その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

桃栗三年、六十年^^;

2024-09-29 08:06:01 | 巡礼

栗は、虫媒花だったんだぁ…で、あの雄花の匂い^^;

 なるほど、それで花が咲く頃は男性の「〇△液」のような香りが漂う訳なぁ…今頃になって感心しております。「九里より(四里)うまい十三里」ってね、秋の栗、サツマイモは女性ウケが良いようでありますなぁ。昨日も『おやじぃ』んちの大きな栗が欲しいとお客様からご注文をいただきましてね、おそらくは今年最後になるであろう大振りの栗だけを厳選してお届けしました。1kg以上の栗をいっぺんに欲しいとのことだから、栗ご飯というよりは、「渋皮煮」に違いないとお買い上げ先のご婦人の料理を想像しております。これから、ポツ、ポツと落ちてくるであろう小さな栗は、拾い集めてオッカーに渡すことにいたしましょう。栗の皮むきも大変な手作業なんですが、好物だとその手間を惜しまないから不思議である。「そうそう、アンダは何でも食べる元気な子に成りなさい。」…そうすりゃ~農園の作物は、全て美味しい料理に変わるはずであるけれど、好きなモノと嫌いなモノが極端に分かれるようである…これ以上は言いますまい(笑)


82歳の同級生…まだまだ現役?

 さて、『おやじぃ』の田んぼの稲刈りはいつになるのでありましょか?昨日は、消耗したバッテリーを交換し、脱穀後の籾を運搬する袋を軽トラックに搭載して終了。本日は、コンバインの清掃を『弟子』は命じられておりますが、「アクセルレバーが戻んねぇ~!」ですと「ワイヤーが錆び着いたんだべぇ?」と『弟子』が言うと、「ならば相田医者の出番だわなぁ。」ですと…通称『Dr.A』…彼は農業機械整備歴60有余年の名医である。(今時のマイコン制御のトラクターは扱わないけれどね^^;)何故か彼がエンストしたコンバインのある場所をトントンと叩くと動き出す。(その場所を教えてくれないのだよ…ケチ^^;)『農は仁術』…往診時間30分、コーヒーひと缶で、無料で診断・治療をしてくれる貴重な町医者でありますよ(笑) コンバインの清掃箇所まで指導を受け、丁寧に古い籾を取り除いてから「明日から稲刈りでぎっぺ?」と聞くと『チャオちゃん』宣わく「明日は、乾燥機の清掃!」ですと…どこまでもマイペースな『師匠』である^^;


夜は『あかり君』の送別会…A5ランクだべ^^;

 はてさて、縁あって四国愛媛から我が在所に移住した『あかり君』ではあるけれど、色々な問題を抱え、離婚しこの地を去ることになりました。きっと彼とは二度と会うことはないだろう…『おやじぃ』たちは奮発して、A5ランクの「米沢牛すき焼き」で最後の晩餐会を開くことにした。会費制のはずなのに、会費が集まらない不思議?(結局、『おやじぃ』の持ち出しのようである…オッカーには内緒でありますよ^^;)怨み辛みは数々あれど、近隣の者たちには感謝の言葉を述べていったし、また、彼の働きも周りの者たちは認めているところである。しかし、何故に…これ以上は言いますまい。他人には、それぞれの事情というものがある。『大人』が決断したことを、とやかく言っても仕方がないのでありますよ。「石の上にも三年」…彼は十年、この地で慣れ親しもうと努力してきたのだから、『失われた十年』などと言わず、これからの十年を充実した人生に変えていただきたいものである。桃も三年、栗も三年…おバカな『おやじぃ』たちは、長男はそういうものと半ば諦めながら、不平不満を溜め込んでこの地で60年を生きてきた。それはそれで良いじゃない…残る20年(あるかなぁ?)もっと遊んでやりますよ(笑)


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