繰り返した議員らにも天罰ありますように!

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