その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(国勢調査「え」)

2011-07-11 12:13:17 | 夢屋王国

露地もののイチゴの季節は終わってしまいましたが、四季成りイチゴは、ポツリポツリと花を付けます。今朝もまた早起きはしたのでありますが、ムラの鎮守の神様の夏祭りが終わり、旗ざおを降ろさなければならない。催事は集落での行事となり、各戸の男衆に招集がかかっているので、朝仕事はお休みであります。久し振りの釣行で、年甲斐も無く素肌を露出したので、直日焼きではありませんが、照り返しで肩口が日焼けしピリピリと痛み、戦闘服の袖を通すのが少々苦痛ではあります。
数こそ釣れなかったものの、缶ビールと雰囲気に満足し、少々疲れ気味…たとえ今回は笑顔で送り出してくれた『オッカーザウルス』の前ではあっても、「疲れたぁ~。」の言葉は禁句であります。「楽しかったぁ~。」と言うのが、家庭円満の秘訣、家庭内マナーであります^^;
              
家庭円満…えんま…閻魔コオロギ?
草むしりをした畑のあちらこちらでエンマコオロギの幼虫が顔を見せるようになりました。冥界の王にして、地獄の裁判官と伝承される「閻魔大王」の名を与えられた割には、幼虫はご覧のように『白い腹巻』をしてお腹の冷えを守っている(あくまでもイメージです^^;)…失礼してお尻を眺めますと、彼は♂であることが分かります。ご存じかもしれませんが、♀の場合は産卵管を含めて3本の槍がある…閻魔と名のつく由来の顔立ちは、秋口に大人になった彼らをもう一度ご覧いただくことにしましょう。
彼らは、雑食性とされますが、植物の食害現場にはあまり出くわさない。夜行性で夜のお仕事のためと思われますが、追々どんな食べ物を漁っているのか調べてみたいと思います。スズムシなど、キュウリを与えるイメージですが、飼育の際は共食いを避けるために煮干しなどを餌として入れてあげる…これが雑食と言われる所以でありますが、今の時期ならば、少々キュウリをかじったとしても『夢屋国王』は許すのであります。
今朝の『キュウリ爆弾』本数24本…^^;

No.026 エンマコオロギ Teleogryllus emma 昆虫綱 直翅目 コオロギ科
学名にも「emma」が付いているのです。秋には、彼らの腹囲はメタボな状態になるのはご存じのとおり。雑食と言われるグルメぶりを調べれば、メタボな体型の原因が追究できるかもしれません…^^;

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夢屋国王の休日

2011-07-10 22:19:30 | 夢屋王国

昨日、山形市在住の『さくらの季節さん(H.N.)』(私は『さくら子ちゃん』と勝手に呼んでおりますが…^^;)が、置賜地方の大雨注意報を心配して、ひとこと欄にメッセージを残してくれました。ハイ!午後2時の猛暑の中、『夢屋国王』はひとり水田の中干し作業を行っておりました。30mも溝切り機械を押していると汗だくになり息が切れる。体力が落ちたなぁ…などと大きな勘違いをし、もう少しのところで熱中症になるところでした。手洗い用に持参したポリタンクの水を飲み、最後は頭からかぶって栗の木陰でひと休み…雲行きが怪しくなり涼しい風が吹いてきたと思ったら、滝なりの雨、軽トラックで雨宿りをした後、何とか作業を終えることが出来ました。
中干し作業さえ終えれば、稲作は折り返し地点であり、ひと息つける頃合であります。
  
猛暑そして大雨の中、作業を強行したのは、本日の埼玉遠征のためであります。久々に『夢屋国王』の横顔と『関名人』のどや顔の登場であります。50オヤジの白い腰痛ベルトが痛々しく、一説によれば37℃を記録したという猛暑日に、ビール6缶を開けながら、遂にはポロシャツを脱ぎ捨て、無様な醜態をさらしております。
            
『関名人』は、ゲスト参加ながら総合2位の成績…へら釣りへの飽くなき追求心で、めきめきと腕を上げ、今や『夢屋師匠』は教えを請う立場となっております^^;
『夢屋師匠』の浮きには、アオモンイトトンボがのんびり羽休め…つまり、師匠の浮きは一切動かないのであります。師匠の興味は、埼玉県産イネの回りを飛んでいる「イネヒラタヨコバイ?」と冷たい缶ビール…束の間の休日を楽しむ『夢屋国王』でありましたとさ…。

ちなみに、ここのところ早起きして一生懸命働いているので、我が家のオッカーザウルスも笑顔で送り出してくれました。当然、帰り道、那須高原S.A.で、「焼きたてスイートポテト」のお土産を買いましたけど・・・^^;

追記)夢屋国王が、『アオモンイトトンボ』と同定したトンボは、一般的に見ることが出来る「クロイトトンボ」であろうと思われます。まぁ、あんまり関係ないか…^^;

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夢屋王国(被害調査3)

2011-07-09 13:18:48 | 夢屋王国

「まゆはきを 俤(おもかげ)にして 紅の花 (松尾芭蕉)」
ご近所の奥さんが栽培している「紅花」であります。『眉掃き』とは、白粉を使った後に眉を払う刷毛でありますが、白粉(おしろい)などという言葉は死語になりつつあります。ファンデーションにコンシーラー…とかく女性は大変であります^^;
「紅花」の葉は、鋸歯(きょし)…ギザギザの葉でありまして、これがトゲになって触ると痛い…これを『眉掃き』に見立てたのは良いけれど、実際に使ったら痛いだろうなぁ…芭蕉の句を思い出しながら、また妄想の世界に迷い込む『夢屋国王』であります。
  
キャベツに続き、『夢屋王国』内のネギもまた、虫たちのご馳走になっておりました。ネギの白い部分を重視する『根深ネギ』であれば、あまり気になりませんが、「九条ネギ」や「仙台小ネギ」のように『葉ネギ』として利用する場合は、一気に商品価値が下がってしまいます。ましてや…
  
大胆にもこの食害ですからぁ~。こうなれば、現行犯逮捕であります。巷では、供述調書の捏造や誤認逮捕があったりと『取調べの可視化』が論議されておりますが、『アマお奉行』のお白洲に引きずり出すために、葉をカットしてみますと…
  
『夢屋国王』自慢のネギを内側からバリバリと食害しております
        
緑に茶色に黒…色に騙されてはいけません。変幻自在の体色変化…巷を騒がす『夜盗小僧』の一味を一網打尽にしたのであります
さて、名奉行『遠山のアマさん』による彼らのお裁きは…キャベツの場合と違って、一本一本のネギの葉の中に潜んでおりますので、そのまま葉を欠いて『江戸所払い』を命じたのでありました。
緑と茶色と黒が、同一人であると証明するために、一味の一部は国王の100金タッパーに収監されておりますが…(我が家のオッカーザウルスには、内緒ですけど…^^;)

No.025 ヨトウガ Mamestra brassicae  昆虫綱 鱗翅目 ヤガ科
『夜盗虫』と呼ばれるように、日中は土の中に潜んでおり、夜な夜な悪行を繰り返すのが一般的であります。『根切虫』と呼ばれる「カブラヤガ」「タマナヤガ」も同類ですが、ネギの葉の中やキャベツの葉の中に潜みこむと犯行は大胆になるようです…夜な夜な、オッカーザウルスの目を盗んでは、『第2サティアン』に出入りしている『夢屋国王』も同類かもしれない…^^; 

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夢屋王国(被害調査2)

2011-07-08 12:19:38 | 夢屋王国

『第1サティアン』所有者である友人Tに対し、「第2サティアンは、不便の中にオジサンズの夢の原点がある。もう一度、原点を思い出すのだ…。」と復古主義、原理主義を熱心に説いていた『夢屋国王』でありましたが、ポータブル発電機を手に入れるとアッと言う間に配線をし、蛍光灯を点灯し、換気扇を回す文化的な生活を始めてしまいました。あとはCD付きラジオを調達して、扇風機も必要だ…不便の中にあるはずの夢の原点は、無残にも崩壊して行くのでありました…^^;
              
こうして『夢屋国王』が、文化的生活という毒素と梅雨の長雨に翻弄されている間に、『夢屋農園』の畑エリアで、とんでもない惨状を目の当たりにすることになりました。自慢のキャベツは「ハモグリバエ」に「モンシロチョウ」、「コナガ」に「ヨトウムシ」、「タマナキンウワバ」と「シャクガの類」、「カブラハバチ」…ざっと数えただけでもこれだけの幼虫たちの養育施設になっておりました^^;
              
「モンシロチョウ」がキャベツの外葉を食べている内は、寛大な心を持って接してやろう…などと、偽善者を装っている内に、大切な結球部分まで侵略を受け、アッと言う間に30匹ほど、丸々と栄養を貯め込んだ輩を指で摘み捨てるハメになるのであります。
              
ましてや「ヨトウムシ」は、『夢屋国王』の博愛主義を利用して、平然と芯の部分まで食害していきます。こうなる前に、不織布を伏せておけば、ある程度の被害を防ぐことが出来たのですが、もう後の祭り…今回ばかりは、薬剤散布を選択せざるを得ません。
量販店から「スミチオン乳剤」を購入し、いざ散布と思いきや…もともと殺虫剤を散布しない方向で栽培してきたものですから、小型の霧吹き型散布器は、お尻の部分に穴が開いている…さらに『大人のめがね(老眼鏡とも言う)』を持参しないで「スミチオン乳剤」を買ってしまったものですから、適用作物に「キャベツ」が掲載されていないことに後から気付く始末であります。
「ホウレンソウにも散布出来るのだから、何とかなるべぇ…。」(夢屋国王)
実は、こうした、いい加減な薬剤散布は、後から泣きを見るのであります。基本的に人間に対する害が無ければ…他の作物にも使っていることだし…それでも小心者の『夢屋国王』は、一抹の不安を覚え「スミチオン乳剤」の適用範囲を調べ直します。
「あ"~!!!!!!!!!」(夢屋国王の悲鳴)
「スミチオン乳剤」は、アブラナ科植物に薬害が出る恐れがあります…ですと。
中段のキャベツの褐変した葉の部分が、薬害の生じている部分であります。用法と用量は適切にお使いください…何やら、テレビCMに出て来そうなフレーズが頭を過ぎった瞬間でありました。

No.025 No.026 No.027…一気に国勢調査も進みますが、数が多いので、再度調べながら解説いたします^^;
本日の『キュウリ爆弾』の数は、夢屋王国始まって以来の41本を数えたのであります。

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夢屋王国(きゅうり余話2)

2011-07-07 21:40:34 | 夢屋王国

早寝早起き、医者要らず…^^;
今日の『夢屋国王』のお弁当は、夏野菜のオンパレード!自家製レタス・ツルムラサキ・アスパラ・キャベツの煮浸しに、友人Tから押し付けられた塩鮭…「オラは、ウサギじゃねぇ!肉食いてぇ~!!!」
「肉っけ(動物性タンパク質)は自然と口に入るから、野菜を意識してくうどいいなだ(食べると身体に良いのだ)。」これは、亡くなった私の祖母の口癖でありました。夏野菜のお陰か、草刈機械による腰の回転運動が効果的なのか、今年はお陰様で、お腹すっきり、体調良好であります。
              
さて、亡くなった祖母から、キュウリの一番成りが収穫出来る頃、近くにある「山王神社」にキュウリをお供えに行かされました。この「山王神社」には大黒様を始め、神々が合祀されているのでご神体が判然としませんが、神社本殿ではなく、裏にある祠(ほこら)にお供えして来いと言われるのであります。ある日、キュウリをお供えする理由を尋ねると…
そこには、お水神様が祀られていて、我が家の子供たちの水難防止を願掛けるのだという。
水神…『くらおかみの神』…『すさのうの神の孫』・・・『ふかふちのみずやれはなの神の孫』が「大国主命」…と古事記に記されているそうですが、そんな系図で裏手に祀られているのかどうか?いや、むしろ農耕の恵みの水の神様として祀り、水神…龍…河童…キュウリという発想の方が、庶民信仰としてスッキリするのであります。
いずれにせよ、我が家では叔父さんたちも我が子たちも、溺れかかったことはありますが、大きな水難を免れてはおります^^;
子を思う親にまつわる話の第2段でございました。
  
田んぼで見つけた『不思議君』は、今朝、ミミズの死骸の周りでうごめいておりました。彼らは、水に漂い、肉塊のような脚を持っている肉食系なのだろうか?まだ、正体は分かりません…。
本日の『キュウリ爆弾』の数…21本。

No.014(再掲) 不思議君 その正体は、未だ不明…
ちなみに、キュウリの話題と不思議君に何の関係もございません。また、中段の画像は、昨日、行商の折に訪問した寺院の五百羅漢像の中の「文殊菩薩」でございます。ばあちゃんの知恵に敬意を表して掲載したものであり、決して、水神様ではございませんのでご注意を…m(_ _)m

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夢屋王国(きゅうり余話)

2011-07-06 12:13:45 | 夢屋王国

畑のスペースを埋めるために、我が家では『地這いキュウリ』を植えております。棚仕立ての『節成りキュウリ』を植えれば、見栄えも良く、収穫も楽ではありますが、最盛期には、苗2本で毎日10本以上も収穫出来るので、夫婦二人の食卓には充分であり、苗代金の節約と場所塞ぎには最高の品種であります。『地這いキュウリ』の欠点と言えば、キュウリが地面に着いてしまうので全体が緑色に成らず、半面が黄緑色になってしまうことでしょうか。
朝に6本、夕方8本…もろきゅう、浅漬け、醤油漬け、サラダ…最期は煮て食べる。毎日の『キュウリ爆弾攻撃』は、私が河童にでも成らない限り消化にも限界があり、余った分は、キュウリを作っていない職場の若手やご近所に分けることになります。
              
昨年のとある日、『竹子チャ(さん)』の畑にキュウリが植えられていないことに気付きました。
「食ってスケテ(助けて)くれ~!」と頼むと、息子の『テランチャ(輝夫兄ちゃんの短縮形)』が、大好きだと言う。
「畑、一生懸命なのに、何でキュウリつくんね(作らない)なやぁ?」と尋ねると、家ではキュウリを作ってはいけないと嫁に来た時、舅に言われたとのこと。その時は、その家の家訓的なものであり、事情など聞くべきではないと思ったのですが、昨年『竹子チャ』が急逝し、今年の河川清掃で一緒になった『テランチャ』に、キュウリを植えない理由を尋ねてみました。
昔、じぃさん(祖父)の時代に、子どもが何度か早世し、育たない。そこで占ってもらったところ、一番好きな物を断てと告げられたとか…。それから、じぃさんは、屋敷内では一番大好きなキュウリを作らない、そして食わないことにしたのだという。そういえば、『竹子チャ』の旦那さんの名前は『熊男さん』であり、弟に『虎男さん』もいたとか…強い動物の字を名に貰い受け、丈夫に育てという親の願いが今さらながら伝わって来ました。
『熊男』などと言う名前は、厳つくて、子どもたちの笑いの対象でしたが、『テランチャ』の親父は確かに恐かったけれど、皆に『熊さん』と呼ばれる、気持ちのやさしい人ではありました^^;
              
田んぼの隅に1本だけ植え込まれた稲の苗が「分けつ」し、10本の茎に成りました。今週末は、中干し作業が待っています。
ちなみに、冒頭の画像は、米沢藩の救荒作物として奨励された、生垣にもなる「ウコギ」の新梢であります。中段の『ハエ』の同定が出来なくて、キュウリの話題で本日は投了であります…^^;

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夢屋王国(国勢調査「だ」)

2011-07-05 12:54:42 | 夢屋王国

『夢屋国王』の友人にして、オジサンズの溜まり場である『第1サティアン』の所有者である友人Tの庭に咲くユリのおしべであります。一本のめしべを取り囲む様子は、モテないオジサンズの姿、そのものであります。毎日、毛虫やハエの画像では、全国の女子高生に相手にもしてもらえない…冒頭の画像くらい淡いトーンに仕立てたいというスケベ心でございます。
さて『キスジ小僧』こと、「キスジノミハムシ」にお白洲でシラを切られた『遠山のアマ奉行』は、土中での悪行の動かぬ証拠をつかむため、潜入調査を開始したのであります。
              
カヤの間に身を潜め、息をひそめて『キスジ小僧』の悪行を追います。がしかし、『夢屋国王』が裏舞台を覗いてみると…
              
お尻丸出しの状態であります。もうちょっとマシな身の潜め方をしてほしいところですが、最近、肥満気味のお腹がジャマをして身を隠し切れません。(若い頃は…。己の体力の低下を自覚せずに、職場の若手に大見得を切り、張り切りすぎて大怪我をするタイプ。実戦にはもはや向かないことを自覚すべきであります^^;)
土台、土の中の悪行を暴くのに、空から眺めて証拠がつかめるのならば苦労はしないのであります。
              
むしろ、『アマお奉行』の足元には、「タイムボカン」に出て来そうな、ガスマスクを着けた悪の二人組(♂♀)が闊歩しているではありませんか?
「なんじゃ、これりぁ~!!!」(夢屋国王…ジーパン刑事:松田優作に成りきって)
どうやら「ダイズコンリュウバエ(体長5mm程度)」というハエの仲間らしい。
成果の上がらない捜査に疲れた国王は、110円缶コーヒーを買い求めるために、途中の自販機に寄ったのでありますが…
              
やはり捜査に厭きた『アマお奉行』が、ちゃっかり、つり銭の返却を待っております。
「あんた!最近、小金を貯め込んでいるって…こういうことだったのねぇ…~~;」
『夢屋国王』には『キスジ小僧』の悪行よりも、『アマお奉行』のつり銭詐欺の方が、悪行に思えた朝でありましたとさ…^^;

No.024 ダイズコンリュウバエ(大豆根瘤蝿) Rivellia apicalis 
                      
昆虫綱 双翅目 ヒロクチバエ科

文字通り、幼虫は大豆の根に付く「根瘤」を食害するハエであります。配偶行動では、長い口吻を交わせる…いわゆるキスをしているような行動を取ると報告されています。
もし、興味がありましたらコチラでご覧ください。
http://zoo2.zool.kyoto-u.ac.jp/ethol/showdetail.php?movieid=momo051009ra01b&embed=on 
『夢屋国王』は、朝仕事の帰り道に出会ったハエなので、キス行動は確認しておりません。♂♀で寄り添って活動していたので、もう少し忍耐力があれば、確認できたはずですが残念!

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夢屋王国(被害調査1)

2011-07-04 12:18:22 | 夢屋王国

我が家の『オッカーザウルス』が家を空けている隙に、オジサンたちの夢と希望と憩いの場である『第2サティアン』を少しずつ進化させております。今週中には、ネットオークションで手に入れた発電機で通電し、来週には通路の表土をはく離し、敷き砂利をして『ロイヤルロード』を完成させる。そして、山砂を盛土して『屋外パーティ会場』を整備する…将来的には、今、ガラガラのぶどう棚にキウイとあけびを這わせて『夏のビアガーデン』にまで発展させる。(国王の野望は、尽きることがありません^^;)
              
さて、『夢屋農園』における「キスジノミハムシ」の悪行の数々を暴くために、背中に遠山桜を咲かせた『アマお奉行』に御出座願いました。
「ヨッォ!金さんお久し振り^^;」(夢屋国王)
 
「葉っぱの食害は言うに及ばず、子どもの頃より、蕪を食害すること明々白々!申し開きがあれば述べてみよ…。」(アマお奉行)
「オラ、蕪の葉っぱを頂いたことは認めるが、ガキの頃に蕪を喰ったとは言い掛かりだぁ~。証拠を出せ!証拠!!」(キスジ小僧)
「証拠…。」(言葉に詰まるアマお奉行)
体長3mm程度のキスジノミハムシの幼虫が、土の中で蕪を食害している証拠…これは、ちと難題であります。
「今日のところは、処分保留のまま入牢申し付ける。」(アマお奉行)←弱腰!!!
土の中での悪行を暴く…新たな課題に頭を抱える『夢屋国王』であります。

No.020(再掲)キスジノミハムシ Phyllotreta striolata  昆虫綱 甲虫目 ハムシ科
正直なところ、どこからとも無く現れるこの虫に有効な手立てはありません。「アブラナ科植物の連作を避けること」などと無責任な教科書もありますが、ダイコン、ハクサイ、キャベツと家庭菜園では定番の作物を連作しないなどと書かれても無理があります。秋には活動が弱まりますが、この時期は、葉菜類ならば「不織布」の被覆、根菜類ならば土壌への薬剤散布ということになるのでしょうけれど…有機野菜愛好者の皆さんにはウケないでしょうねぇ。自家用ならばまだしも、さぁ、あなたは、この蕪買って下さいますか?


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夢屋王国(国勢調査「ひ」)

2011-07-03 16:37:25 | 夢屋王国

「そこに愛はあるのかい?」
この節、軒下に放置してある『サボテンの花』を眺めていると、思わずトレンディードラマ「ひとつ屋根の下」の名セリフを思い出し、チューリップの「サボテンの花」のメロディが浮かぶのであります^^;
土曜日の朝、我が家の『オッカーザウルス』は、東京の高田馬場に二日間の一般公開講座を聞きに出かけて行ったのであります。
心の中で「我が家のババが、高田のババに…」などと思いつつ、「帰りはいつになる?」との問いに「娘たちのアパートのゴミを出して帰るから月曜日になる。」との答え。彼女が玄関の戸を閉める音を確かめると、思わず右こぶしを突き上げ叫んだ「自由だぁ~!!!」
「少なくてもエンジン音を確かめてから、叫びなよ…。」と帰省中の長女が冷ややかに呟いたのでありました…^^;
娘たちが帰ってきて二週間、中年夫婦の二人暮らし…静寂が一変しました。とにかく賑やかである。しかし、国王の生活リズムは守らなければならない。赤タマネギを収穫し、跡地の草むしりを終え、腰の痛みを伸ばしていると…
              
ぶどう棚で、同じように腰を伸ばしている輩がおります。腰を伸ばしているというよりも、踏ん反り返っていると言ったほうが適切でしょうか?蛾の幼虫たちの得意なポーズではあるのですが、腰に負担が掛からないのかと要らぬ心配をしてあげることになります。
              
虫嫌いな人が見れば(←基本的に嫌いな人は見るのもイヤ)黒くて長い毛虫(←そう、毛虫もイモムシも長くてキモイ存在でしかないのでしょうけれど…)の腰が分かるのかと言われそうですが、将来の脚になる「胸脚」が3対、「腹脚」が4対あるので、腹と胸の間が『腰』ではないかと『夢屋国王』は思うのであります。
折角、束の間の自由を手に入れたのだ…やりたい放題、し放題^^;
『夢屋王国』の国勢調査は、まだまだ続く。

No.023 ヒメトラガ(幼虫) Asteropetes noctuina  昆虫綱 鱗翅目 ヤガ科
世の中には奇特な方がいらっしゃいまして「幼虫図鑑」なるものを公開していらっしゃいます。検索結果から『ヒメトラガの幼虫』と同定しましたが、トラガの一種であることは間違いありません。ぶどうの害虫では、「ブドウスカシバ」「ブドウトラカミキリ」が有名で、我が家の「巨峰」の枝も毎年「ブドウスカシバ」の侵入を受け、枯れ折れてしまいます。今のところ、甚大なる食害を行っていないので『姫』の名に免じて放置しておくことにします。
「そこに愛はあるのです」(←単なるスケベ心ですけど…^^;)

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夢屋王国(国勢調査「な」ver.3)

2011-07-02 10:55:47 | 夢屋王国

「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」(小野小町)
花は桜であるから、我が身に降りかかる雨は、春雨ということになるのだろうけれども、鬱々とする梅雨空をイメージするのは、私だけでしょうか?絶世の美女と謳われた「小町」もお肌の衰えを感じ、巧みな掛詞のオンパレードで、アンチエージングに励んだのでありましょうか…^^;
今日は、とにかく暑かった。仕事は久し振りの外の営業…部下と『行商』と称して、半日歩き回り、ハンカチをタオルに持ち替えて屋外で働くオジサンに変身いたしました。
私には『行商』に飽きたときに立ち寄る『街の親切な電気屋さん』がある。今日は、アイスクリーム「モナ王」を片手に、電気屋さんのショールーム(オヤジさんの作業場と化しているのだが…)で一服させていただいた。
そして、おカミさんが、急に語り出す「夢ちゃん!私、乳がんだったのよぉ~。」
そして、あれやこれやと彼女の闘病生活を聞かされたのであります。
              
がん患者の心理は、「衝撃の段階」「不安定段階」「適応段階」というステップを踏むと言われているようで、彼女の場合は既に手術も終え、残された時間を精一杯生きようとされている。「残された」と表現するのも、残念ながら彼女の場合、進行性のガンとのことだからである。どこまでも明るく話をされるのだが、どうやら躁と鬱が交互に訪れるようであり、こうした心理状態は本人にしか分からない世界なのだと思いつつ、彼女の話に同調と冗談を混ぜ合わせながら、ひと時を過ごしたのでありました。
              
病気になって初めて気づく「健康」のありがたさ。明日はまた来ると思い、安心して眠れるありがたさであります。
さぁ、健康で働けるうちに『国勢調査』を進めよう…本日は、春ダイコンの葉に訪れた「ナガメ」であります。葉がボコボコですが、これは赤い彼女の仕業ではない…濡れ衣というものである。彼女の顎の下にいる「キスジノミハムシ」の仕業なのであります。彼女たちは、アブラナ科の作物を吸汁しますが、小さな白い斑点が残るだけ…大量発生でもしない限り、恐れるほどの被害は被ることは無いと『夢屋国王』は確信しているのであります。
重い話題の後は、「眺め」と「長雨」…「ナガメ」、「我が身世に降る」…「濡れ衣」という、『夢屋小町』の言葉遊びに気付いていただければ、拍手をお願いいたします^^;

No.022 ナガメ Eurydema rugosa  昆虫綱 半翅目 カメムシ科
英名が「cabbage bug」と言い、漢字も「菜亀」が充てられる。『夢屋国王』から、畑のおこぼれを頂戴するだけですから、花(翅)の色の移ろいを眺めさせていただきましょう^^;

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